無線ルーター Wi-Fi6E

たしか2020年に、個人的には待望のpencilに対応するiPad air3を購入し、身辺のペーパーレス化が加速しました。携帯電話は忘れてもiPadは忘れない、そんな風にプライオリティが高く、レッスンをはじめ日常の連絡においても、それ無しには不自由この上ないマストアイテムになりました。

それまでのminiを2世代、いずれもセルラーですが、閲覧用途に限っては、スマートフォンを大きく凌駕するディスプレイサイズこそが価値であると共に、出先でブログを書いたりなどの些少なクリエイティブを含め、私にとっては「社会の窓」たる存在がタブレットの担う役でした。

airの10.9インチディスプレイは、やがて楽譜の閲覧に利用できなくもないことがわかり、楽譜類はpdfにしてiCloudに落とし、レッスンで必要な全資料を常時持ち歩ける利便性と、二度言いますが、手書き入力が叶うことで最強のバディだったのです。

滑り止めの意味合いで、背面には両面テープでリングを貼り付け、紙の質感が得られるという保護フィルムを液晶面に貼る以外、ほぼ全裸、素のまま持ち歩いてきたのが徒となり、数え切れない落下事故によって外傷を負い、あまつさえトップボタンが不能になりました。

アップルストアで、すでに一昨年の時点で修理を打診すると6万円を超える金額で本体交換が可能で、現行での代替機としては無印10が候補でしたが、airに比肩する魅力を感じることができずに断念しました。その頃airにはM1が入った第五世代が来ていたのですが、合わせて第二世代pencilを追加購入しなければならず、用途と価格のバランスを検討の上、見送りました。

当時、ベストなソリューションと考えたのはM1搭載のproを整備品で買うことでした。それでも最安が11万を下回らず、二の足を踏んだのは流れとして当然のことではありますが、最新のairも、もうそれを超える価格帯となってしまい(セルラーモデル同士で)、機能的に肩を並べても、費用対効果を思えば、早い決断に越したことはないなと、今にして思います。

水曜日、使用中のiPadのライトニング端子に、pencilのお尻にある蓋を取って端子を露出し、そこへ挿入して充電していた時、電子ピアノの上面に置いていたのが原因で床へ滑り落ちました。その瞬間を見てはいないながら、pencilのペン先が割れたので、そちら側から着地したことは明白で、幸いなことにライトニング端子付近に損傷はありませんでしたが、pencilは壊れました。破損した部品を拾い集めて本体の元位置へセロハンテープで固定したら、ペン先を認識させることができ、実用が可能でした。ただし筆圧がかからないのか、線が細く、太く濃い文字が書けなくなりました。

といった事の次第で、手負いのiPad airとpencilは、今もまだ稼働を続けています。第一世代pencilなど、すでに第十世代無印のみで利用できるレガシーアイテムですので、これを買い替える道は消滅しました。中古でも動作品はけっこうしますね。これから買うならUSB-Cモデルでいいかと思います。新品価格は13800円、第一世代だとむしろ16800円と高く付きます。

ならば今回、楽譜を見る、という使用法へ更に寄せて13インチのairを狙ってもいいのかと考えてみました。素で128800円、pencil込みで142600円。セルラーにすると更に36000円高。だけれど、せっかく先月からデータ通信sim(b-mobiles・ソフトバンク回線利用、初月は465MB利用で209円でした)を買ったのにe-simのみになってしまい、使用できないとは気分悪い。というわけで、初のWi-Fiモデルへと割り切るべきでしょう。

セルラーモデルではiPadをカーナビ利用するのに必須なGPSが入っていて、Wi-Fiモデルにはそれがない、と認識していますが現状でも変わらないでしょうか。現時点ではスマホ2個持ちで、かつカープレイ対応の車載ディスプレイがあるから、今後タブレットをナビに使うことはないでしょう。そこが生命線だったのですが、環境変化によって脱セルラーできそうです。

昨晩、21時頃にふと、もしかして新製品のサンプルがあるのでは?と思い立って22時まで空いているヨドバシカメラへ行きました。脳がバグっている勢いで、iPadの展示がないこと(第五世代airがまだ買えそうでした)に落胆したか、私は無線ルーターを衝動買いするという愚行に出ました。

6G帯の電波が飛ばせる6Eに対応し、10GのLANを出力できるNECのAtermWX11000T12というモデルが、この条件では最安。出たばかりの1年前は6万近くしていましたが、ポイント込みで実質35000円。ルーターの値段としてはちょっと高い気がしますが、月額550円でレンタルしているNTTのものよりアンテナが多く速度改善が期待でき、返却すればいい。昨年ドコモ光の中の人が、買えば5万円位するもの、と言っていたので一時的な4万の出費はリーズナブルかなと思ってしまいました。

かなり遅い夕食を食べてからXG-100NEからAtermへ交換します。ここで重大な失敗に気付きます。固定電話。ONUから電話が繋がっていると勘違いしていました。Atermには電話を繋げないので、きっとこれは、XGの後にAtermをLAN接続するのが正しいかと思います。ですが一旦機種交換としてみます。固定電話は現在使えません。まったく使ってないけど。

インターネットはすぐに開通し、XperiaとiPhoneは6G帯で通信し、2台のMacやFire TV他、諸々のガジェットは5Gを拾っています。爆速。DAZNは止まることがなく、1.75倍速で見るYoutubeも画質を落とすことなく再生可能。パソコン類では直近にCloudflareのDNSを設定したこともあり、サイト表示は体感10倍くらい速くなりました。Digimartで商品ページをブラウザのバックグラウンドへ複数展開していくなどしたとき、それが多数に上るとMacbook proのファンは最大速度へ急上昇し、読み込みはほぼフリーズ状態にありましたが、今はいたって快適です。

昨晩はここまで。あっという間に午前3時を回って睡眠不足のまま今日が始まり、これを書いています。電話を復活させる方法を調べて、なんならXGのレンタルを続けなくてはならないのは不覚でしたが、まずはネット速度が数値にして4倍以上へ向上したので良しとします。買い物は難しいですね。


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