秋たけなわ伊勢原日向薬師参拝 20.09.27 09:40
伊勢原日向の彼岸花を見た後は、日向薬師に参拝。
例年なら、畦の旧街道日向道をまわって、土丸出しの登山道のような参道を上がって参拝するのだが、昨日の雨で足元が悪いため、日向から車で境内裏まで上がってしまった。なんとなくご利益が薄まった気がして居心地が悪い(笑)
山道のような参道を上がろうが、車で来ようが神様はそんなことより賽銭の金額が気になることは知ってはいるが。
行基による開山っで、吾妻鏡に頼朝も政子も参拝したと伝わる日向薬師は、江戸時代までは日向山霊仙寺といって、子院12坊を要する大寺院だったのだが、廃仏毀釈で宝蔵坊だけが残り日向薬師として寺席を引き継いでいる。
12坊も寺があったわりには、門前町もない。こんな山の中、罰ゲームだったんだろうなと思わざるを得ない。
5年もかけた本堂大修理を終え立派な姿の薬師堂は国の重要文化財。
その他仏像が数点と梵鐘も重要文化財で、歴史の重さはさすがの雰囲気。
参拝の人もそこそこいて、中々の人気。
彼岸花のこの時期だけかもしれないけれども。
自分も参拝はこの時期だけなのだけれども山寺の鄙びた感じがたまらない。
特に今回は参道をパスしているので楽ちん参拝だし。
帰りに売店で豚汁250円をいただく。
田舎のくせして具が少なめの豚汁が残念だったけれども、味はめちゃくちゃ美味かった。
年寄りの参拝が多いから、これくらいの量が丁度いいのかもしれない。
また来年かな。来年も元気で来られればいいな。願いはそれだけだ。