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自粛六尺 コロナ禍、外出自粛な4月の空模様

旅とお出かけの思い出写真Noteのハズだったのだが、新型コロナに伴う緊急事態宣言による外出自粛のお陰でネタが尽きた(笑)テレビドラマやバラエティーのロケの収録困難を笑っていられない。お出かけお食事だけが唯一の楽しみだと言うのに。しがないオヤジの楽しみを奪ったコロナ禍が憎い。

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そんなわけで、自分が住む神奈川県で緊急事態宣言が解除されてウロウロ出来る日が戻ってそこそこストックが貯まるまで、ご近所散歩の話と写真でつなぐしかなくなったわけです。

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そこで考えたお題が自粛六尺。
正岡子規の病牀六尺になぞらえてみたわけ。正岡子規と違い寝たきりではないので身の丈分の六尺というのは大げさだが、たいして代わり映えのしない自宅周りの徘徊とスーパーへの買い出し程度の散歩の途中で、見たもの感じたものにわずかに一条の活路を死路のうちに求めて少しの安楽を貪る儚さ、これが我世界であるという意識は子規と心がシンクロする。

というわけで、当分、家の周りの散歩風景でお茶とネット資源を濁すことにした。

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恋も涙も純情も生きるためには捨てよう。
新型コロナの魔の手は、今日も汚れた人混みに背中丸めて隠れてるから。

というわけで、外出自粛の自宅から見上げた空模模様。
緊急事態宣言が出された4月は、リモートワーク前5時過ぎくらいに朝の散歩に出かける時がちょうど日の出時だった。
毎日ってわけにはいかないし雨の日は流石に出かけないが、曇天から晴天であるのなら何日かに一度は朝飯前の時間帯にフラフラとしていた。
いい感じの空が朝焼けになったときには嬉しくて、そうでないときには少し凹み気味。

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平常時ですら空が焼けると美しいのに、外出自粛中ともなるともうこれが全てと言っていいほどの感動。
朝焼けの感動で一日は始まるの願ってもないことだが、リモートワークでなにと変わらぬ引きこもりの毎日。
秋の空が女心同様変わりやすいものだとするのなら、代わり映えのしない外出自粛の初夏の空ですわ。

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空はいつもと変わらず美しいと言うのに。
空を見上げる余裕があるうちは、自己診断で大丈夫かな。
この空の下で、病にうなされる人、病と闘う人、治療をする人、治療の手助けをする人、人のために仕事をする人、自粛を強いられる人、いつもと変わらず暮らしている人。それぞれがそれぞれの人生模様の外出自粛ですわ。


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