腹囲が気になる福井の旅 間違えついでの岡太神社参拝 19.11.27 14:37
越前は和紙の産地だ。
越前市の五箇と言われる地域が生産地で、福井藩や丸岡藩の藩札に利用されていたが、明治維新後、全国統一の太政官札に利用された。
紙漉きの伝説が伝承され、神を祀る神社があるというので訪れたが、もろもろの事情で間違えていた。
というのも、神を祀る神社は大瀧神社・岡太神社という。この点で区切られた2つの神社が曲者で、これ二つで一つのバロームワンなのだが、カーナビへの打ち込みで岡太神社と入れたら、黙って(いや、曲がるたびに右だ左だと言われながら)ここにつれてこられた。
驚くことに、大瀧神社・岡太神社と岡太神社は別物で、しかも割と近接地に存在する。
参拝しているときは、紙の神社だと思って参拝しているし、ここは紙の神社ではありませんとはどこにも書いておらず、しかもそこそこ立派な神社であ紅葉がめちゃくちゃキレイだったので、すっかりここだと信じ込まされた。
岡太神社は立派な神社で、巨大な鳥居の向こう、正面に拝殿があり、本殿は奥に上がったところにあるという様式。
繼軆天皇潜龍之聖迹の石碑があり、天皇が居たほどだからますます立派な神社ということになっていく。
奥へ奥へと伸びる本殿への参道。
なかなかの趣。
登りつめた本殿は左右に船神社、右手に須波阿須疑神社を従える存在感。
でも、なんだか想像していた紙の神社の社とは違う気がする。
いや、思い違いなのか?信じているからあえて調べない。
社が思っていたものよりも複雑ではないのでおかしいとは思いつつも・・・。
一通り参拝を終えて神社を後にする。
若干の疑問をいだきつつも。
ホテルに帰って街に繰り出して、駅の観光案内のパンフレットを見てしまったと気づく。
大瀧神社・岡太神社の本殿の見事なまでの建築美を見せられると、明らかに今日見た神社はバッタ物。
いや、悪口は自分にするもので、勝手に間違えたこちらが悪い。今日見た岡太神社だって、水害の神様としてキチンと祀られていたのだから。広大で趣のある境内、そこに連れて行ってもらえたのもなにかの縁かもしれないし。
明日またもう一度、本物の紙の神社に行かないと、写真をするものとして恥ずかしい。
ここまで来たら仕方がない。時間を作るしか無いな。
と、こういうところに自由が効くのって一人旅の恩恵だなぁ。
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