肥満治療薬が持つ大きな可能性
こんにちは、すなっちゃんです。
電圧変換器を買ったのですが、入力電圧を1回目で設定を間違えてプラグ変換と電圧変換器をぶち壊しました。IQ133あります。本当です。
さて、今回は私が1年以上前から注目している「肥満治療薬」についてお話ししたいと思います。投資をしている方は、これから肥満薬市場は必ず大きくなっていくと思いますので、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。
それではいきましょう。
────────────────
肥満薬が示す大きな可能性
メリーランド州ボルチモアに、超隠れ家なバーがあります。私は当然いったことないのですが、ここにはカクテルステーションやビールのタップ、蒸留酒が積まれた棚があったりと、ごく一般的なアメリカらしいバーらしいです。
しかし、ここを特別な店にしている点は他にあります。なんとこの店、科学者か治験に関わるボランティアしか訪れないのです。
というのもこの店実は、研究室なんですね。ここ、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の小さな部屋では、科学者たちがタップルームの雰囲気を利用して、抗肥満薬がアルコールへの欲求を抑えることができるかどうかを研究しています。
そもそも肥満治療薬ってご存知でしょうか?
肥満治療薬とは、簡単に言えば脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑制する薬で、これを使うことで減量することができるのです。
しかし現在、なんとこの肥満治療薬が減量以外の効果が期待されてきているのです。
実際、肥満治療薬の可能性を示す証拠は増えつつあります。動物実験や電子カルテの分析から、GLP-1受容体作動薬(血糖値を下げる治療薬)として知られる最新の減量薬が、アルコールからタバコまで、多くの種類の渇望や中毒を抑えることが示唆されているのです。
では実際に、この隠れ家バーのような研究室ではどのように実験されているのでしょう?
この研究を率いるロレンツォ・レジオという研究者はボランティアを座らせ、自分の好きな飲み物を見たり、匂いを嗅いだり、手に取ったりしながら、欲求に関する質問などのテストを受けます。別に、参加者はアルコールの写真を見ながら脳の反応を観察します。そして、一部の参加者には肥満減量薬セマグルチド(ウゴビーとして販売)が投与され、他の参加者にはプラセボ(偽薬)が投与されます。これで、両者の反応を比較するみたいです。
また、実はGLP-1が持つポテンシャルは、アルコールやタバコなどの中毒の抑制だけじゃありません。
その他の研究では、心血管疾患や慢性腎臓病の患者の死亡、脳卒中、心臓発作のリスクを低減し、睡眠時無呼吸症候群の症状を和らげ、パーキンソン病の発症を遅らせる可能性さえ示唆されているのです。さらに現在、これらの疾患のほか、脂肪肝疾患、アルツハイマー病、認知機能障害、HIV合併症など、さまざまな疾患に対する薬剤の臨床試験が数百件行われています。後でめっちゃ詳しく説明します。
肥満治療薬を開発するいくつかの企業の相談役であり、研究助成金を受けている肥満薬専門家であるランディ・シーリー氏は、現在の肥満薬についてこう発言しています。
おそらく、どのような場合に薬が有効かを証明するには何年もかかるでしょう。どのように作用するのかを理解するのはさらに難しいと思います。心血管疾患の患者などの場合は理由はすごく単純で、体重の減少が効果の大部分をもたらしていることはほぼ間違いないです。ただ、中毒やパーキンソン病のような症状で観察される効果には、まだ解明されていない別のメカニズムが関与しているので、時間がかかると私は思っています。
さて、それでは次は、肥満治療薬によってもたらされる減量以外の効果をもっと深掘りして見ていきます。これを見れば、肥満薬市場が今後なぜ大きくなっていくか、確信を持てるはずです。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?