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危機に陥っているボーイングが今すべきことって?

10/15 限定記事
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こんにちは、すなっちゃんです。留学1ヶ月目にしてコーヒーマシンを手に入れました。どんどん生活水準が上がっていきます。もはや優雅まであります。

さて、今回は「最近のボーイングがやばい」という話をしようと思います。つい先日、同社に関する悪いニュースが出たので、なんとなく把握している方もいると思います。今回はそんな同社が置かれている状況を、詳しく解説します。

それではいきましょう。

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これはあくまで私が今まで米国株投資に触れてきて気付いたことですが、金曜の遅くに著名な企業からニュースが発表されると、それはほぼほぼ悪いニュースの傾向があります。明確な理由は分かりません。

そして、3日間の週末休暇に入る直前のニューヨーク時間午後4時30分に、とあるニュースが発表されました。それは、ボーイング社は第3四半期の民間航空機事業と防衛事業の営業損失が合計で約64億ドルに達したという厳しいニュースです。

このニュースにトレーダーたちが飛びつき、ボーイング社の株価は数分間で約2%下落しました。しかし、同社が破綻することは許されないという冷静な判断がすぐに広まり、株価は数時間のうちに前日の終値まで回復しました。しかし、同社は深刻な財政難に陥っており、航空機のさらなる遅延により、シアトル地域の3万3000人の機械工による1か月間のストライキが重なり、その影響はサプライヤーにも波及すると思っています。財務状況を改善するために従業員の10%を削減することを発表しましたが、一時しのぎに過ぎません。

長期的には、宇宙事業からの撤退など、より広範囲にわたる対策が必要なのかなと。しかし、より差し迫った課題はストライキを終結させることです。そして、高品質の航空機の製造に復帰しなければいけません。そのためには同社の多少の財務的余裕が必要です。

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