【山梨県富士吉田市】夏の終わり、吉田の火祭 祭りは粛々と 北口本宮冨士浅間神社 24.08.26_15:00
無料開放の小学校に車を停めて、火祭り開催の北口本宮冨士浅間神社へ参拝。
吉田の火祭りは自称日本三大奇祭の一つ。
北口本宮冨士浅間神社と摂社の諏訪神社の例大祭。
富士講や御師とも深く結びつき、この祭りを境に富士山は夏の登山シーズンを終えることになる。
祭りの舞台は北口浅間神社。
地元の人達、氏子の人たち、富士講の人たちが境内に集まる。
徹底して不浄を排除する祭りらしく、祭りが行われる上吉田の住人は、1年のうちに身内に不幸があったものを「ブクがかかる」と行って、祭りの間中上吉田地区以外へ出ることを強制される。これを「テマに出る」と呼ぶそう。
祭事に関わる一切から排除され、火祭の火を見ることすら許されない。
このご時世、それが通るところが田舎であり、祭りである。
祭りは、浅間神社の赤富士神輿と諏訪神社の神輿が並んで大鳥居をくぐって街で経ていくところで境内の祭事はひとまず終わる。
向かう先は御旅所と呼ばれる数百メートル離れた場所。
神輿について出ていく人たち、残って神社を仰ぐ人たち。
神輿がいなくなると参道は松明の準備に。
これからが火祭の本番なのです
不浄を嫌う祭りなのはわかるけど、法被の氏子や近所の人達の喫煙率の高さには参った。
境内だろうが、道路だろうが、人混みだろうが子供がいようが、タバコは無敵な昭和の価値観。
まぁ、この価値観がこの祭りを支えているのかも知れない。