師走初仕事と花束
12月に入りました。11月最後の日と12月最初の日は都内と山梨で演奏仕事が連続しました。前週に体調不良のために1.5倍くらい寝たことで、痰や鼻水は治りきらないものの元気いっぱい。かえって寝過ぎのためか首が痛い。
昨日の山梨と言えど、1時間ちょっとで着いてしまい、そんな余裕の中、いいドライブができました。有料道路、高速道路を使わず、津久井湖・相模湖を縫う山道はプジョー308なら得意とするところです。18インチのタイヤは、想像より曲率の高いカーブでステアリングを切り増しするような場面で、まるでグリップを失いません。とても安心してペースを維持できました。1.5リットル・ディーゼルエンジンのトルクは、ゆっくりな前車について行くような場面でも、回転を上げずに静かに進みます。私はこんな山道でも「エコモード」で運転します。ノーマルはほぼ使いません。
仕事の方は、よくある「トラ」でしたので、私以外はレギュラーメンバーで、クリスマス仕様のゲストボーカルの方がいました。その方の歌に関しては、用意されるバンドの譜面とはキーが異なり、全体で5曲は移調で弾きました。初見の移調も全音下げくらいならまだしも、音符びっしりの譜面で、1曲は5度上げでしたので、しかも速い曲ですからちょいちょいミストーンを出しました。リハ一切なしなので、すみません。実際これは無茶振りなのです。単純な全音下げの方でも、原譜のDbキーをBに下げる、というのは罠がいっぱいあって疲れます。私は、それでもトナカイの被り物を喜んで着用し、楽しく演奏しました。
到着後には昼食として干瓢巻と稲荷寿司の詰め合わせが出て、テーブルにはお菓子がいっぱい。夜ご飯として20cmのピザが一人一枚とカレーライス、という炭水化物責めでした。昼ご飯を2度に分けて食べて充分でしたので、ピザとカレーは持ち帰り、今日食べました。
歌手の方へ立派な花束が贈呈され、それは私が引き取ることになりました。終活のため持ち帰りたくないのだと仰います。私より若いのに。
それを飾る花瓶もないので、ならば墓へ供えようと、休日だった今日、ここから30分ほどの場所にある両親の眠る墓地へ行きました。ふたりとも8月が命日(月)なので季節外れですが、この墓地のロケーションが好きで、たまに来たくなります。久しぶりとはいえお盆以来です。それほど間が空いていない。
私がこの墓へ入れば後に続く人はおらず、終了です。死ぬ前に墓仕舞いしてしまったほうが良いのでしょうか。しかしそうなれば埋葬される場所がありません。みなさん、家系の最後の人はどうされているのでしょう。終活は大事ですね。
さて、師走の忙しさは、主に溜まった譜面書きに追われることが必至で、今日は束の間の休息を得ようと、せっかく車で出ているのでオートバックスへ向かいました。308の純正オーディオに我慢できないためです。
購入時に、軽く情報としてはあったリミテッドエディションが、たしか50万くらいの上乗せでフォーカルのスピーカーとサンルーフ、本革シートが付属するのだったと思います。そもそも新車購入も英断でしたので、それを選ぶ余裕は皆無とあって、本気で検討しなかったことを後悔しています。その3種は神器と言ってもいいくらい、私は欲しいアイテムでした。加えてスペシャルカラーのグレイがあって、もしその在庫があったならばベットしていたかもしれないのですが、白しかない状況でしたのスルーしました。フォーカルのユニットでしたら、前車のDS3が同様のオプションを有しており、そこそこ不満が無かったためです。
以前、ボルボV40の時にお世話になった店員さんと、当時のようなカスタムを予算は半分以下で、とお話ししながら見積もりを取ると想定外の25万コース(7年前は40万使った…)。18万と上限を設定していたので断念します。その根拠は冬に備えタイヤ一式を22万円ほどで購入する計画で、音と合わせて40と決めたからです。その資金はアップライトベースを売って捻出します(すでに委託済み)。
プジョー308のサウンド設定は3バンドEQがあるのみで、各々±で15段階。現在、高音は-2、中音は0、低音は-6(-7で全切り)にしています。それでもローがうるさい。音質調整を可能にするDSPと、フロントだけでもまともなドライバーに替えようとして、合計25万。どちらかだけで済ますことも考え、やっぱりDSPになるのかなぁ、などと頭を悩ませて帰ってきました。冬タイヤは待ったなしですが、音の方はベースが売れてからゆっくり考え直します。