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Dunlop Synchro Weather 装着
12月に入ると降雪の心配が始まります。東京在住でも車移動中心ですので、年に1、2度降るだけの雪にも万全でなくてはなりません。これまで夏用タイヤに加えてスタッドレスタイヤを履いたホイールを準備し、主にクリスマスから誕生日(2月)をカバーする期間で交換する二毛作作戦で対応しました。以前は、本当に倹約精神に乏しく、使わないタイヤはディーラーに有料で預けて、年間2万だったかと履き替え2度の工賃で3万近くをタイヤ維持費に献上したものです。
ミニのときは、純正17インチの夏タイヤが装着されており、momoブランドのスタッドレスを付けた中古16インチタイヤ(純正ホイール)を購入し、1シーズン使用した後に、夏タイヤへ戻さずに、そのホイールで初めてオールシーズンタイヤに付け替えました。ミシュランのクロスクライメート("2"ではない)というモデルです。このオールシーズンタイヤで夏も走りきる、従って、当分の間タイヤ交換をしなくて済むという思惑でしたが、期待は裏切られました。ドライの走行性能は割り切ってしまえばOKなのですが、豪雨の高速道路でアクアプレーニングの発生が早く、90kmでも走れないという経験をもって、このタイヤもスタッドレス同様、冬の間だけ使おうとなったのです。
雪道は、東京で乗る限り、スタッドレスでもオールシーズンでも大差ない印象でした。地方へ行く場合でも、チェーン規制でないかぎりオールシーズンで走行が認められるので、どのみち気をつけて走らなければならないのであれば、私にとっては充分です。
というわけで、ミニの時代にも結局二毛作であったわけで、今回プジョー308になってどうしようかと、乗り始めた時点から思案を始めていました。
ぼちぼちそうしたテーマでYoutubeなど探っていくうち、ダンロップからシンクロウェザーというオールシーズンタイヤの新作が発表され、話題になっていることを知ります。ドライやウェットの性能を夏タイヤに比肩するレベルに引き上げたらしく、これならば通年履いていられるのではと、再び期待を寄せました。
問題は高価なことで、価格ドットコム調べで、今履いているホイールに合う225/40R18は65780円。工賃2200円として加算すれば、271920円となります。何年/何キロもつかはわかりませんが、これは大きな投資となります。私のGTより下位グレードでは17インチを装着するので、225/45R17ではどうか調べます。50930円でしたので、同様に計算すれば212520円。差額は59400円となります。そこにホイール代は含まれていませんので、6万弱でもしも入手できるならば総額を抑えることができ、18インチセットも温存できるので失敗のリスクは下がります。つまり、シンクロウェザーのドライ/ウェット性能が言うほどのものでなくても夏タイヤに戻して二毛作が可能というわけです。18インチに付け替えてしまえば、一度外した夏タイヤが、余計に劣化を進めることが考えられ、得策ではありません。
それでヤフオクやメルカリでプジョー純正ホイールの中古をずっと見張り続けて幾年月?、夏用アジアン・タイヤを履く17インチホイールを発見しました。傷は多めで溝も減っていますが、インセットやナット位置などで完全な互換が取れていることがわかり、躊躇なく落札しました。出品者が業者だったためタイヤは廃棄していただき、送料が半額となったのは福音でした。支払ったのは38900円。
自宅から一番近いオートバックスへ行って見積もりを取ると、金・土・日限定の割引が適用され、工賃込みの総額173037円が提示されたので決断しました。タイヤ代が約2割引、Vポイントの特典を使用でき、171977円。先のホイール代と合わせて210877円が、今回のオールシーズンタイヤ(と17インチホイール)への支出総額となります。ちなみに同じ割引が18インチ用に適応される場合、コストは220925円となりますから、10048円ばかり浮いた計算なので納得です。
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新車装着の18インチタイヤは2685kmを走行。オールシーズンの17インチは4kmほど走ったのみで、その第一印象は、想像以上に乗り心地が良くなった点です。プジョー308GTは18インチ、レスオプション仕様と見做されるアリュールは17インチとなっており、かつての中古ミニがオプションで選ばれていたインチアップの17インチから冬用を標準の16インチに下げて正解だったように、やはり扁平率の高いタイヤの方が良いことには間違いがないようです。難点はホイールに描かれるブランドロゴが旧タイプなことだけです。ミスマッチが恥ずかしい。走行を重ねたらまた印象を書きます。
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