【先生の仕事】教育実習などで思い知った学校の労働環境の不遇さ
私は数年前まで学生でした。学生時代は教員を志し、勉強をしていました。
先生になるつもり満々で学生時代を過ごしていました。今はサラリーマンですが。
教員になるには教育実習という最難関イベントがあり、それに参加することになります。
そこに広がっていたのは先生という職業のありえないくらい大変な仕事現場でした。私を担当してくれた先生は毎日忙しい生活を過ごしていました。
いくつかピックアップしてみましょう。
拘束時間がおかしい
私が教育実習に行ったのは秋のことです。私を担当してくれた指導教員は学校の中でも割と上の立場でした。
1日の授業が終わり反省会をして「よしじゃあお前は帰ってええでー、しっかり勉強するんやでー」と言ってくれます。でも先生は帰りません。何をするのか。入試の作成です。
私が教育実習に行っている間ほとんど毎日入試の作成に追われていました。
職員会議をして、入試を作り、遅いときには夜の9時ぐらいまで残って仕事をしていました。
サラリーマンとは違うかもしれませんが明らかに拘束時間が長過ぎます。
入試を作るという作業も教員がやるべきことなのでしょうか。外注してチェックを入れるだけでいいような気がします。でもまあ、教員がやらなくてはならないことだという意見もわかりますが。
先生の管轄外と思われること
登校指導、下校指導、地域のお祭り、など先生の仕事より親の仕事じゃねとなることも全部先生がやっています。
普通に考えて先生という職業はあなた一人の子供だけを見ている訳ないんですから、親と先生が協力して教育をするのがベストです。
さらには、今日ではコロナ対策もその一つです。文科省しっかりせえぇよ、と言いたくなるぐらい学校に丸投げです。
親も親で、先生の責任にして全て収まると平気で思っています。
確かに、この先生はハズレだと思うこともあると思います。でもそれを言ってはいけませんよね。相手にリスペクトを持って接しないと。
先生の孤軍奮闘というのが今の状況だとぴったりです。
部活の顧問
私はこれに関して一番声を大にして言いたい。
私は高校に教育実習に行ったのですが、高校の部活はかなりお世話になったので、実習期間中は臨時コーチとして毎日顔を出すことになりました。
授業が終わって、明日の準備とかもしなくてはならない中、部活に行かなくてはなりません。練習が終わって帰るのは21時です。家に着くのが22時、明日の授業の準備をして、寝るのが2時、そして6時に起きて学校です。
まじで死ぬかと思いました。
慣れてないから一つ一つに時間が掛かるにしても、なかなかしんどい3週間でした。
部活は絶対、外部のプロコーチを連れてきた方がいいと思います。
部活を見たからといって給与が増えるわけでもなく、ただ時間が使われます。
努力している生徒を見るのはとても良いものですが、それでも限度があります。
部活動も教育の一環だ!なんて言うのでしょうが、それなら人員を増やすなり給与を与えるなりしろよと心の底から感じました。
あれは本当におかしい。たった3週間であんなにしんどく「よーやったな」と自分でも思うのにずっとだなんて、私には無理な気がします。
結論 先生はやめた方がええ
私は先生になりたいと本気で思っていました。
しかし、教育実習やTwitterでの#教師のバトンを見て心変わりしました。
おそらく文科省、財務省、保護者の態度はしばらく変わりません。
しかしやはり私は教育には携わりたいと思っています。
だから外部から先生という職業を援助するようなシステムを作り出したり、生徒に学校や塾では教えてくれないことを教える機関を作っていきます。
応援していただけると嬉しいです。みんなで、学校現場を変え、教育を変え、これから育っていく人材の価値を変え、より良い日本の社会を作っていきましょう!