【岐阜県岐阜市】秋の行楽、美濃散歩四日目 岐阜市内散歩 岐阜大仏、三番目の憂鬱 正法寺 22.11.02_14:30
秋の行楽、美濃散歩。四日目。
今日は一日岐阜市内を散策!
伊奈波神社を後にして、長良川方向へ少し進む。
国道256号がひし形に一方通行になる四角のど真ん中に岐阜大仏が座す西方寺が建つ。
金鳳山正法寺が正式名称で、禅宗である黄檗宗の寺院。
中国風の大仏殿への拝観料は200円。
日本三大大仏と言われる岐阜大仏はどこか妙に童顔。
ただ、日本三大なんとかの三番目ってかなり怪しい。
大仏だと奈良と鎌倉は不動のツートップ。
江戸時代は京都の方広寺、豊臣の大仏が三番目だったらしいがこれがいわくつきで、地震で倒れちゃったり溶けちゃったりと散々。
最終的には落雷で燃えてなくなってしまった。
その後の三番目に座ったのが兵庫は能福寺の大仏らしいのだが、これが太平洋戦争の金属回収令で爆弾だか戦闘機だが戦艦だかに・・・
平成になってやっと再建されたらしいが、すでに三番目の椅子は空いていなかった。(座禅だっていうのに)
戦争供出の能福寺の大仏の後釜争いが熾烈で、高岡の大仏だったり、岐阜の大仏だったりと定まらない。
タレント上がりの中国人だか日本人だかはっきりしない女性議員に、二番じゃダメなんですかとすごい剣幕で突っ込まれても、そういう問題じゃないんだよって感じ。
妙に童顔な岐阜の大仏は、驚くことに乾漆像。
経典を貼って漆を塗って金箔を貼ったもの。
いわば紙製。仏様なのに紙(神)なのね。
戦時供出を免れた理由はそこなのか。
空襲からもよく逃れたものだ。紙じゃあっという間に燃えちゃうだろうし、水かけるわけにも行かないだろうし・・・。
3番め争い相手の高岡の大仏も見たことあるけれど、2番と3番目の差にはものすごいものを感じる。
それでも、3番めに入っていれば御の字か・・・。
六番目よりは憂鬱は少ない。
真の三番目争いは終わりそうもないけれど、大仏殿の中っていうアドバンテージは大仏のサイズ以上にデカいかも知れない。