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だめなものはだめ

3/30に資材を置いただけで帰ってしまったユニットバスの組立工。TOTO本社をつついて4/12に工事を取り付けるのが最短とのことで手打ちにされました。ちなみに、あの仕打ちに対する責任部署からの謝罪の言葉は一切ありません。本日は、その当日となりました。この件について記録を残します。

私は9時15分に現場に到着しました。ユニットバスには手すりを2箇所取り付けることになっており、その位置確認をしようと電話を掛けてきたのと行き違いに、ちょうどその場へ現れたわけです。そちらは結構ですが、シャワーヘッドのホルダー位置が、作成されていた図面通りに加工直前となっており、それも現場打ち合わせで決めるはずだったと主張しました。

ユニットバスの壁面に、何かネジ止めをする際には裏面にステンレスの四角片を補強として貼り付けます。すでに標準の場所に使ってしまっていて、動かした場所にはそれが付けられない、もう部材が無いと言われました。それは困ると対抗し、希望の位置を示します。

結果的に、シャワーのホルダーも手すり位置も、予定していたとおりの施工をしていただけました。ただ、ホルダーの裏面に補強を行ったかどうかは、確認できません。彼等が良心的な業者であるならば、問題の起きる可能性は小さいでしょう。そうであるならば。

給湯器を別途手配していました。彼等はこのマンションにビラを撒いており、昨年の11月の段階で、とにかく物だけは押さえようとして発注しました。取付工事込みの値段で、相場よりも高く付きましたが、きちんと2月までに用意してくれていました。

そもそも3/30に工事ができなかったのは、朝一の段階で給湯器が現場に無かったと聞いています。実は接続筒というものを新たに用意するよう言われ、私自身でそれを取りに行っていたのです。そのとき、ユニットバス屋が気にするであろう、リモコンや電気配線部材などを一緒に預かっています。ただし、私は給湯器も運ぶと申しましたが断られました。そのとき決済するつもりで現金を持って出ていましたが。

というわけで、給湯器屋は本日の午後にも来てくれることになっており、朝の様子で、午後一には作業に入れるだろうと連絡しました。ところが、別の現場が終わってから行くので14時頃になると言われます。まぁ午後ということでしか決めていなかったのでしかたありません。

ユニットバス屋は、二人で来ていてどんどん組み立てを進めていきます。私は、現場で手持ち無沙汰ではもったいないので用意していたFM用室外アンテナをベランダに装着するなどの作業を行っていました。給湯器屋は午前の仕事が押したため14時半になると連絡してきました。それをユニットバス屋に伝えると、もう終わった、来る必要は無いと言います。時系列には逆になりましたが、ガス屋がすでに来ていて接続を終えていました。浴室の作業は完了してしまったのです。

給湯器屋に、もう終わってしまいましたと電話します。とにかく行くからと言うので、彼等も形を作らなければいけないのだなと想像し、待ちます。ユニットバス屋は片付けを始め、とっとと帰ってしまいました。それから30分後に給湯器屋が二人で訪れます。

彼等としては浴槽を入れないで待っていてくれるものと考えていました。そういう段取りでしたから。しかし、ユニットバス屋の時間軸上では、その時に居なかった、という弁が立ちます。だから彼等は自身で取付を済ませました。給湯器屋は点検を始めます。そしていくつかのずさん工事を指摘し始めました。

私も気付いていました。浴室には元々窓があり、ユニットバスの換気扇を、その窓を封鎖して煙突を出し、排気する計画でしたが、その辺りの処理がなされていません。窓がまんま開いてしまっています。

後に確認すると、それは彼等の仕事の範疇に無いことが了解済みだったようで、だったら風雨が入らぬよう、なんらかの養生をするのが筋と思うのですが、そうした配慮をするような人々ではなかったようです。

給湯器屋が指摘するのは、給湯器設置に関わるいくつかで、確かにそれは誰が見ても問題がある状態でした。室外へ壁から飛び出している給湯器の側面を封鎖するための接続筒が、うまく作用していません。そこは隙間だらけで、例えば室内側から外の景色が見えてしまうほどです。換気扇の排気口周辺を整えたとして、給湯器のところからは風雨が入り込み、躯体を水浸しにしてしまいかねません。

また、浴槽に追い焚きのホースを銜えさせる手法で間違いを犯しており、これではゴムパッキンの劣化を早めてしまい、故障の原因となりかねないと指摘されました。

うがった見方をすれば、給湯器屋がマウントを取るために他業者をこき下ろしているかにも思えます。しかし、これまでの経緯を考えると、どうしてもユニットバス屋が劣悪であるとしか受け取れません。彼等は独断で動き、知識や経験が浅く、段取りを守りません。ただただ現場を早く離れることしか考えていない、ある種のゲーム感覚で仕事をされている印象を否めません。

また、そもそものことを言えば、3/30のところから、TOTOの問屋であるMテックという会社、その担当窓口となっている営業社員の質が悪いことに尽きます。思い出すだけで腹が立つ、そうした態度の人物です。

午後の用事を済ませた後、現場へ戻り、ガラスが撤去され、がら空きとなった浴室の窓にダンボールを内側からあてがって、とりあえず塞いできました。浴室だけは、仕上がっているように見え、本当ならここから仕切り直して前向きになれるところですが、暗澹たる気持ちに拍車が掛かって、いっそのこと死にたくなります。

考えてみました。私は、このように落胆するとき、ある度を超えると死にたくなります。終わりにしたい。やめにしたい。白紙にしたい。面倒を無くしたい。そうした気持ちを総まとめに具象化した「消えてなくなりたい」願望が生じます。その前には吐きそうになっています。それを落ち着かせるために、もう死にたい、となるのです。

近年で言うと、クルーズにオーダーしたBe Bottom '21がお気に入りのネックプロファイルだったので、24フレットバージョンが欲しくてBe Bottom '24をオーダーしたら、とんでもなく幅広の分厚いネックが着いてきてどうにもならない、どうやっても弾けるようにならない、そんなときに湧き起こった感情と同種です。あれはもう売っちまおう、20万捨てたようなもんだけど、しかたない。今も、存在を思い起こすだけで胸が悪くなり、死にたくなります。なぜ、あんなものを高い金を出してオーダーしたんだろうという後悔しかありません。

で、まぁ、だからと言って行為には及ばないのですが、怒りをなだめ平衡を保つための一時の方便として、その言葉に頼るのかもしれません。といったことを帰宅して美味いコーヒーを淹れ、それをゆっくりと喉に流しながら考えてみたわけです。誰しもがそうなるわけではないよな、ちょっと心が弱いのかな。客観性を取り戻し冷静になることで、葛藤は鎮火してまいりました。問題の解決には色々と手続きを踏む必要があり、面倒極まりないですが、これから住む家を守らなくてはなりません。クレーマー上等、しっかりとTOTO本社のお客さまデスクへ陳情し、同時に公的な機関へも頼る所存です。

一応、このように出来上がっている
そこ(内側)にコーキングしては駄目なんだそう
枠が接続筒でコーキングしなくてはなりません(していない)
こんな風に窓が開いてしまっています
接続筒が壁まで届いておらず隙間が空いています
外から見るとこんな。荒くガムテを貼っただけ。
給湯器下辺もこんな有様。手抜きとしか言えない。



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