トレーダーが負けてしまう理由とその対処法を教えます。
こんにちは、すなっちゃんです。
先日、みりんを買いに行ったら約1200円で目が飛び出ました。対して現地のスーパーに行くとドーナツ5個入りが約170円ぐらいでした。より肥満薬市場に強気になりました。
さて、今回は私がこの「米国株投資家が集まるコミュニティ」を立ち上げるきっかけの一つになった話をしたいと思います。以前にも少し話しましたが、この心理を理解していないと、トレーダー/投資家として基本的に負けます。
それではいきましょう。
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本編に入る前にお知らせです。
私が運営している「米国株投資家が集まるコミュニティ」のメンバー数が、もうすぐ900人を突破します!!
私は基本的にこのコミュニティで、私が持つ全ての知識や戦略をリアルタイムで吐き出しています。
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それでは、本編です。
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なぜ私たちは自分の能力を正確に測ることができないのか?
人間の心は、まだ自分の無能さを認識するほど十分に知ることができていないため、この尺度を過大評価する傾向があります。
ある研究によると、約80%の人が自分を「平均以上の運転手である」と評価しているという統計結果が出ていますが、これは数学的に不可能な数値です。別の研究では、ハイテクソフトウェアエンジニアリング企業で調査対象となった従業員の42%が、自分のパフォーマンスを上位5%と評価していることが分かりました。もちろん、これも(繰り返しになりますが)数学的には不可能です。
この認識不足は、その人を不当に自信過剰にさせることがあります。この心理を、「ダニング=クルーガー効果」と呼びます。
このバイアスとは何なのか?
ダニング=クルーガー効果とは、特定の分野における知識やスキルが限られている個人が、自身の能力を過大評価する傾向にある現象を指します。一方、この効果は、高い能力を持つ個人が、自身の専門分野におけるタスクを誰にでも簡単にできると認識し、その結果、自身の能力を過小評価する原因にもなります。
論理的推論から感情的知性、金融知識、それから戦争での立ち回りまで、幅広い領域で発見されています。戦争と聞くと少しいき過ぎたイメージはあるかもしれませんが、実際にこれは戦争の歴史から多く発見されています。
そしてさらに、この効果は無能な人の間だけに見られるものではなく、ほとんどの人にバイアスがかかりやすい弱い部分があるとされています。このような傾向が生じるのは、それまで無理だった分野でわずかな知識を得ただけであたかも自分が専門家になったかのような錯覚に陥ることがあるからです。探求し続けた後に初めて、そのトピックがいかに広範囲に及ぶか、そしてまだ習得しなければならないことがいかに多いかに気づくのです。つまりこの心理学は、ある特定のトピックだけではなく、トレードや米国株市場などにも当然当てはまります。
投資初心者は、銘柄選択能力や企業評価能力、あるいは市場動向予測能力を過大評価しがちであり、その結果、最適とは言えない投資判断を下し、資金面で負ける可能性があります。この現象には、投資環境に内在する可能性がある認識されていないリスクを特定できないことも含まれます。
ポーカーとかがトレードにおける心理と非常に近しい例ですね。ポーカーには本質的に偶然の要素が含まれているため、行動と結果の因果関係が明確でなくなってしまうのです。 これにより、ダニング=クルーガー効果が猛威を振るう環境が生まれます。ランダム性は、短期的には悪い行動を強化し、良い行動を罰することになります。長期的には、何が正しくて何が間違っているのかが明白でないため、軌道修正が難しくなります。
そして、トレードも行動と結果の因果関係がない場合があります。しかもトレードは、これで利益が取れてしまうのです。
たとえ15%下落しても、運良く20%上昇すれば利益を確定できてしまうのがトレードです。これは、ダニングクルーガー効果にとって薬物みたいなものです。
これが起こるとどうなるか、もうお分かりだと思います。そう、自分のスキルの過大評価です。
そして自分を過大評価をした人は、危険なリスクを犯します。アスリートが「自分の能力はこんなものなはずがない、俺には才能があるんだ」と信じ込み、自分を追い込みすぎて、限界を超えてしまう、というのと同じです。
もしあなたが、ダニング=クルーガー効果に陥ったことがないと考えるなら、次の質問に答えてみてください。
次に何を学べがいいのかわからなくなったことはありますか?
ポーカープレイヤーを含む多くの人々は、学習に方向性が見出せなくなったときに、自分が達人としての頂点に達したと誤って信じてしまうことがあります。このような状況は、学習体験に触れる機会が限られていることと、自身がその状態に陥っていることを客観的に評価してくれる環k等がないことから生じ、その結果、自分の無知を認識することが妨げられます。知識が広がるにつれ、その限界に対する認識も広がり、現在の理解を超えた未知の領域の広大さが明らかになります。
偏見を克服する方法
それでは、自分の能力不足に気づくには、自分の能力不足を認識する能力が必要ということなのですが、能力不足の人はどうやって自分の能力不足に気づくのでしょうか?
能力不足を克服するには、認識することが重要です。
私は、答えは一つだと思っています。
それは、経験を積んだ人のパフォーマンスに耳を傾け、洞察力を養うことで、自分のパフォーマンスに無知であることを避けることができる、ということです。 視点の多様性は重要な役割を果たします。
自分の限界を認識し、フィードバックや建設的な批判を受け入れてください。そうすることで、この偏見を克服することができます。
おそらくこの記事を読んでも、多くの人は自分が利益を取れた時、他人に何を言われても聞く耳を持たなくなってしまうと思います。なので、この記事を読んでくださった皆様にまず行ってほしいのは、「ダニングクルーガー効果」をちゃんと理解してください。そうすることで、自分が今どういった状況にあるかが客観的に理解しやすくなるはずです。
自分が属する集団の中で、最も賢い人間ではないことを忘れないでください。もし自分が最も賢い人間であるなら、それは間違った集団にいるということです。
結論
いかがでしたでしょうか?トレーダーが負けやすいのは、私はこれが一番の原因なのではないかと思っています。つまり、トレーダーが最も優先して手に入れなければいけないのはトレード戦略の教材でもなく、四季報でもなく、「トレードをする環境」なのです。これがない限りは、ダニングクルーガー効果に陥ります。
私はこの環境を自ら作りたいと思い、この「米国株投資家が集まるコミュニティ」を立ち上げました。
私は毎日、ニュースの見方や経済指標の解説、戦略に関する考え方などの記事を3000ー5000文字書いて投稿しています。また、私のデイトレ/スイング/長期のトレード戦略も全てリアルタイムでここに投稿しています。
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ただ、お金が絡んでくるのでおそらく入ることに少し躊躇う人も一定数いると思います。そのために、現在では「1週間無料期間」を設けています。
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今回はこれで以上となります。ありがとうございました!!
すなっちゃん