ichinen
時間の話をします。
あれからもう1年が経ってしまった。おそろしいことです。あっという間。あっという間だけど、想像していたよりも濃い。想像していた、というか何も想像できなかったので、まっさらだったものが、思いもよらぬ色に染められて、不思議な時間だった。
おたくとして楽しかったか、苦しかったかといえば、彼らから与えられるものはぜんぶ楽しかったけど、いちいち戸惑ってしまったりもした。
だって5人だったKing & Princeから3人が脱退し、2人のKing & Princeと、3人のNumber_iが爆誕。これって、俗にいう………分裂…なのかな?w(小声)あまりしっくりこないワードだけどww
それにもともと、個人だけ、グループだけを愛すにはなかなか難しい文化というか、どうしても「所属事務所」の事案がどちらにもついてまわり、「何を愛し、何を守るか」の意識がおたくの中でも高まり、同時に〇〇の味方であるからには何かを敵とみなしているような空気が蔓延っているような気がしなくもなかったこの1年。単純に「5人が好きだった」というのにも、「ふうん、それで、今のあなたの敵は誰ですか?」と問われたりして(なんでだよ)。
ちなみに私の敵はですね、「時間」を大事にしなかった人です。世の中、大切なものはたくさんある。アイドルにとっても、お金とか、ファンとか、地位とか、イメージとか、守らなければいけないものが山程あるのはわかる。わかるけども、戻ることもない、1秒1秒過ぎていく「時間」を大事にしてくれなかった人。時間には、アイドルの価値そのものだったり、可能性が詰まっているはずだから。
そんな「敵味方に分かれ 殺し合いをしているね」状況のなかで、私がどう心を鎮めていったかを振り返りたいと思います(鎮まったの?正気?)
いや、少しは落ち着いたと思うのよ。まず恐怖の1104から脱退までの半年。地獄。地獄というか、煮えたぎるマグマファイヤ。感情のジェットコースター(主に怒と哀との)。そして1年前の今頃からの、およそ半年。2人のKing & Prince、じぐひらのTOBE加入、岸のGメン仕事からの〜Number_i 結成。ここらへんで、だんだん自分のまわりのおともだちにも「喜び」の感情がわくようになった。よかった。し、私はキンプリちゃんのライブ遠征したり(可愛かった)、じぐひらのインスタに顔がいいって言ったりはしていたけど、ぶっちゃけ年明け前のとべばんとかあたりまでって、そんな記憶なくて。強烈なアイドル界隈不信に陥ってたのかもしれないwキンプリも秋とか年末あたり、体調悪そうだったりいろいろあったりしてたしね。
かなしい、よりも「楽しい」にシフトできたのは、キンプリが春からの主演ドラマが決まってて、GOATリリースでGOAT以外の楽曲に触れられたあたり…2、3月かな。ドームも行ったし(ちょう楽しかった)。
※7月あたりのまだ引きずってて病んでる期、年明けしばらくしてNumber_iを受け入れようとしてる期、ドーム行って完全に楽しんでる期の記録✍️
それって諦め?いや諦めがつくことは一生ないんだけど(映像とか見ればすぐふりだしに戻れる)、受け入れ?何?しゃーないよ、もう時間無駄にしたくないもん、って気持ちになった(散々無駄にした)(なんでだよ)。そして今に至る。もう私の愛した、5人のKing & Princeは、ここにはない。宝箱の中だ。
だから平野、神宮寺、岸の3人は、この1年間で、シンデレラガールを一度も歌っていない。…それはそう、なんだけどw、あの頃から思えばそんなことある?wって感じじゃんwww俺らが今生きてるのは、あのとき思い描いた未来じゃなくて、リアルな現実(リアルな現実)なんだなって、グループやめるって重いなってあらためてじわじわくる。あんなに散々、散々歌ってきたのに。もう歌わないとわかってて、Mr.5で衣装つくってMV撮ったんだろうしなあ(それはそう)。あのときは「想像したくもない、口に出したくもない」って思考止めてたけど。
ちなみに、みんなは「グループ」って誰のものだと思う?事務所のもの?メンバーのもの?ファンのもの?国民的ともなればみんなのもの?今話題の「マネジメント契約、エージェント契約」がどうとかまで考えれば、なかなか答えは出づらいと思う。
でも私は、こうなるずっと前から、グループというのは、メンバーのものであるべきだと思っていた。グループつくった人とか、会社で一番えらい人とか、権利持ってる人とか、ファンとか、世の中が望むものとか、流行りとか、そういうものでなくて、メンバー全員の思いでその舵を取るべきだと。理想論かもしれないけど「おたくとして」、そうであるべきと強く願っていた。じゃないとこうなることもわかってたし、私がいちばんすきなのはメンバーだし、メンバーがいちばん大事だから。
でも、やっぱりそうじゃなかった。そうじゃないとは薄々わかっておたくしてたけどw、絶望的に、「グループ」(あのときのKing & Prince)はメンバーのものではなかった。
だから、こうなった。いろんなことに「バイバイ」して、いま自分たちのグループをつくったのが、Number_i。縁やサポートや錚々たるスポンサー企業、それから私たちファンがいるけれども、Number_iは、Number_i3人のものであれと願う。楽しんでほしい。私も毎日楽しい。
なぜ3人がグループを組んだのかも、今ならわかるような気がする。
「あの頃からわたしたちは」という番組でBE:FIRSTの方が言っていた「ichibanで、世のボーイズグループの難度が上がった」という見解こそ、あのときのKing & Princeの狙いだったのではないかと思う。その評価に対して、「こわいもん、次何していいかわからない」と笑ってみせた髙橋。苦しいけど、当時の本音だったのかな、と。でも、あのときのKing & Princeの狙いは、GOAT、FUJI、BONなどの表現で、Number_iがそのストーリーの続きを見せてくれていると思う。
髙橋と永瀬には、King & Princeという豪華客船に、これまでのヒストリーがあって、進むべき航路があって…、キンプリにはたぶん、思いがけないまた別の苦労もあったと思うから、株式会社だっけ?あの豪華客船は、これからも髙橋と永瀬のものであってほしい。今後もいい方向に進むといいなあ。宝物がたくさんのってるから。(私の宝物がつまった宝箱は、その船のなかにある、という感覚です)
さすがに1年経つと、あの頃にはわかんなかったことがわかったりもするんだよね。やっぱりJって、ボーイズグループという括りでは圧倒的にチートモードだったじゃん。本来は何かの頂点や何かの先頭に誰が立つかの争いの中で、Jはいつもエスカレーターに乗っていた。
でも実際には、気づいたらボーイズグループというジャンルのなかにJは入れてなくて、JはJだけのガラパゴスで進化していた(評価されないところに自ら行っていた)ように思う。これは単に批判じゃない、そういうことでの恩恵もあるし、心地よさも好きだった。
キンプリは、「自分たちは恵まれている」と理解していた子たちだった。恵まれているというのは恩があるということで、ずっと(あの頃は)Jという環境のなかで、Jとして、切り拓いていくことにこそに意味があったんだよね。
でもそれと、ボーイズグループとか日本のアーティストとして、切り拓くことはなぜかイコールじゃなくて。Jなら、Jの戦い方しかできない。良くも悪くも。
それがもどかしかったんじゃないかな。もどかしいというか、単純に「なんで?」っていう。なんでだったんだろうw(もちろんそれだけじゃないだろうが)(それでもなかったらどうしよう)
時間が、無限にあったらよかったのにね。
たった1年前に「最後だ」といったMステに出れるなんて「夢にも思わなかった」という平野。ほかのボーイズグループの方も、「一生出れなかったかもしれない番組、こんな世界線があると思ってなかった」と言っていた。それが、同様に音楽を楽しむ場になりつつある。
※でもやっぱり、大人の事情で出れるようになったから出れたんじゃなくて、出演に値する努力と活動を、各ボーイズグループ(Number_i含む)が腐らずしてきたからなんだよね。Mステが全てじゃないけど、そうすることでMステに繋がった。それはいろんなグループが言っている
時間は戻らない。彼らが後もどりすることもないし、どこかにとどまることもない。
さて。たった1年で、たった1年でここまで自分たちのスタイルを整えた、前に進んだ2組はすごいと思う。おかげで、私も前を向けた。あらためて、あのときの5人がだいすきだし、だいすきだったし、またいつでも会いたいし(並んでくれ)、
これからもあのときのストーリーが続きますように。いや、ぶっちゃけNumber_i結成したときも、GOAT聞いたときも「続きをするつもりなのか」まではわかってなかったんだけどね、コーチェラまで出たし(コーチェラて)、BON聴いて、「もう!わかった!やる気すぎるwww」(すぐ信じられなくてごめんw)としかならなかったので。頼もしくて、だいすき!
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