Lyra1での録音物を少し、の準備編
昨日MOMO TYRESはアジアンタイヤと記しましたが、さっそくYoutubeに関連動画のお勧めが飛び込んで参りまして、見てみると本国メーカー広報の方が主にヨーロッパで生産しているとおっしゃっていました。タイヤ製造は2012年からだそうです。訂正いたします。今使っている、スタッドレスとしての寿命を終えて硬くなり山も削れた状態が割に好きですので、MOMOの夏タイヤにも替えてみたいと思いつつ、17インチホイールに合うスタッドレ(205/45)が、そもそも余り出ていないようなので、やっぱりこのまま履きつぶすかオールシーズンを試すか、保管してあるミシュランを履いた17インチに戻すかの3択のまま、本日も結論は出ません。以上ほうれんそうの報。
で、標題なのですが、実は昨日少しやったのでブツは録れています。Sound Cloudへは今日アップしようかと思いますが、リンクを記事に載せるのは明日の予定です。例によってベースを弾いており、ほんとちゃんと弾かないととは思うのですが、作品じゃないし曲じゃないし、クリックは聞きましたけど適当なので公開が憚られる気分は拭えません。が、まぁいいや。音質比較のためです。機器のテストですのでお耳汚しをご容赦ください(明日はこのような弁解を書くことはやめよう)。
録音に使用したハードウェアは以下の通りです。
・MacBook Pro 13inch 2020 / Core i5 1.4GHzクアッドコア / 8GB 2133MHz
・Big Sur 11.2.3
・Prism Sound Lyra 1 Frimware 1.17.6486 / Audio Control APP 2.0.3
・Floatia Designs TFDI-2(バイポーラバージョン) / JET 24Vアダプター
・Humpback Engineering Thor's Box / Providence 9Vアダプター
・アンバランスケーブル:Van Damme / バランスケーブル:Belden
・モニタリングヘッドフォン:Sony MDR-M1ST
電源ケーブル、USBケーブルは割愛します
目的はLyra1の録音品質の確認で、3本のエレキベースを使用しています。Lyra1は前面に1/4フォンジャックにてHi-zとラインに対応する入力1と、背面にあるXLRとステレオフォン端子の入力2がマイク、ライン、Hi-zに対応しています。入力1と2の違いなども知りたいことの一つではありますが、当然入力端子に対応させる機材を別途接続する必要があり、XLRではライン受け、前面端子ではインスト受け(Hi-z)となっていますので異なる動作をしているため純粋な比較となりません。お借りしているTFDI-2Thor's Boxは、2台ともDIカテゴリーの商品ですが、実際はラインドライバーとして動作し、受けるLyra1も+4のLine入力を待ち受ける状態になります。以下に接続パターンを紹介します。
1 楽器からThor's Boxへ接続し、PARAを入力1へ、DI OUTを入力2へ。パラは入力の折り返しとなっていますので機材を通過しない音が出力されます(Lyraのhi-z inputのみのサウンド)。
2 楽器からTFDI-2へ接続し、balance outを入力2へ、Preamp Outを入力1へ。どちらもトランスを通過して出力されますが出力調整ノブは共通です。
以上2つのセッティングで、1本の楽器での4トラックが生成されます。録音はLogi Pro X 10.5.1で行い、サンプリングレートは48kHz / 16bit(以前ここで紹介したファイルは全て44.1kHzでした)。
TFDIにはゲインとアウトの調整ポットが付いており、今回は3本のベースとも画像の通りの状態です。Lyra1のライン入力に合わせるためアウトプットの出力を決めるポットは8/10まで上げており、ゲインノブは歪ませることのできる設定となっておりますので、やや下げ目の3.5/10となっております。Thor's Boxにもゲインノブがあり、ご覧の通り12時位置より微妙に下げた位置をLyraに合わせる形で調整しています。ですから、この2台のDIは、ご覧のような組み合わせで、ほぼ同じ出力が得られます。ゲインノブは音色に関与しますけれど、これらがベストであったということはありません。私の環境下で、使用する楽器に合わせて歪まない位置を選んでこのようになりました。
それでは使用した楽器類をご紹介いたします。
・Crews Maniac Sound ビンテージタイプJB(型番不明)
アルダーワンピースボディ / ブラジリアンローズ指板 / K&Tピックアップ(モデル不明) / ラッカー / 弦不明 / 改造箇所はヘッドストックの弦押さえを背の高いものに交換して、弦の折り曲げ角を浅くしています / 重量4245g
録音時、ボリューム、トーンは全開
・Freedom Custom Guitar Research セミオーダーPB
アルダー3ピースボディ / マダガスカルローズ指板 / Voodooピックアップ(モデル不明) / ラッカー / La Bella 760FL / ペグをGB640へ交換 / 重量3865g
録音時、ボリュームは全開、トーン85%
・Crews Maniac Sound JB-Modern Punk
アルダー2ピースボディ / エボニー指板 / Seymour Duncan Weather Report / ウレタン / 弦不明 / ネックはエボニー指板のものに付け替え、ペグはHB6へ交換 / 重量4010g
録音時、リアボリューム全開、フロントボリューム45%、トーン30%
以前、フレットレスのサウンドを上げたことがありますが、あちらはK.Nyuiの6弦でしたので、こちらは初となります。3本とも近年の入手で、色々手を加えたり家で遊んでいますが、持ち出して外で使ったことがありません。アンサンブルの中でどのような鳴りになるか、その機会を楽しみにしています。クルーズは、いつの間にか4弦3本、5弦2本と数が増えています。中古価格の安いもので、非常に質の高い出物が見られますので、これからも増えるかもしれません(PBが欲しい)。改造ベースには最適ではないでしょうか。
録音物は16のテイクがあります。
ハードウェア的にLyra input / Thor's Box DI / TFDI DI / TFDI preamp outの4種、ただし録音は前2と後2はそれぞれ同録していますので演奏テイクとしては楽器を替えながら8回の録音です。
JBとの組み合わせで2トラック(テンポ遅めと早め)、PBとFLでそれぞれ1ずつありますので4x4の16テイクです。
各クリップは以前同様、Logic X Pro上では何も弄らずにオーディオリージョンを、ただそのまま書き出しています。クリックとベースの音だけヘッドフォンに返して弾いています。バックトラックを用意した方が弾き易いと思いますし、オケ付きのサウンドの方がわかることが多いかもしれません。ただ現状では機材チェックが主ですので、極力裸に近い状態で工夫したつもりです。
Prism Soundのアプリは、実のところまだ全くわかっておらず、DAWとの連携を始めて試みましたが、なかなかうまく行きませんでした。ちなみに入力レベルを調整する際、マイクとインストにはフェーダーが現れますが、ラインと判断された場合は+4か-10の選択肢しかありません。送り側で調整しろという意味で、なるべく余計なことをしない姿勢を見せています。今回DI側でレベル合わせを行った理由です。Lyraの入力1はいずれもインスト入力でしたが、Thor's Boxのパラアウトから出した信号はパッシブベースの出力そのままですので、フェーダーを24まで上げており、TFDIのプリアンプアウトはアンバランスで行っているのでインスト認定されましたが信号はラインレベルでしたのでフェーダーを一番下げた状態(0にはならず10が最低です)にしています。
そのほか、ヘッドフォンへの返しであったり、ルーティングが色々できるはずですが、パッと理解することはできず、マニュアルをちゃんと読まないと使いこなせない感じです。RMEよりはやや難しいかもと思います。あっちも決して使いこなしてはいないですが、やりたいことがすっとできて一度も困ることはありませんでした。というわけで、今晩か明日にSound Cloudへアップロードし、お聞かせできるようにする所存ですので、その結果はまたお知らせいたします。