「イドコロ」の獲得(POOLO6期 卒業にあたって)
※この記事は、POOLO LIFE(以後POOLO)という愉快で心地よいコミュニティ・学校の卒業制作として作られたものです。POOLOがなんなのかについては、何回聞かれても説明がうまくならないので、気になる方はこちらをご覧くださいませ。
8月にPOOLOの6期に勢いで入りまして、早くも8ヶ月が経つところです。やば。相も変わらず筆無精なのかなんなのか、下書きに4つぐらい溜まったままこれがおそらく2投稿目ですが、頑張って書きます。他の人とサムネが被ってますが、気にしない気にしない。
開始時のnoteの振り返り
「POOLOでやりたいこと」として掲げてたものがあったので、まずは振り返りから。
①行動するモチベーションの維持
こんなこと書いてました。ワーホリについてはこの後も結局準備が進みませんでしたが、色々な要素を踏まえて別のやりたかったことである非電化工房への弟子入りを決めて応募し、無事4月から行くことが決まりました。故に激重腰はきちんと動かせてはいる。
直接的にPOOLOの人に相談して背中押してもらった、とかではないものの、間接的にきっかけをもらえたのかな、なんて思ってます(後述)
②何でも面白そうなことへの挑戦
これに関してはもう文句なしでできたな、と。次から次へと湧き出る企画を前に、とりあえずスケジュール確認し、空いてたら参加、を繰り返した結果、本当に今までの人生で1番人と会ったり旅行したりした期間でした。なぜか連動してPOOLO以外の予定も増え、その結果小ちゃい頃ばりに頻繁に発熱してたな、とも笑
具体的には
POOLO関連
スナックに初挑戦(POOLO6期のメンバーが働いてたので)
下記の泊まりイベント
白馬
浅草
宮古島
愛媛
秩父
淡路島
福岡
仙台(これから)
伊東(これから)
初ミュージカル鑑賞(オンラインで会って誘われて当日行った)
初マウンテンバイク
初畑仕事
ボドゲ会・各地でのボドゲいっぱい
地下謎
その他1on1とか色々
POOLO以外
飯舘村移住希望者向けモデルツアー(sagojo)
お菓子作り(一回だけ)
冬モンゴル
非電化工房住み込み体験
初ワカサギ釣り
標津町ゲストハウスDIY手伝い(sagojo)
…という感じ。
もしかしたら普段からアクティブに動き回ってる人にとっては、「そんなもんか」程度なのかもしれないですが、「予定がなかったらそれはそれで嬉しい!」というタイプの私にとっては、これはまぁなかなかにドラスティックな変化です。昨対比のスケジュールを見てもらえればわかるかと。
惜しむらくは、パラグライダーとかモルックとか、分かりやすい初体験のものが結局できてないことと、スカイダイビングとかのむちゃ興味あるものに参加し損ねてしまったことあたりか。。。
まぁどのみちギチギチに予定詰めてはいたので、これからやっていきたいなと思ってます。
③楽しむ!
言わずもがなですね。無茶苦茶楽しみました。体力だけが追いついてないです。
スタンスもこの時から変わってません。特にまだ生涯をかけてやりたい、みたいなことはないですが、楽しく生きれてます。
得たもの・気づき
POOLOの活動の中でそれはそれはすごい回数と密度で色んな人と色んな話をした結果、特筆すべき得たもの・気づきは大体下記かなぁと思ってます。
「イドコロ」の獲得
タイトルにも書きましたが、1番大きいのは、新たにめちゃ安心感のある「イドコロ」を手に入れたことだと思ってます。
ここで言う「イドコロ」とは、私が色んなところで影響を受けている伊藤洋志さんの「イドコロをつくる」にあるような、
というものの意味合いです。厳密に言えば、メンバーリストがあって固定されているという点で伊藤さんが定義されているイドコロとは異なりますが、それでもなお全体の中での固定的な役割や圧力がなく、各々が好きにやりたいことをやり、それに乗っかったり何か手助けしたりする人がいたりいなかったりする、と言う点において、上記の定義にはすんなりおさまるなぁと感じています。
またPOOLOには基本好奇心強めの人が多く、新しいこと・知らないことに対する初手のリアクションが「なにそれ面白そう!」になってくれることが多いと感じているんですが、これが何か自分にとっての挑戦をする場面においてとてもありがたいなと思ってます。
例えば上記でも挙げた非電化工房についての話をする際、どうしても一定数は「それめっちゃ大変じゃない?」「収入無くなるの?大丈夫?」といった言葉が心配そうな少し苦い顔と共に出てきます。「自分は資本主義に多分向いてない」という話をした時も同様で、あくまで悲観的な意味は全くなく言ったつもりだったのに、資本主義に適合するためのアドバイスをされそうになったこともありました。
これらはそれぞれの常識に基づいた善意からくるものであって、悪意がないことは重々承知しているので、気持ちだけ受け取って軽やかに受け流してきたつもりでいたのですが、POOLOで想像以上に同じようなワクワクを感じてくれる人たちに出会えたことで、ほんのちょっとずつだけ傷がついていたことに気づかされました。
同時に、そうやってワクワクを共有できる人がいるだけで、とりあえず前に進める「根拠なき自信」が湧くことも身をもって感じています。
あとは単純に、「ちょっと気になってるけど、誰でもいいから喋れる人と行きたい!」みたいな状況において、「好奇心旺盛な60人くらいの集団」が手に入ったのがでかい笑
自分の思考してきたことの答え合わせ
POOLOの講義は旅を軸にして幅広い観点から行われますが、主には一貫して「いかに自分に向き合うか」が問われていたような気がします。
人生の節目節目で悩み病んだ結果、いくつかの本と人との対話を経ながらあれやこれやと考えたりするのが常だったこともあって、講義で示される考え方そのものには心当たりがあることもそれなりにありました。がやはり流石は様々な経験をされている講師陣というか、その言語化のレベルはとても高くて、まだ掴みきれていなかった概念が次々と言葉に象られていくような、心地いい感覚がありました。
これは講師陣に限らず、メンバーとの対話の中でもちょくちょくあって、それぞれの境遇の中で思考を深めてきたからこそ、対話の中での気づきが多く生まれるのかなぁ、なんて思ったりしてます。
そういった言語化のサポートを受けながら、より自信を持って自分のありたい姿、直近でやっていくことがクリアになっていった気がします。
(若干余談)飾らずに飾りたいから書けない、でも書きたい
こちらはちょっとした気づきの方。
序盤でも書いた通り筆無精で、開始時のnoteでもそんなことをつらつら書いてましたが、なんとなくその理由が見えてきたような気がしたのでメモがてらこちらに。
講義と何人かとの1on1を経て、改めて自分が「とにかく自然体のものを愛でながら、でもウィットには富んでいたい」という性分なことに気がつきました。故に、単に綺麗に作られたもの(自然物を含む)を綺麗に紹介するのはあまりやりたくなくて、同じ綺麗なものに相対するにしても、瑣末な部分に面白さを見出したい、というか。除菌とか謳ってる商品でいう「 ※すべての菌を除菌するわけではありません。」を1番デカく書きたいというか。
まだうまく言語化しきれていない感はあるのですが、おそらくは他の人が注目する眩しい光に紛れて見えづらいとこにあるものの楽しさ・美しさ・面白さを見つけるのが好きで、それを共有して同じものに気づいた人ときゃっきゃうふふしたいんだろうな、と。だからきゃっきゃうふふのための発信自体の欲はあれど、発信の行為に対しつねに「ウィットに富まなければ!」みたいな考えが頭をよぎり、むちゃくちゃハードルとコストが高くなっているような。
…うーむ、やっぱ流石にここで扱う内容ではない気がしたので、別でちゃんと書きます。笑
多分これを入れたくなったのも↑で触れた性分故なんだろうなぁ。
今後について
基本的に自分が積み上げ型で生きていきたいタイプなので、あえて長期スパンにおける明確な行動目標は立てないことが多いんですが、30歳という区切りを前に、制度的にタイムリミットが決まっているものをとりあえずやり切りたい、とは考えてます。
具体的には以下の想定。
2024年度
非電化工房 住み込み弟子で楽しく生きて強くなる
2025年度
SWY(世界青年の舟)申込、受かったら乗る
チリワーホリ 準備
おてつたび・sagojo等でやってみたい仕事やる(主に農業系想定)
言語交換学習等で繋がった世界の友達に会いに行く
2026年度
チリワーホリ
とはいいつつも、「心穏やかに、気の赴くままに」が何よりも優先であることは当分変わらない予定なので、何かあれば柔軟に変えていこうかな、と。
まとめ
僕の場合、元からよく考えるタイプだったこともあり、たまたま入る前に出会った本や人が良かったこともあって、POOLOの活動における学びとか得たものは、「人生観が変わりました!」みたいなドラスティックなものではなかったですが、「あらたな『イドコロ』の獲得」と「思考してきたことの答え合わせ」とを経て、自信を持ってより一層今後楽しく生きていける確率をあげてくれるものだったな、と思います。総じて、払った約15万に対して、十二分に満足のいくものが得られたな、と。
この記事を6期関係者以外で読む人がいるのかは謎ですが、もしたまたま流れ着いた方がいたならば、「人生について迷っている状態でも、一通り悩みからは抜け出せたなーという状態でも、どっちでも得るものはあって楽しいと思うよ!」という主観だけはお伝えしておきます。ご参考まで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?