昨日の付け足し

書き忘れたことは弦でした。張ってあるのはどちらもSadowsky Blackステンレス045-105になります。最近、多弦楽器には少し工夫したゲージセットを組んでおり、それが可能なKen Smith弦に移行しています。ただ、コンベンショナルな4弦ベースに、芯線において.020刻みの並びで不満は無く、単純に音の好みで選んでいます。ただしサド弦が高くなってしまったので、そうなるとスミス弦がコスパ良く、Taper core medium、即ち44 63 84 106を選びます。価格面で今後はスミス弦比率が増えるかと思います。

それで、今回比較しようとした時に、ブルーのアルダーの方は2年以上前からの張りっぱなしサド弦で、サンバーストのアッシュが上記のスミス弦へ半年前に替えていたという状況でした。

PUの比較動画を撮ろうとしていたので、ボディ材・PU搭載位置の違いを際立たせるためにも弦は同じ銘柄にするべきと考えました。であるならば古い方を新しいのに合わせる、というのが正道と思いましたが、どちらが現状で気に入っている音か、に則ればサド弦が正解となります。

今ここでサウンドハウスの価格を見るとスミスの2980円に対し、サドは5580円です。バカバカしいと思いながら他の入手経路を調べた結果、3087円というのが見つかったために、それならばと購入に至りました。

さて、サンバーストの弦交換は1週間前、対するブルーの方は思い出せないくらい昔で、2年は経ている、としたらこれはハンディだと誰もが考えます。同じ土俵じゃないよ、と。サドウスキーは過去2年の間に生産体制を刷新してしまいましたから、もしかするとブランド弦も別物になってしまった可能性すらあります。

なのですが、私の感覚によれば、ブルーに張った古い弦でも、別に今仕事で使って問題ないと感じるのです。実際持ってってますし。

それどころか、2週間前の仕事でご一緒し、私のバンドを聴いていた技術面に明るいベーシストの方に、アクティブだと思った、と演奏後に伝えられました。足元へは昨日紹介したペダルがあり、アンプはマークベースでした。

というわけで、その時の古い弦は全く問題なく機能していたので、私としては新品に足並みを揃える気はありません。サドが長持ちするのかなんなのか、よくわかりませんが、一般的に、私には弦が死ぬという状況が「自身の楽器」には起きませんので、およそいつものことです。

というわけで、この時ブルーのベースへはHumpback Engineering製のピックアップへ載せ替えて初本番(リハーサルでは使ってました)だったのですが、ちょっと驚くくらいに音が変わりましたので、その辺りをキャプチャーすべく動画を撮ろうと思った次第です。どうせならサンバーストも替えてしまって。

動画ならびに録音物が公開されるか否か、そこはまだ具体的なものはありません。撮りは昨日終えており、編集等は今後の課題となります。自分では映像編集をしたことがありません。またその場合に10年落ちiMacが通用するかも不明です。というわけでこの話は一旦ここまで。

で、もうひとつ。ブルーのクルーズ・ビンテージラインのJBに、PUを戻す半田付けを行っていた際、ブリッジPU用ボリュームポットの真ん中の端子、つまり入力を受けるところがポキッと折れてしまいました。ポットはいくつか持っていたはずと思い、在庫を調べましたが同じものはありません。

刻印によると250kJと書かれており、JカーブのCTSとわかりました。調べるとクルーズが別注品として持っており、1200円以上もする高額品でした。JBのボリュームポットは、やはりネック側・ブリッジ側と同一でなければと思うわけで、明日買いにいきます。お店に伺うと、2014年頃からのビンテージラインに使っているといったことをおっしゃっていました。

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