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大アルカナの意味一覧


大アルカナは愚者の人生を描く成長物語です。

【0.愚者】0番の愚者は、産道を通る前の赤ちゃん。赤ちゃんだから、目標とか、目的地とか、ない。ただ自然の摂理に則って、生まれていくだけ。生まれた先の世界がどんな場所かもわからない。ただ「生まれる」という運動が起きているから、生まれるだけ。


【2.女教皇】1.魔術師で思いついたアイデアを形にする前に、情報収集したり深く考えるのが女教皇。外側に向かう魔術師が男性性なら、一旦立ち止まり深く考える女教皇が女性性。そして、アイデアを「世に生み出す」女帝へと続いていく。

【4.皇帝】女帝がお母さんなら、皇帝はお父さん。母の愛を受け育まれた愚者は、父にこの世で生きていくためのルールを教わる。情緒をコントロールすること、行動に移すこと、リーダーシップをとること。男性性の機能を象徴するのが皇帝のカード。


【5.教皇】

0番でこの世に生まれ、3の女帝に育まれ、4の皇帝に現世での規律を教わった愚者くんは、第三の大人である教皇に社会的な道徳を教わる。
人々が共存していくために大切な心構え、精神的な成長、この世とあの世のつながり。
教皇は親よりもさらに広く深い知識を授けてくれる。


【7.戦車】ついに前に進める。今は何も考えずにただ思いつくままに進もう。6.恋人のカードで、才能と環境がマッチした。自分が何をやるべきかが見えた。今が攻めるとき。勝利しか見えない、ある意味盲目的に進んでいけるのが戦車。


【9.隠者】7番の戦車で勢いよく進み、8番の力で勇敢さを試される。激動の時期を経て、内省の時間へと入っていくのが隠者。本当にこの道でよかったんだっけ、自分は何を求めているんだっけ。「これだ!」と思って進み出しても、新しいチャレンジは必ず迷いを伴う。だけどその迷いこそが、新たな可能性に気がつくきっかけになる。


【10.運命の輪】運命の輪は、未知の世界に飛び出す瞬間。9.隠者では徹底的に自分の世界に籠り、ひたすら内面を観察してきた。内面の変化が外側に反映されるのが、運命の輪。だから予期せぬことが起こる。タワーのカードと似ている

【11.正義】運命の輪によって予期せぬ出来事が起きたとき、求められるのは感情を排除して理性的に判断すること。脳の前頭前野を働かせること。好き嫌いではなく、どう機能するか、で判断することを伝えるのが正義のカード。

【12.吊るされた男】

容赦なく変わっていく現実や、受け入れざるを得ない不条理を前に、吊るされた男は意識の変容を促される。環境が変わればルールも変わる。新しい環境に移ったなら、そこのルールに合わせて意識を変えなければいけないのは自分の方だ。



【13.死神】0番で生まれた愚者は、一度ここで死ぬ。ただし物理的な死を意味するわけではなく、死神が伝えるのは「一つの世界が終わる」ということ。12番.吊るされた男は、停滞や犠牲の中で重要な気づきを得る。それが、世界の終わりと新たな始まりを受け入れる死神へと繋がっていく。

【14.節制】
節制は、確認のカード。13.死神で迎えた変化のあと、新しい環境に適応するために、小さな確認を繰り返す。私はここに馴染めるのだろうか、どんな人たちがいるんだろうか、ここはどんな場所なんだろうか。入学式や新学期の心境に似ている。

【15.悪魔】誘惑、迷いの時間。入学式のあとの5月病。新しい世界にきたは良いものの、知らない環境に馴染むにはなかなかのエネルギーがいる。そんな一瞬の疲れ、心の隙間に悪魔は入り込んでくる。

【17.星】

16番タワーで現状が大きく崩された。予期せぬ出来事で、目の前が真っ暗になった。
真っ暗だからこそ輝くのが星。周りが全て見えなくなった時に、たった一つだけ輝くもの。それがあなたにとっての本当の価値。

【20.審判】
タロット後半、タワーから世界までは特に、1枚ずつではなくカードの連なりを考えて読むとグッと奥行きが出る。
タワーで大きく崩された現状、星で見えた希望の光(ゴール)、太陽で本質的な喜びとは何かに気づき、審判で己の持ち物を再評価する。いらないものと必要なものを区別できるようになり、世界=完成へと続いていく。


【21.世界
】卒業のカード。学校生活が終わったね、卒論提出したね、これから新しい社会人のステージに行くね、っていうのが世界のカード。私の学生生活が完成する。良くも悪くも、終わりを告げるカード。そしてここからまた、0番愚者へと繋がっていく。

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