しにがみの予想 マリーンカップ
こんにちは、しにがみです。
卯月ステークスは残念な結果となりました。
報知グランプリCで◎→○→▲のパーフェクト決着で三連単88倍、ダイオライト記念で推奨穴馬のエブリワンブラックが激走して三連複200倍超と、得意の船橋で巻き返したいところです。
今回は地方勢がかなり手薄な組み合わせで、配当には期待が出来ません。船橋の適性を第一に、断然人気想定の馬が負ける組み合わせを中心に勝負していきたいと考えています。
◎ ⑩サルサディオーネ
○ ⑬ショウナンナデシコ
▲ ④レディバグ
全頭見解
① クールキャット 内田 57
初ダートのスクリーンヒーロー産駒です。OPクラスで勝利したルーラーシップ産駒が未だに2頭しかいないことは再三書いていることですが、スクリーンヒーロー産駒も同様にOP馬が僅かしかいません。
今回は地方勢があまりに手薄すぎて、この馬でも穴人気してしまうため、妙味もありません。走られたら仕方ないと割り切って消し。
② レーヌブランシュ ルメール 57
前走エンプレス杯は出遅れたものの、サルサディオーネが距離を気にしてペースを上げなかったうえ、川田騎手が完璧なタイミングで捲ったことで3着。ベストのコースと好騎乗で能力を発揮出来ました。
今回は乗り替わりと距離短縮が大きな課題になります。
1800m以上のスローペースを前で運ぶことが基本的に好走の条件になりますが、ベストの1600mに戻ったサルサディオーネが外から飛ばしていく展開になると、この馬は被される形での2番手内が濃厚になります。
ここで大きな問題になるのがルメール騎手への乗り替わりで、一昨年の日本テレビ盃や昨年のクイーン賞など、サルサディオーネを無闇に追い掛けてレースを壊したことがありました。地方では馬場や展開を読み切れないことが目立ち、プラスにはなりません。(川田騎手との比較では大きなマイナスとも言えます)
ただでさえ1600mは忙しいところ、快速馬のペースに付き合うとなると、持ち前の持続力も生きてこないので、かなり厳しいレースになると考えています。
③ グレートコマンダー 濱田 55
消し
④ レディバグ 酒井学 55
手薄なメンバーでハイペース想定の船橋コースはおあつらえ向きともいえる好条件と考えています。日野特別、桶狭間Sと、勝ったレースはいずれも左回りのハイペース戦、近走結果が出ていないのは、その2点を満たしていなかったからと見ています。
馬群がかなりばらけそうなメンバーで、内で揉まれる心配が無いのもプラスですが、今のかなりパワーを要する馬場への対応が不安です。
⑤ ハナウタマジリ 松本 55
回ってくるだけ。
⑥ メモリーコウ 和田 55
このメンバーで55kgで出られるのは間違いなくプラスで、地方勢ならどう考えてもサルサディオーネの次に高い能力を持っています。
こちらも再三にわたって書いていることですが、1600m以上の中央重賞で2回も馬券圏内に入った牝馬という点で、全盛期はかなり強い馬だったと考えています。(今は全盛期をかなり過ぎて、下り坂に位置していると見ています)
ただ、適性面で不安があり、中央重賞とダートグレードで馬券圏内に入ったのは、メンバーがかなり手薄だった2020年のブリーダーズゴールドカップを除いて、全て雨の影響のある軽い馬場でした。
小回りの対応も課題で、適性からかなり外れるパワー馬場では掲示板までと見ています。レディバグも馬場に苦しむ可能性があるので、ここまで押さえるのも悪くはないと思いますが…。
⑦ ネイバーアイランド 魚住 55
関東オークスでは最後方から上がり最速を繰り出して5着に入ったことで話題になりました。
とはいえ、3.5秒差をつけられているうえに、その後の戦績も壊滅的。当時のように力のない馬が次々に潰れているような展開なら、中央勢と地方の実績馬2頭の次ぐらいまで差してこれる可能性まではありますが、馬券内まではまだ遠いでしょう。
⑧ ハピネスマインド 小杉 55
ロジータ記念を4着し、クイーン賞でもウェルドーンに先着して、リネンファッションまで0.2秒差…と書くと強そうに見えますね。
自己条件でなら安定して走っていますし、パワーのいる馬場での適性も見せています。ここで勝負にならなくとも、今後何度もお世話になる可能性がある存在と見ています。
⑨ アウティミラー 藤原幹 55
回ってくるだけ。
⑩ サルサディオーネ 矢野 58
長所の生きない溜め逃げで2着を死守したエンプレス杯の走りは、やはり牝馬では現役最上位であることを示しました。
距離不安もなければコーナーで緩むこともない、この馬の「庭」とも言える船橋1600m。おまけに揉まれることもない外枠に入りました。
この並びならルメール騎手が競ってきてもテンの速さの違いで外から被せることが出来ます。
後続に脚を使わせるハイペースで逃げても止まることは考えにくいので大本命に。
⑪ ナラ 深澤 55
回ってくるだけ。
⑫ アイカプチーノ 山口 55
ティアラカップは2番手追走もバテて殿負け。
さすがにマイルは長く、ダート牝馬なら現役最強の逃げ馬のペースではひとたまりもありません。
⑬ ショウナンナデシコ 吉田隼 57
中央のオープン特別で牡馬相手に好走を続け、エンプレス杯で重賞初勝利。そのどれもが中盤かなりペースが緩んだりと、基本的にはスローペースのレースで、この馬の瞬発力が生きる展開に助けられていました。
それだけにコーナーで緩みやすい大井と川崎はかなり脚質に合うコースでした。
今回はサルサディオーネが引っ張る速い流れに加えて大幅な距離短縮。おまけにスパイラルカーブで持続力勝負になるところで、普段の瞬発力が出せるか疑問が残ります。
能力は高いので、そこの差で馬券圏内に入ることは十分に考えられますが、勝つまでは厳しいと見ています。
買い目
⑩→④⑬→④⑬(三連単2点)