カーリング女子の銀

朝からカーリング女子決勝を見ると昨日書いたのですが、それは録画にして将棋のNHK杯の方をリアルタイムで見ていました。こちらは年間を通じて行われるトーナメントで準決勝を争う4強のうち3人目が決まる準々決勝第3戦とあって、期待に違わぬ熱戦でした。

将棋を見て面白いと感じられるのは、対局者の思考を辿りながら成り行きを追えるからで、カーリングも一投一投、戦略を予想しながら見ていく楽しみを、今シーズン知りました。棋戦のように、メディアを探せば毎日何かしら観戦できるという環境では全然なくて、ここまでハイレベルな闘いを連日見ることができた、この2週間は興奮の毎日でした。将棋の後に続けて、録画した決勝の中継を見ました。

本日で全てが終わり、すでに湧き上がるカーリングロスの感情がこれを書かせています。むろん、そこには強かった日本チームの存在が作用しています。これを契機に、日本にブームが訪れ、子供達の多くが物心つく頃よりこの競技に親しみ、カーリング大国になっていって欲しいと思いました。

シルバーメダルは、敗者に贈られる物でした。いくらそれが史上最高の成績であったとしても、戦った選手達には悔やまれる結果以外の何ものでもなかったでしょう。そうでなければ競技に生きる者として資質が不足しています。ですから、その悔しさを共有したいと思いました。

ただ、この一戦に負けたからと言って今までやってきたことの価値が薄れることはない、と言い放つインタビューにも心動かされました。その言葉は強い心を持つ人間からしか出てきません。心からリスペクトします。



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