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【自粛モードでも春を楽しみたい!】料理アプリ×植物アプリで「オンライン花見イベント」をやってみた

はじまりのはなし

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、例年なら行楽の季節に「外出自粛モード」。スナップディッシュの投稿からは、せっかくの春待ち弁当も虚しく「今年はお弁当を持ってお花見に行けない(涙)」といった悲しむ声が多く上がっていました。

そんな声に応えたい!と思い立って企画したのが今回の「オンラインお花見イベント」です。この話が持ち上がったのが2月28日、政府から休校要請が出た翌日からこのプロジェクトは始動しました。

後から思い返すとコロナショックの序章ではありましたが、外出自粛が当分続くことを見越して、オンラインかつライブでの体験作りがこれから必須になるから準備をしておかないといけない、そして、外出自粛ムードに明るい提案をしたいという2つの理由から、突貫で臨んだこの企画。今年は例年より早い3月下旬となった桜の見頃までの3週間、どんな準備をしてどんな当日を迎えたか、簡単に書き留めておきたいと思います。

やると決めてからの、準備までのはなし

「お花見」をオンラインで再現するとしたら、必要なのは「桜」と「食事」。そこで、スナップディッシュが得意とする料理コンテンツと、昨年話題になった屋内で桜が楽しめる「桜の苔玉」を販売している植物コミュニティ「GreenSnap(以下、GS)さんがコラボすれば、「オンラインお花見イベント」ができそうだよね!と準備をスタートしました。

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GSさんをお誘いしたところすぐにOKをいただき、売り切れ間近の桜を人数分、確保してもらいました。参加者はそれぞれのユーザーさん数名に声掛けをして予定人数の5名が決まり、さっそくご自宅に「桜の苔玉」を送りました。まだつぼみの状態でオフィスにも到着。イベント当日までは自宅に持ち帰って水をやったり、咲き具合を観察したりと、当日までの準備期間も楽しかった・・・!

次に、参加者同士が離れていても一緒にお花見をしているような体験ができるようにと、「おうちでお花見体験キット」なるものも事前に準備して、参加者宅に送りました。何しろ初めての共同イベントで、お互いに経験の浅いオンラインでの「はじめまして」なので、まずは共通の話題が必要ですよね。その役割をもたせる上でも、このキットは重要なポイントと考えていました。

気になるキットの中身はこちら。普段お付き合いのある食品・飲料メーカーさんに協賛をお願いしたところ各社様からご快諾いただき、お花見にピッタリのお酒やおつまみを提供していただきました。メーカーさんからは「自粛ムードの今、明るい話題を提供できるなら!」と応援していただけたりと、運営側としてもとても勇気づけられました。

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体験キット:らでぃっしゅぼーや「ラップで作る手作りソーセージセット」
/サントリーコミュニケーションズ株式会社「ザ・プレミアム・モルツ」
「最新型 神泡サーバー2020」/マルコメ株式会社「プラス糀 発酵ぬかどこ」/森永乳業株式会社「フィラデルフィア The Double 6P (クリームチーズ&チェダーチーズ)「クラフト もちもちきなこ6P –黒みつ仕立て-」/ヤマサ醤油株式会社ORIENT WINDMIL「ポップコーン焦がし醤油風味」(※五十音順・敬称略)

▼スナップディッシュユーザーさんのこちらは体験キットを使った料理アレンジ。なんとも美味しそう・・・。

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イベント当日のはなし

いよいよ3月25日、イベント当日。予報通り、桜も満開です!スナップディッシュとグリーンスナップから幹事が1名ずつと、参加者5名の合計7名で、私はスナップディッシュのオフィスから、他の皆さんは自宅からzoomを使ってつなげてもらいました。

いよいよイベント開始

運営側の私も、体験キットの桜をカメラに大きく映り込む場所に置いて、準備しておいたおつまみプレートを脇にzoomを立ち上げ、スタンバイOK!続々と参加者の皆さんの顔が増え全員が揃ったところで、「オンラインお花見」スタートです。

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(少し裏話をすると・・・前日の接続テストではスムーズにつなげていた方が突然接続不良で、PC再起動するというトラブルも。こういった点含め、なんだかライブ感がありました^^;)

まずはじめに、司会の私から体験キットの中身を紹介。そして、宴の始まりの合図、乾杯からスターティン!体験キットの「新型神泡サーバー」でみんな同時にプレモルをグラスに注ぎ・・・

みんなスタンバイできたら「かんぱーーーーい!」「・・・(ごくごく)くーっ!」

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なんと、リアルに今まわりには誰もいないはずなのに、なんだかみんなで飲み会しているかのような感覚に襲われます。同時乾杯の一体感、昼間っから飲むビールの晴れやかさ、そんな空気感をカメラ越しに共有している感覚的空間が、初対面同士の私達の心の距離を一気に縮めてくれました。

そして、お花見のメインコンテンツへ。はじめましてのSD・GSユーザー同士をつなぐ「自己紹介コンテンツ」。事前に記入してもらっていたプロフィールシートをうつしながら、1人ずつ回していきます。流れで「ちなみに今日はどんなおつまみを用意してますか?」なんてやり取りもはさみつつ。

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中には、バゲットにチーズとナッツを乗せたおつまみにその場ではちみつをとろ~りかける仕上げの中継や、自宅にあるお気に入り植物を画面に映して紹介してくれたりと、それぞれが趣向を凝らしてライブ感たっぷりに。司会側でも、会話で出てきたレア植物の名前や話題の投稿をその場で検索して画面共有したりと、会話のネタ共有でさらに盛り上がりました。

▼GSユーザーさんの「私のおすすめはビカクシダちゃん、こんなに大きくなったんです(笑)」と大きな鉢を持ち上げた画(右中段)に驚きと笑いが。

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GSユーザーからは流行りの料理や作り方に関する質問、SDユーザーからは人気の植物や投稿の質問など、その時気になったことがポンポンとテンポよく行き交います。知らなかったことを詳しい人から直接聞ける機会に、互いに質問が止まりません!

▼SDで流行中のバスクチーズトーストを画面共有

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▼GS人気ユーザーさんの多肉植物の寄植え作品を画面共有

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当初は30分を予定していた開催時間も気がつけば・・・はや50分!運営側のサポートスタッフから「この質問で最後にして!」のカンペに、ハッと現実に戻ります(笑)

最後は、「今後もお互いのアプリへの投稿で交流していきましょう!」と約束し、名残惜しくもみんなで画面に手を降って、無事にお開きとなりました。

イベント後のつながり

イベント後は、SD、GS両アプリにこの日の料理や桜の投稿をし、今後も植物と料理、相互にSNSでつながっていけるという形に。料理、植物というトピックスの違いこそあれ、特化型写真共有アプリユーザーという共通点がある皆さん同士、興味の幅が広がったり、サービス利用の入り口となればよいなと思っています。

▼GSユーザーさんによるSDへの投稿

▼SDユーザーによるGSへの投稿

おわりに、オンラインイベントで本当に繋がれるのか?

今回の「オンライン花見イベント」をやってみての私の回答は「Yes」です。ただし、つながった実感を持つにはいくつかのポイントがあると感じたのでそれを書き留めておきます。

1つ目は、事前の体験共有ツールの準備。

初めて会う人同士は、リアルでも話し始めが難しいもの。これをオンラインでうまくテイクオフさせるには、共通の会話ネタの仕込みが不可欠です。今回は前述の「お花見体験キット」を送って当日の共通の会話ネタを準備したり、事前にイベントで使うプロフィールシートを共有し、そこにアプリでのアカウント情報も事前共有しておくことで、どんな料理をしている人、どんな植物を育てている人が参加するのか、などの前提を共有できていたことも良かった点かと思います。実際に「あの投稿が気になってたんですが・・・」「普段からけっこう料理してるんですね!」のような会話が生まれていました。

2つ目は、一体感を味わえるライブ感あるポイント作り。

「今ライブでつながっている!」とハッキリ体感できるよう、みんなで同時になにかするポイントをいくつか、特にイベントの冒頭に用意しました。最初に各自育てた桜の開花具合を全員で見せ合ったり、同時にビールを注いで号令で乾杯したり、その場で検索した画面を共有して「おおこれか~!」とコメントし合ったりなどがそうです。その時起きていることをライブで共有し、すぐに反応を見合えるので、「あたかも一緒にいる感」の演出としては、一番インパクトがあったと思います。

そして3つ目が、全員が参加できるコンテンツ作り。

参加者が一人でもただの傍観者となってしまったらただの動画配信と同じになってしまいライブでやる意義が薄れてしまいます。きっと参加者の満足度も下がってしまうはず。なので今回は絶対にそうならないよう最大限配慮してメインコンテンツを作りました。それでたどり着いたのがプロフィールシートを用いて自己紹介を順番にまわすというベースコンテンツです。これも話者が長く話しすぎないよう紹介項目を絞ったり、「会話のかぶりを恐れずカットインOK!」という発話の共通ルールを事前アナウンスして、全員の会話が行き交いやすい環境を意識しました。また参加者が今回7名だったから全員が最低1回は主役で話す時間を持てたし、遠慮なく発話できたと思います。同じ良さを出そうとしたら12名くらいまでがMAXかもしれないと思いました。それ以上となる場合は盛り上がりのトリガーがまた違ってくるのではという印象です。

これも裏話ですが、はじめはひと通り全員の自己紹介→まとめて質問タイムという進行予定でした。ところが事前にスタッフ同士でやってみると、質問があまり出てこない。出てきても一問一答で終わり会話に発展しづらいという壁にぶち当たりました。後から考えるとzoomを使う時のノウハウとしてミーティングのイメージしか持ち合わせてなかったので、飲み会や雑談とトンマナがズレてしまっていたのですね。事前にスタッフ同士で「オンライン飲み会」をやったり、GSさんからもアイディアをもらったりして、直前に進行方向を修正できたことがとても良かったと思います。こういう事前シミュレーションや事前準備を入念にしておくことも、チャンスが1回限りのライブイベントならではですね。

以上、長くなりましたが、突貫でライブイベントをやってみた知見が、今後増えていくであろうライブコンテンツの参考になれば良いなと思います!

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