しにがみの予想 エンプレス杯

皆さんこんにちは。複買えば4、単買えば2、の語呂合わせて覚えてくださいね、しにがみです。

(当たったらガミ)も語呂合わせ的に付け加えたいんですが、ガミる馬券は買わないので、どうもそれは違うなと思いました。

さて、今回はエンプレス杯の全頭見解をお送りいたします。

全頭見解

① ナラ 阪上 55

交流の常連が今年初遠征です。今年も一年ご安全に。


② グレートコマンダー 古岡 55

さすがに名古屋B級で負けている馬がこの舞台では。


③ メモリーコウ 和田 55

前走TCK女王盃はインをロスなく回って見せ場を作るも、直線半ばから伸びず0.6秒差5着。

昨年の東海S(不良馬場)で3着に入ったように、広いコースの軽い馬場を得意にしている馬なので、冬の大井は厳しかったものと考えています。

今回、川崎の小回りや2100mへの延長がプラスになるわけではないので、掲示板止まりと見て消します。


④ ショウナンナデシコ 吉田隼 55

前走TCK女王盃は4角でスムーズに外に出せなかったものの、そこから一気に伸びてきての2着。勝ったテオレーマよりむしろ強い内容だったと考えています。

この馬の長所はダート馬に珍しく、瞬発力勝負に強いところと考えており、コーナーがきつい中京や、道中スローで、直線勝負になった阪神の2戦で結果を残しているところにそれが表れています。

揉まれたり砂を被ることにも対応出来て2〜3番手内のポジションを取ることも出来ます。勝負どころで外に出して、サルサディオーネと一騎打ちの形になるのではと考えています。


⑤ ウェルドーン 武豊 56

古馬との対戦はレディスプレリュード3着とクイーン賞10着。レディスプレリュードはテオレーマが熱中症明けの試運転、ダイアナブライトがスローペースに付き合って不発と、超スローペースのままに前がそのまま残るような低レベル戦でした。

クイーン賞は打って変わって、サルサディオーネをリネンファッションとウェルドーンが深追いして共倒れ。先行して先についていけなくなった南関B級のデジマノハナに辛うじて先着という非常に寂しい内容でした。そもそも、関東オークスとJDD組が古馬相手に全く通用していないことも、消す理由になります。

加えて、これまで3歳で1kg貰っていた立場が、関東オークス勝ちで他馬より重い56kgになっています。これだけ厳しい要素があって、かつサルサディオーネがいてスローペースは望めません。それでいて人気になるのはどうも…。


⑥ クリノフラッシュ 福永 55

遠州灘Sで武豊騎手への大幅鞍上強化で圧勝。牝馬限定戦とはいえ、あれだけの勝ち方をしたのは価値があると考えています。昨秋以降にプリティーチャンスとショウナンナデシコに敗れていますが、どちらも出遅れてのこと。(特にショウナンナデシコが勝った西脇Sは前残りでした)上位と意外にも差はありません。

課題はスタートと川崎コースと考えており、コーナーで緩みやすい中京を勝ったとはいえ、早めの仕掛けから持続力の生きる競馬をしたことが勝因です。サルサディオーネがいて、ここも持続力が生きるような流れにはなりそうですが、コーナー6回の小回りは未知数です。ただ、昇級初戦で人気しないなら面白い存在と見ています。


⑦ シャイニングアカリ 御神本 55

昨年のエンプレス杯は6着…といえど、サルサディオーネのペースについていって垂れてきた馬を差してのもので、本来は先行してナンボの馬だと考えています。

前走もノーヴァレンダの2着にはなっていますが、大きく着差を付けられており、今回の先行が難しいメンバー構成も相まって、ここで足りる内容ではないと見るのが妥当でしょう。


⑧ プリティーチャンス 岩田望 55

右回りなら牡馬混合の重賞でもやれそうな走りを見せていますが、左回りだと一枚パフォーマンスが落ちるのが不安です。

一方で。展開が向いたとはいえ、東海Sの6着は立派で、垂れてくる馬が増えそうなことも考えると差せる馬は魅力です。

兄弟はみな2000m近辺を走っているあたり、2100mにも恐らく対応可能で、勝ちきれないまでも馬券内には十分入ってこれると考えています。


⑨ レーヌブランシュ 川田 56

TCK女王盃の時点では、エンプレス杯で買いと考えていましたが、天敵サルサディオーネが登場しました。

この馬はテンも速くなく、瞬発力もトップスピードもない…ただ、器用に立ち回れてスタミナも豊富と考えており、スローペースの長距離戦を得意としています。関東オークス以降の好走は意外にも三度しかなく、全てがスローペースでした。

死神通信では幾度となくこの馬を消しに指名していますが、先に挙げたように、1800m以上でスローペースが見込める条件…と非常に好走条件が厳しいことも理由の一つです。

関東オークス勝ちの実績や、僅差での惜敗が多いため、常に人気を背負う馬であるうえ、今回は川田騎手に乗り替わることで人気が予想されます。強気な乗り方をする騎手のため、サルサディオーネを追いかけることになるでしょう。陣営も4角先頭の形が理想としていますので、向正面〜3角あたりでペースアップするところで脚を使うことになります。

厳しいペースを追い掛けて粘る持続力は持ち合わせていませんので、今回も厳しいと考えています。(Netkeibaの予想オッズで1.8倍になっていましたが、本当にそうなったらかなりアツいと思います)


⑩ ダイアナブライト 笹川 55

TCK女王盃は、まるでレディスプレリュードのようなスローペースで上がり勝負になったところ、後方から動けずに見せ場なく完敗でした。+20kgというのも影響したでしょう。川崎は長所が生きづらいコースではありますが、ハイペースで持続力勝負になることや、サルサディオーネを追いかけた先行勢が失速してくる可能性があり、乾いた小回りコースでも出番があるかもしれません。


⑪ カイカセンゲン 張田 55

ロジータ記念を勝っていますが、それでも関東オークスより2秒以上遅い決着で、レースレベルに疑問符が付きます。(そもそもレーブブランシュの年よりも2秒以上遅く、関東オークス自体のレベルが疑問)

中央の古馬がどこまで崩れても、ここにまで順番が回ってくるとは思えないので消し。


⑫ サルサディオーネ 矢野 56

川崎記念はさすがに相手関係が厳しく参考外としていいでしょう。もっとも、この馬は決して川崎に強いタイプではありませんが、自分からペースを上げて、後続に脚を使わせつつ、自分の得意な持続力勝負に持ち込むことで克服していると考えています。

この馬が出てくる度に書いていることですが、ダート中距離以上は牡馬が圧倒的に有利な世界です。今回は牡馬混合Jpn1から牝馬限定Jpn2への大幅な相手緩和が果てしなく大きなプラスになっています。

昨年の2着は、あそこから差し切れるマルシュロレーヌが強すぎただけで、サルサディオーネも十分に強い競馬をしています。着差からもわかるように、やはり2頭が明らかに別格だったと感じるレースをしています。

外枠を引いたことや、番手の競馬が予想されるレーヌブランシュに強気の騎乗をする川田騎手が乗ることなどがマイナスで、相手もマルシュロレーヌがいない以外は昨年より強化されています。

番手の馬は力でねじ伏せることが出来ると考えており、馬券圏内から消えることは考えにくいものの、1列後ろからショウナンナデシコが差してくると考えて、2頭同列で評価したいと思います。


⑬ サルサレイア 西 55

前走の報知グランプリCは最後方から追い込んで4着、姉同様に得意な船橋で強いメンバー相手に見せ場を作りました。

今回は川崎替わりが課題です。さすがに中央の牡馬相手に好走できる差し馬よりも速い上がりを使うのは難しいので消し。


◎ ④ ショウナンナデシコ

○ ⑫ サルサディオーネ

▲ ⑧ プリティーチャンス

△ ⑥ クリノフラッシュ

△ ⑩ ダイアナブライト

買い目

④⑫→④⑫→⑥⑧⑩

④→⑥⑧→⑥⑧⑩⑫


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