見出し画像

肥満薬市場の危機?

こんにちは、すなっちゃんです。

昨日はありえないほどの快晴でした。こういう日が貴重すぎて絶対に外に出るようにしています。笑えるほど寒かったです。


さて、今回は「ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が保健社会福祉省長官に任名されたことは、肥満治療薬市場にとって悪影響なのか?」というテーマでお話しします。

おそらく皆さんが気になっているところだと思うので、できるだけ詳しく解説していきます。

私たちは、「米国株投資家が集まるオンラインコミュニティ」を運営しています。ここでは年間勝率85%を超える私たち2人が行うトレード(デイトレ、スイング、長期など)や、2000-3000文字程度の限定記事(相場の見方や決算の解説など)を毎日投稿しています。

気になる方はぜひ覗いてみてください!最初の1週間は無料ですので、合わないと思ったらやめていただいて大丈夫です!
https://snatchan.online/

それではいきましょう。

────────────────

先週の木曜日、ドナルド・トランプ氏がロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を保健社会福祉省長官に指名したところ、あらゆる製薬会社と加工食品会社の株価急落しました。

LLY
NVO
VKTX


AMGN

環境保護論者であり製薬業界に懐疑的な彼は、製薬業界、食品業界、政府のつながりに対する長年の懐疑論を活かし、トランプ政権の「健康の最高責任者」のポジションを検討してもらうために大統領選への出馬を一時中断しました。そして10月27日、マディソン・スクエア・ガーデンでの集会で、トランプ氏はケネディ氏が連邦政府最大の予算規模を誇る省庁の改革に「全力を尽くすべき」と述べました。そして今、彼は保健福祉省のトップという輝かしい地位を手に入れる準備ができているのです。

彼は健康問題に関してさまざまなことを提言していますが、今回は「肥満治療薬」に焦点を当ててお話ししようかと思います。

さて、ここで疑問に思うのは、「この下落が妥当か、それとも売られすぎか」です。

私は、この下落は「売られすぎ」だと思っています。実際のファンダメンタルズに基づく下落リスクよりも、より強い懸念を反映しているような状況です。

詳しく解説していきます。

権限は限られている



まずみなさんにお聞きしたいです。

「HHSのトップに立つ=薬に関する政策を自由に変更できる」

と思っていませんか?

これ実は、そんなことないんです。薬価や入手可能性に影響を与える政策を実際に変更することは、HHSのトップだからといってできません。というのも、HHSの長官は通常、より管理的な立場にあるからです。

ケネディ氏は以前、GLP-1ではなく栄養で肥満と戦うことを公約していました。先月、Fox News のインタビューで、同氏は肥満の米国人がオゼンピックを入手できるようにする法案を指摘し、その費用は年間 3 兆ドルに上ると述べ、その資金は他の取り組みに充てた方が良いと提案しました。

その5分の1程度を、我が国の男性、女性、子供たちすべてに1日3食の良質な食事を提供することに費やせば、肥満と糖尿病の蔓延をわずかな費用で一夜にして解決できるでしょう。

この発言の真偽に関してはわかりません。ただ一つわかるのは、HHSのトップにはGLP-1医薬品の価格設定や、肥満治療法および肥満削減法(Treat and Reduce Obesity Act)のような将来の法案の可決に影響を与える実際の権限は限られている、という点です。

メディケアという言葉をご存知でしょうか?メディケアとは、65歳以上のシニア、65歳未満の障がい者や末期腎不全患者を対象とし た連邦政府による健康保険です。このメディケアにはさまざまな種類があり、基本的にパート A(病院保険)、パート B(医療保険)、パート D(処方薬の補償)に分けられます。他にもあるのですが、この記事では必要のない情報ですので割愛します。

このメディケアですが、公衆衛生上の緊急事態が宣言された場合、HHSのトップは一部の「パートB」に含まれる医薬品のメディケア償還を調整することができます。

しかし、肥満治療薬は「パートD」に該当します。

つまりここからわかるように、ケネディ氏は肥満危機を抑制するための肥満治療薬の使用について、それほど楽観的ではないようですが、肥満治療薬の価格や政策に影響を与える能力は限られているのです。

最後に、これは肥満治療薬というよりケネディ氏に関することですが、私はケネディ氏が脇に追いやられる可能性が高いのではないかと思っています。

彼はトランプ氏を支持しており、トランプ氏は彼に席を用意すると述べています。しかし、上でも言ったように彼の正確な役割は不明であり、提案している内容を実現できない可能性があります。そして、彼はそもそも反企業であり、ワシントンでは仲間なんていません。私は、彼が簡単に追い出される可能性があると考えています。そしてそのために多くの製薬会社が、莫大な資本を費やすかと。

結論

ケネディ氏が任命され、様々な製薬会社が下落しました。中には30%以上下落した銘柄もあります。

しかし今回の記事を読んで後にこの下落を見ると、少しいきすぎだと思いませんか?コロナワクチンのこともあったので、ケネディ氏が任命されたというニュースの見出しが投資家の心理にマイナスに働いたのでしょう。

しかし、Xの誰かわからない投資家より、投資会社がどのように製薬会社を再評価したかをみてください。すると、ほとんどの会社が「リスクは限定的になる」と予想していることがわかると思います。

今回の記事が、これからの投資生活に役立てば幸いです。

ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!