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【スペイン巡礼6日目】韓国人のキム君が気づかせてくれたこと

2024/05/30 スペイン巡礼6日目
【Puente la Reina - Estella 21.9km】

6:30にスタートして、8時頃にカフェで朝ごはん

左:チャンチゴリ、右:ボカティージョ


最近はこのペースがお決まりになってきている。
歩き始めて2時間か3時間ぐらいに1回休憩をする。

今日の朝ごはんは、ボカティージョというバゲットにハムやチーズが挟んであるバゲットサンド。
そしてチャンチゴリ(txantxigorri)と呼ばれるお菓子。
ナバラ地方のもので、シナモンの風味がして甘い感じと言われたので買ってみた。
後から調べると、豚を屠殺する時に作られるペストリーで主な材料は豚肉、ラード、パン生地、砂糖らしい。

知っていたら、絶対に買ってなかったな。笑
食感はパンとパイの間みたいで、味はシナモンの風味がついてる甘いお菓子って感じ。
興味があればどうぞ。

今日泊まるEstellaには13:30頃に着いた。
星降る街という意味のEstella。
なんて素敵な名前。

今日のアルベルゲ


アルベルゲに着いてから、疲れて眠ってしまった。
夕方、外でご飯を食べてアルベルゲに帰ってきたら、庭に韓国人3人がいた。
そのうちの1人、キム君は昨日も少し話してたので、挨拶して会話に入れてもらった。

アルベルゲの自動販売機で買ったビールを飲みながら、自己紹介したり。
キム君は日本に住んでいたこともあり、日本語ができる。

「カミーノ(巡礼)はどうですか?」と聞かれ、
「んー!大変!」と笑いながら答えたら、
大変なだけですか?」と返された。

正直ドキッとした。

大変なだけではない。
もちろん毎日スペイン語も分からないまま、知らない土地を20kmも歩くのは大変。
だけど、それだけじゃない。
色んな人に出会う事が出来て、様々な価値観に触れて、達成感もある。

私は当たり前のように、ネガティブな共感をコミュニケーションのきっかけとして生きてきたことを思い知らされた。

同情を誘って、人との距離を縮めようとしていた自分に気がついた。

目を向けてフォーカスすべきは楽しいことや嬉しいことなのに。
それを意識してきたつもりだったけど、本当に“つもり”だった。
意識していて、実際には出来ていなかった。

キム君、気づかせてくれてありがとう。

そういえば、韓国人の巡礼者がとても多い。
韓国ではスペイン巡礼の番組があるらしく、キリスト教の人も多いのが理由だそう。

日本人にはなかなか会わないなー。

ぽっこり盛り上がってる街
バナナ落ちてたよ

Buen camino!

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