期待や想像のその先へ ~はじめてNumber_iを見てきた話
自分でもちょっとは落ち着けよ、と思うくらい、5人のKing & Princeを愛していた私には、あの日以降「期待」という類のものはなにも抱くことはできなかった。いいことも悪いことも、「想像」するのすら疲れてしまっていた。
”この日を迎えるまでは”。いやまじで迎えられてよかったよこういう日が!!!歓喜!!!!!!!!
to HEROes ~TOBE 1st Super Live
そうか、そんなタイトルだったか、というのも終わってみていまさら(ごめん)。正直、退所云々に至るまでのことも、そのうち廃業に至るだろうあのことも、そういう日々に心底嫌気がさしてしまい、「信じられるのはタレントだけ、事務所に(感謝することはあっても)思い入れを持つのはもうやめよう」と決めていて、今回のイベントもTOBEどうこうに思うことはそんなになかったはずなんだけど…………素直によかったよ…うん……(まじごめん)。
ジャニーズ事務所が「スター」を生み出す育成システムだったのなら、こちらは「ヒーロー」なのかなぁ………というのも、なるほどなあ……とこの目で見て、とても納得してしまった(謝る、ごめん)。
なぜなら、私のヒーローがそこにいました!(今世紀最大のちょろ)
Number_iの3人は、グループのあるべき姿として「いい意味で期待を裏切りたい、上回りたい」ということを言い続けている気がする。これ、シンプルに志高くという話でエンタメとしては当然っちゃ当然なのだけど、アイドルとしてはなかなか危うい、こっそり賛否両論生みそうな話である。なぜならおたくには「練りにねって、会えない時間は発酵させて、凝り固まったあなた様への期待」があるからだ。至極厄介である。こんなあなたが見たい、あなたならこんなことができるはず、あなたならこんなことをしてくれるはず、……そう、私のために。それがアイドルのファンという生き物であるとわかっていながら(舞台の1列目に立ってきた面々なので、よくわかっていると思う)、裏切ってやりますよ・飛び越えますよと言っている。おっかねえ。
そして私は常に裏切られた。…それを「愛してる」と思った…出来事を今回はまとめていこうと思います!(ここまでただの”前置き”だって気づいてた?)
まず「FUJI」。そもそもさ、この楽曲自体が、大問題なのよ。まだカップリングとしてタイトルしか発表されていなかったとき、「FUJIか〜富士山みたいになってやるぞ!目指せ日本一!そして世界へ!ってMade in ジャパンな歌でしょ?わかるわかるかっこいいだろうな」って、みんな想像したよね。私もだよ。でも蓋開けてみりゃ「俺ら天地揺るがす Universe てっぺんの景色低い富士山」って………こんな裏切り方ある?w最高やん。で出てきてみたらまじUniverseでしかなくてひっくり返ったよね。人間があんなUniverseなことある?
頭の神宮寺くんパートについてはスペでも語らせてもらったけど、待ちに待ったUniverseが出てきて(もうグループ名Universeみたいになってるw)おたくというおたくが「ギョェエエエエエエエエ〜〜〜〜!!!!!!」って最高潮にキモくなってる瞬間にあの安定感出せる?しかも小技効いててむずいじゃんあそこ。ひたすらにかっこよすぎてシンプルに泣いちゃった。し、今思い出しても泣ける。
それから鬼ラップかましてくるキッシー。未確認生命体すぎて草。だって人間あんなことできない。ただ音源聞いてても「何が起きた?」と思ってたのに、あんな揺られながら音源を上回るパフォーマンス…音源には音源の正解、ライブにはライブの正解を叩き出してくる。偏差値エグ。すごい人だとは思ってたけど、想像以上だった(裏切られるのが序盤すぎる)。
そして日本の至宝降臨。もうさ、平野紫耀がかっこいいなんてわかりきってることなのに「……………カッッッッケェエエ!!!!!」ってなるのなんでなん?w初心にしかかえれない。みんなの目に映る平野紫耀より、私の目に映った平野紫耀がいちばんかっこよかったと思う。だってあんなにかっこいいことないもんwww生きて帰ってこれてよかったよね。殺されるかと思った。
結局ね、東京ドームの使い方ってあれが正解なんだと思う。もう圧。ひたすらに圧。「俺らUniverse ですけど何か」くらいじゃなきゃ東京ドーム揺らせない、悪いけど。
それから「Be on Your side」。いや〜これは期待もしてなかったし、想像もしてなかった本当に。どういう意味かっていうと………あ、ちょっとまってね。この楽曲は被災地の子どもたちのためのプロジェクトテーマソングであり、チャリティであるから感想を言うにしてもその前提を考慮してもしかしたら慎むべき点があるかもしれないんだけど、彼らの被災地への思いが伝わりそして支援となって届くといいなと願いつつ、この楽曲をあくまでひとつの表現として、「Be on Your side」について語りたいと思う。
まずさ、マイケルジャクソンか?桜井さんか?ってなってるところにNumber_i作詞でびっくりした。チャリティとしてどういうのがいいかって話じゃなくて、こんなに早く、作詞した楽曲が聞ける………ってのもおかしいんだけど、なんて言ったらいいかな。
正直あまり作文上手な子達じゃないと思ってたwけど、真っ直ぐさと音楽的な表現力が生きてるし、客観的に見て雑な言い方すれば「得意分野」なんだと思う。アイドルだからね。人の気持ちに寄り添えるの。それが彼らの存在意義だし、今回は「どうやって寄り添うか」のHOWの答えがそこにあって……三宅くんが「Number_iのファンの子は泣いちゃうと思う」って言ってたのも泣けちゃった。あの子たち、制作に対しては時間をかけると常々言っているけど、基本的に答えはすでに出ていて、そこにどうやってたどり着くかに時間をかけてるのかなと勝手に思う。俺らおたくみたいに時間かけてどうでもいいもの捏ねくり回してるんじゃなくて、やったらやっただけいいものができるだろうと思っているわけでもなくて、答えにたどり着きたいんだと思う。勝手に、勝手にね、そう思うよ。
この曲を聴く前に、連れていってくれたおともだちが、「またああいうふうに歌う3人を見たら泣いちゃうと思う」と言っていたんだけど、まさにそうで、今回のきっかけと目的はチャリティだけど、KPQPとか、君がいる世界とか、Dear My Tiaraとか…Beautiful Flower…とか…そのときそのときでKing & Princeの変わらぬテーマであった楽曲のような、深い愛情を感じました。この距離感を肯定して尊いものにしてくれる、大丈夫と思わせてくれる、強さが好きっすね(突然の告白)
それにしても曲中に贅沢に二度もくる勇太→優太の歌唱やばない?こんなに世界が美しいことある?なんつぅかな〜………品、があるんだよなあ………。エンタメに大事な爪痕とか圧とかそういうものとはまた真逆の表現なんだよね。テクニック的なものはてんこ盛りなんだろうけど、ナチュラル。このナチュラルさが天才。どうして?どうしてそんなことができるの?「こうくるかあ〜〜〜えええ〜〜そうくるか〜〜」って学びしかない(なんの?)サビで勇太が歌いはじめたとき、私の中の餅ゴリがめちゃくちゃ顔しかめたよね、オフゥ…あなたはもう完全なるスターです……そして優太がくる。あいつが。Justの入りでハッッッ…ってなる(語彙力ねーならnoteなんか書くんじゃねえ!)(自分にブチギレ)こんな歌い方すると思わんじゃん?もしYouTubeやTikTokでうっかり流れてきて「え、岸くんってこんな歌い方するの?」と驚いた方がいらっしゃるなら言ってやりたい。私(FC会員)のほうがビビってるからな!!!!???(ブチギレ)(なんで?)本当に俺らがWゆのこういうもの求めてたの知ってた?って感じ。壁に耳あり障子に目あり?本当に気をつけようね。誰が聞いてるか分からないから。どんどん声を大にして言ってこ。
そしてTOBEの、芸能界の、エンタメ界のスター平野紫耀さん。スターであり僕らのヒーロー平野紫耀さん。もう存在感がスンゲェのww平野紫耀がKing & Princeとしての最後の数日、Beautiful Flowerで静かに震えていたとき、くるしげに涙しはじめたとき、…私は人として何もできないんだな、何もできずにこのまま終わっていくんだなと思って虚しかったんだよね。人としてっていうか、おたくとして?何もできないの。今も変わらずできることは何もないけれど、おたくとしてNumber_iがいる時代と世界を愛していきたいと思うよ。平野紫耀がエンターテイナーとして存在し続ける限りね。
Cメロでの勇太→優太→Wゆハモ→ショオの落ちサビの流れ、ずっとディズニー映画見てるみたいだったw
まだFUJIとBe on Your sideの2曲についてしか触れてないのに3000文字超えてるんやけど(むり)
ドームでのNumber_iパートは一気にいこ。
Blow Your Cover ←踊りすぎ。軽く舞うんじゃなくて、GOAT並にガッツリいくから普通にひいた。絶対ダンプラ出してほしい!!!!!!!この時点でもうFUJIは歌ってるからさ、「踊る」っつったらこっちはあとはGOATの心配しかしてなかったわけですよ。この前にダンスパートもあったしさ。なのに初っ端からこんなに目も耳も気持ちよくなると思わんじゃん。えげつな。
Rain or Shine → Is it me? →Midnight Cityの流れもよかった。ムーディーだったのが、カジュアルにラフに楽しませて、グルーヴ感でもっていく…なんかさ、なんかの曲紹介でMidnight Cityを「ノリのいい曲」みたいに言っていて(たぶん)、そうなんだ?って思ってさ、わりと耳だけで聞いてると聞き入っちゃうんだけど(なんでもそう、おたくだから)、ライブでみせてくれることでそういうことか!ってなったよね。熟れてて本当にかっこよかった。
でドームの空気感まとめたところでGOATですよ。勘弁してほしいw最近HIGHSNOBIETYでGOATの制作過程で尺ガッツリ切ったみたいなエピ話してて、だからこそ息をのむような体験がGOATで出来たんだなと思った。間の取り方をライブ仕様にしつつ、ひとつも目を離せないっていうか。これがライブの本編ラストだったからかな?余計、120分待って乗ったアトラクションみたいだったよ…もれなく虜にして、バンっ!って終わる。泣いちゃう。えげつなさすぎてキレちゃう。
生で見た平野紫耀はね〜スペースでも「実在していたか」って話になったんだけど、実在してなかったかもしれない。ドームで「ギャァァァァァァァァァァァア!!!!」ってなってるおたく全員、よくわかってないと思うんだよね。たぶんよくわかってないと思う。私もよくわからなかった。
神宮寺は女という女の目をハートにしてた。と思うwマジでw完全に俺の偏った分析でしかないけど、ヒラショーへの歓声が「ギャァァァァァァァァァァァア!!!!」なら、神宮寺のサングラス取ったときとかは「キャア〜〜〜〜〜♡」なんだよね知らんけどwまじ神宮寺くん本当に「素敵」だった。うまく言えないけど本当に「素敵」なのw国民的彼氏どころじゃないと思う、高貴すぎて。
岸に対してはもっと「ワァアア〜〜〜✨岸く〜ん✨」って感じだったと思う。おたくの声があちこちで喜んでたし、おたくをHAPPYにしてた。岸のこと明日から「ハッピー」って呼んでもいいくらい。でさ、TOBEメン三宅パイセンもヒロミツも顔が小さすぎて「ええ?そんなことある?」って感じなんだけど、岸の頭の小ささと手足の長さはバグ。ステージに立つために生まれてきたんだなって思う。存在が映え。
さてさてさて。一生「かっこよかった〜😭」って言いたくてしょうがなかったんだけど、ちょっとスッキリしました。ここまで読んだ人いる?今はどうしたら有明に行けるんだろうってことを考えています。考えてもしょうがないけど、また会おう!
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