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リファレンス

ダイニングにあったCDを詰め込んだダンボールがなくなり部屋の模様替えに入りました。防音室内も1年使ってきて少し手を加えたく、まずはベースアンプのスピーカーを入れ替えます。これまで、キャビネットにはBergantino HS-210を2段積みにて設置しておりましたが、家の中ではまた15インチを使いたくなったので外へ出しました。

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画像は入れ替え直後の模様で、このように使わないキャビネットはあと2台持っていますので、家のどこへ収納するか、いろいろ動かしてから決めます。Hartkeの15インチは仕事に持ち出す可能性は低く、Bergantinoや他の物を使いますので、奥へ押し込んでも困ります。うまい置き方が決まればいいのですが。

そもそも、引っ越し先を思案していた頃、機材は保管庫を借りればいいと助言してくれる方が多くいました。ただ月極の支払いを考えれば、例えば家賃を1万円上乗せするだけで、その分は広い部屋を借りられますし、ちょっと試してみたい場合にも倉庫から持ってきて、また倉庫へしまうという不便は如何ともしがたい負荷になりますので、今のような結論になりました。人ひとり、身一つであれば、こうした家族向けの物件でなくても良いようなものですが、在宅仕事が多いことと、実家を処分したときの家財の多さは単身者の比ではないことを勘案すれば間違いではなかったと思います。

ですから、気軽にキャビネットも入れ替えが出来るというものです。現状は画像に見えているモバイル・ツィーターも接続しないで、あえてのフルレンジスピーカー1発のセッティングで、鳴らすアンプも、一旦シンプルにAshdownに戻してみました。繰り返しますが、600Wは過剰な出力で、ゲイン/アウトのそれぞれのノブは10段階あるノッチを、それぞれ2クリック上げたところで、狭い空間での個人練習にはうるさ過ぎる音量です。つまみをそれ以下にすると内部を通過する信号が小さすぎて、性能の悪いミュートスイッチで音漏れしているかのような「誤差」で出ている風な音になってしまいます。はっきり言って1000人クラス以上のホールで使うべき出力設定かと思います。そして空冷ファンが、防音室の換気扇よりもうるさいです。

それらの欠点を除くと、ゲインステージから各種EQ(プリセットとグラフィック)やエフェクターの類(コンプとオクターバー)をパスしてしまえば、非常に鮮度良くクリアな、しかも温かみのある良音が得られ、楽器の素性を知るにはリファレンスたり得る、ナチュラルなアンプヘッドとして使えます。この一番シンプルな接続の状態にして、当面運用していこうと思いますが、すぐにまた何かやりそうな気配もありますね…。

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