この世界とは
何年か前に偶然たどり着いたウェブサイトで、
“この世界がヴァーチャルリアリティのようなもので、人生はロールプレイングゲームをプレイしているようなものだと捉えると、生きやすい(より良く生きられる)“
のようなことが書いてあった。
衝撃的だった。
でも読んで以来、日に日に府に落ちていって、「そんなものかもしれない」と思うようになった。
私は結構若い頃から、多分10代前半から頻繁に、「人生ってなんなんだろう」と言う疑問に取り掛かろうとしてきた。
哲学科で有名な大学にも入った。
でも結局社会人になるまでに、それらしい答えは得られず、むしろ「何でもやりたいことをやるのが人生(何をやっても特に意味はない)」のような結論で妥協してきた。
社会人になってからは、とりあえず“普通“になりたくて、どうやったら“普通以下“から“普通“になれるかばかりに注力していて、この問題からは遠ざかっていた。
学校の勉強自体はできない方ではなかったが、コミュ力が低いというのが原因なのか、とにかく自己肯定感が低すぎて、「今のままの自分ではやりたいことをやるに至っていない」と思っていたようだ。
「何でもやりたいことをやるのが人生」だけど、「まずは“ダメ人間“から“普通の人間“になって、そしてやりたいことをやる」みたいな思考回路だったみたいだ。
いくら行動しても環境が変わっても、自己肯定感が低いからいつまで経っても“普通の人間“になったと自分を認められなくて、「やりたいことをやる」が一生できないまま終わるところだった、危ない危ない。
この歳になって、というか結婚して経済的に支え合える相手ができて、ようやく色々な、自分にとって新しい考え方を聞いてみたり読んでみたりする余裕ができた。
死後の世界、生まれる前の世界は存在するって考える方が府に落ちるようになって、死んでも私は無くならない、生きているうちに自分が“良い“と思うことをしたいって、できるだけたくさんしたいって思えるようになってきた。
人生はロールプレイングゲームのようなものか。
そう思うと、コミュ障の私でも、「たくさんの人と出会って、色々な人と話したい」「人としっかり目を合わせて話したい」って思えるな。
頑張ります。
皆さんはどう考えますか?