【栃木県日光市】わ鐵の一日 銅山の町、足尾町赤倉地区 22.05.01_10:50
わ鐵の終点間藤駅から上間藤、深沢・・・集落の名前がどんどん辺鄙になりたどり着く赤倉集落。
ここの足尾銅山の本山があり、鉄道も以前はここまで引かれていた。
足尾銅山の遺構は倒壊寸前の雰囲気だが、こんな山の中にいまだに住んでいる人がかなり居ることに驚く。
そりゃ銅が掘られていた頃、掘削を終えた後も輸入鉱石の精錬は続けていたらしいく、その頃の賑わいはすごかったらしい。今となっては、そんな功績を見かけることは銅の鉱石を見つけることより難しい。
仕事ってどうしているんだろう?
全員が在宅ワークなわけはないよね。在宅ケアかもしれないけど。
道路が拡張するとか、ダムに沈むとかなら移住先を探してもらえるのかもしれないけれど、銅山が閉山するときの関係住民への保証ってどうだったんだろう?
直接の関係者、社員には何らかがあったかもしれないけど、その人達を相手に商売をしていた人などには・・・。
産業構造や生活環境の変化についていけなかった人たち・・・って思ってしまえば簡単だけど。
そんな足尾銅山を世界遺産に登録したい運動があるらしい。
さんざ雨ざらしの放置プレイをしておいて、今更・・・。
起こした公害の説明はどうするつもりなんだろう?人々の記憶の中から消え去るのも時間の問題かもしれないけれど、その前に、銅山の建物が消えて無くなりそうだ。