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最近「会う」がわからなくなってきた

最近 「会う」 が わからなくなってきた。

原因は「WEBを利用して顔を互いに見て話すケースが増えた」からだと思う。

以前は電話をしていても、あるいはメールやSNSでやりとりをしていても直接向き合って対面する際に

「そういえば、会うのは初めてですね。」 とか 「はじめまして。リアルでは初対面ですね。」 と挨拶する事に違和感がなかった。

もしくは、遠距離恋愛をしている人達が常時、Skypeで顔を見ていても「今度、久しぶりに会うんだ~」と言うのを聞いて違和感を感じる事もなかった。

でも今はWEBを通じて割と頻繁に顔を会わせる相手の事を知人に紹介する場合などに「会った事はないんだけど…」と言おうとして、妙にひっかかりを覚えます。

「ん? WEBだけど会ってるか??」と感じ「リアルでは会ってないけど…」と言おうとしてまた妙にひっかかる。「いや別にネット越しだけどヴァーチャルじゃないしな…」

そう思うと正しいのは「オンラインで会ってるけどオフラインでは会っていない」という事だろうか。

でも一方で家族(両親)や古くからの友人と仮に顔を出してオンラインでやりとりをしても「会った」とは思えないような気がしている。

「顔を出す」以外にも「匿名か実名か」とか「距離感」、「公私」、「交信手段」、「頻度」、「互いの認知」などが絡み合って「会う」が構成されているのだろとは思うが整理ができていない。

そういう点で最近「会う」がよくわからなくなっている。

そしてそこをある意味で誤解させてしまうくらい(僕の?世間の?価値観を変えつつある位)オンラインは今、影響を与えている。

これってとても凄い事なんだと思う。

『最近「会う」が何かわからなくなってきた』 という問いに答えを出す事にどれほど意味があるかわからないが、整理してみたいと感じている。

そこに「オンライン」の本質、長短所があるのかもしれない。

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