RB 24 青木宗(3年)
私の高校野球は不完全燃焼で終わってしまった。大学では野球をやる選択肢しか私にはなかった。ましてや、やったこともないアメフトなんて、考えてすらいなかった。しかし、高校の先輩が所属していたこともあり、SNAILSの新歓イベントにはほとんど行った。最初はそのイベントがただただ楽しくて参加していたが、逃走中、タッチフット、体験会など多くのイベントに参加していく中で、SNAILSの先輩たちの人柄の良さに惹かれていった。先に入部を決めていた同期も面白そうで熱い人ばかりで、アメフトがしたいと強く思うようになった。学科の先輩で当時の主将でもあった先輩にも相談し、入部しようと決意した。
しかし、両親は大反対だった。怪我が怖かったそうだ。父にはやるのは勝手だがお金は一切出さないと言われ、母にはアメフト部に入るなら縁を切るとまで言われた。こんなにも反対されるならやらない方がいい。そう思い一度は入部することを諦めた。
しかし、アメフトをしたいという気持ちは消えなかった。そんな時、SNAILSの説明会があり、私と同じように両親に反対された先輩の話を聞く機会があった。「両親の反対だけで自分のやりたいことをやらなかったら、いつか絶対後悔するぞ」
この言葉を聞き、必死に両親を説得し、半ば強引にOKを貰った。そして、いつか入部に反対した両親に認めてもらい、アメフトの試合を見に来てもらう、という決意のもと、入部を宣言した。
後から聞いた話だが、母は実はアメフトが好きで、アメフトの良し悪しを知っているからこその反対だったそうだ。今となっては、両親揃って応援してくれている。