2020渥美清の命日に葛飾柴又散歩 昔の金持ちの物凄さ 山本亭 20.08.04 12:50
帝釈天を出て、壁伝いに日影、日影と涅槃にでも向かうように歩いてくると、酷暑の中そろそろ限界的な絶妙な位置に山本亭がある。
大正ロマンが残る建物は、合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、故山本栄之助氏の住居として建てられたもの。
カメラ部品メーカーって儲かってたのね。と時代を感じずに居られない。
そんな山本亭は邸内の見学ができて、有料だがドリンク等とともに庭園を楽しむことができる。
庭園は、米国の日本庭園専門誌「Sukiya Living〜ランキング調査で、第3位に評価されているらしいのだが、日本庭園の良し悪しをアメリカの雑誌にされるってなんだかおかしくないか?
と思ったり思わなかったり。
広間に腰を下ろして、庭園を眺める。
冷やしぜんざいと寅さん記念館とのセット券で1050円。
高いか安いかは別にして、ここで休まないと命が危ない。
庭園は、米紙が絶賛するほどかどうかは疑問だ。
もっとすごい庭園は国内にいくらでもある気がする。
都心にあるとか、駅から歩けるとか、そういう外国観光客目線が加味されていれば別だが、オイラなら第3位にはランクはさせないな。
個人的に山本亭なら庭園というよりは建物の美しさを押すべきだと思うな。
調度品の豪華さとか。
そういう部分を評価するランキングがないからいけないのか。
最近格差社会が取りざたされるが、昔の金持ちの上流ぶりは半端ない。
格差だ格差だと話題に登るのは、ほんとうの金持ちとの格差じゃなく、低いところの格差の話。
そういうのは格差と表現していいのだろうか?生活保護費が低すぎるのか?でも、生活保護をネコババするそこそこな漫才師の両親っていうのもいるわけで、さじ加減は難しいな。
格差社会の問題は別にして、社会問題にしろ、庭園の順位にしろ、日本人は外国の評価に弱すぎるからな。自分の揺るがぬ価値観ってのが白湯スープのラーメンくらい薄いんだよなぁ。