【甲子園】孫GONGが号泣した試合について
まずはこちらをご覧ください。
彼の名は孫GONG(そんごんぐ)。京都出身のラッパーで、JAGGLAとのHIPHOPユニット・ジャパニーズマゲニーズでの活躍も知られています。
※孫GONGについて詳しくはこちら。
はじめてこの動画を見たとき、全身の骨が揺れるほど笑いました。パンチラインだらけのこの話を要約すると以下のようになります。
・人生で諦めたことは野球
・小4から始めて、滋賀の名門・近江高校に進学し野球部に入部する
・最もテレビに映るという理由でキャッチャーを志願
・キャッチャーはとても難しかった。理由はエクスタシー(MDMA)をポンポン食っていたため、ボールが全部ナックルに見え捕球できなかったから
・その後グレて退学したが自分の代が甲子園に出場したため観に行く
・その試合は逆転負けし誰よりも号泣した。理由はエクスタシー(MDMA)をポンポン食っていたため感情的になりすぎたから
何度見ても面白いので毎日のようにこの動画を見ていたのですが、ある日この話本当なのか?と疑問が湧いてきました。
ラッパーは”リアルであること”が重要であるとよく言われます。唯一無二の経歴やエピソードは(それが弱さだったとしても)大きな武器になります。しかし、それが嘘や脚色だったらリスナーは相当冷めてしまう。
孫GONGほどのラッパーに限ってそんなことないだろうとは思いましたが、さらっと甲子園に出場したなんて(当人は出ていないとはいえ)ちょっと信じがたい......甲子園は野球の神に愛された者たちの戦場なのだから......
調べてみました
不服ながらアフィリエイトサイトを調べると、孫GONGの年齢は1987年5月1日生まれの33歳。同世代の夏の甲子園を調べればよいわけです。(いくらエクスタシー(MDMA)をポンポン食っていても春の甲子園で号泣するとは考えにくいため夏と推察できる)
87年世代の甲子園は2005年の第87回大会。当時2年生の田中将大擁する駒大苫小牧が優勝した年ですね。
この大会に近江高校が出場していなければその時点でダウト。孫GONGはラッパーとして大きな痛手を負うことになるでしょう。特に彼のような音楽と生き方が強く結びついているラッパーには!
さあ!!!!!!見せてくれ!!!!!!
参考:バーチャル高校野球https://vk.sportsbull.jp/koshien/stats/summer/y2005.html
出ていました!!!!!しかも近江高校が負けてる!!!!!
張りつめていた緊張の糸がふっとほどけ、胸をなでおろしました。やはり孫GONGはリアルなんだ......良かった……あとは試合展開を確認するのみ。
逆転負けだった!!!!!
かなり熱い試合展開で、飛び道具が無くても号泣してしまいそうです。
しかも3回表が終わった時点で「近江6-1桐光学園」。1:39あたりで「6-1とか0ぐらいから逆転されて~」との発言があるのでかなり詳細に憶えていることが分かります。エクスタシーを摂取した状態でここまで憶えているのが凄いのかは、やったことがないので分かりません。ただ彼の野球愛はとても伝わってきます。
動画も見つかった!
YouTube上に試合のダイジェストまでアップされていました!
この大歓声の中にエクスタシー(MDMA)をポンポン食って誰よりも号泣していた孫GONG青年がいたと思うと、いろいろな青春があるなと感慨深くなってしまいます。
終わりに
ラッパーの発言に対して疑い深く洞察するのが、リスナーとして正しいアティチュードなのかは正直微妙ですが、今回は野球に関することだったためどうしても気になってしまいました。
冒頭に紹介した孫GONGが所属するHIPHOPユニット・ジャパニーズマゲニーズの新曲がドロップ!ジャパニーズマゲニーズと言えば、、、の極上Shit。要チェック!
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