不運が続いていた 子どもがおでこをパックリ 7針縫った
こんにちは。
最近、2歳7か月の息子の言葉がしっかりしてきました。
息子とおやつをシェアする予定の夫が1人で全部食べるマネをすると「一緒に食べたら良いやん」と言い、娘と絵本の取り合いをしながら「一緒に読んだらいいやん」と声掛けする。素敵。
さて。。。
以前、このような記事を書きましたが、その後も不運(自業自得もあります)が続きました。12月は恐ろしかった。気のものかとも思いますが、かなり慎重になりました。無事、年を越せて良かったです。
何があったかと言うと、
1つ目。
娘がこけておでこパックリ。7針縫った。
これはクリスマスの朝。プレゼントを渡し、一通り見て、その後室内で夫と追いかけっこしていたところ、娘が転倒。
私はトイレに入ったばかりで、娘の「ギャア!!」の通常以上の本気声に慌てて出ました。夫が介抱していましたが、おでこから流血。傷を見ると、3cmほどパックリ。
これは。。。どうしたら良い??
プチパニックです。
ティッシュで止血し、血は止まり、娘もそれほど痛そうにしていない。でも、傷をくっつけてもパカッとなるので、これはそのまま放っておいてもくっつかないんじゃないか??
・・・痛そうにはしていないが、年末に入るし、念のため受診しよう。
と、小児科を予約。混んでいるので1時間ほど待って受診。
先生に傷を見せると「うちでは何もできない。縫ったりできないから、外科かこの時間だったら大きなHPの救急に行くように」と言われました。
「皮膚科はどうか?」と聞くと「縫ってくれる先生なら見てくれるかもしれないが、形成の方が良い」と言われました。
みなさん、小児科は小児『内科』なので、縫ったりはできません。パックリいった時は、外科・形成外科・皮膚科へ行きましょう。
娘は苺状血管腫があり、乳児期に形成外科へ通っていたので、そこを調べると(土)は休診。。。
この時点で11:20。
ヤバい!!午前診が終わってしまう!!
夫に状況を説明し、大きなHPの救急へ電話してもらったところ「担当医がいませんので、救急処置しかできません。あと、他にも患者さんがいたら順番なので待ってもらいますがそれでも良ければ」と言われました。
いや、もし縫う必要があるならそれはしてもらわないと。担当医がいなかったから縫えませんでは困る!!
すんごい検索したけど、形成外科が近くにない。
その時、以前、夫が自転車で落車して、身体が傷だらけになった時に通った皮膚科を思い出しました。そこでは、麻酔して、汚くなった傷を電気メスで切り取ったりしてくれたよう。
そこに連絡すると縫うことはできると言うので、家族みんなでタクシーで迎いました。
飛び込みなので、30分ほど待ちましたが、診察してもらえました。
見た途端、Drが「傷が汚いし、もう周辺が壊死してきてる。くっつかないかも。傷跡が残る可能性が高い。救急に行った方が良かった。帽状筋膜という頭蓋骨を覆ってる筋肉を突き破って頭蓋骨が見えてるよ。傷は10分以内に縫わないと治らない」と言われました。
・・・・・唖然。
血が固まって中までは見えなかったけど、先生が生理食塩水で洗い流して見るとそうだったようです。
え?え?え?どうしたら良いんだろう。もしかしたらテープ固定でいけるかな?と思っていたけど甘かった。。。
超ベテラン先生で、一瞬考えた後、すぐに縫う判断をしてくれました。
すぐに滅菌のガウンを着て、糸・針・注射器の準備が始まりました。
5歳前の娘。「もしかしたら縫うかもね」とは事前に伝えていましたが、本当にそうなると分かりパニックです。
看護師さんに「お母さん、しっかり押さえてください!!」と3回ほど怒られながら必死で娘を押さえました。
本気で押さえているけど、5歳の女児でも本気で逃げようと力んだら、大人の力で足とか押さえるのは至難の業だと分かりました。
滅菌ガーゼやら穴あきシーツやらを顔にかけられ、何も見えないし、息苦しいしでパニックになり、大絶叫し続けていました。
麻酔の注射もさぞ痛かったと思います。
ギャーギャー叫び、「止めてー!!離してー!!」から「止めろー!!!!!離せーーーーー!!!」になっていました。
最後には「この先生だーーーーっい嫌い!!このHPがなくなったら嬉しいわ!このHPがなくならなかったら嫌だ!!!」とまで言い出し、気持ちは分かるが、お母さんはどんな顔をして、なんて声かけしたらいいか分からなかったよ。
「お母さんが頼んでケガしたところ治してもらってるの。そんなこと言わない」としか言えず。
途中Drがボソッと「キレイに治すのは諦める」と言いました。
後で話を聞くと、「傷が汚く、壊死が進んできていた。本来、壊死の部分の皮膚は切り取ってから縫い合わせるけど、壊死の部分の皮膚を切り取ってもその向こうの皮膚もボロボロしており、もっと切り取らないといけない状況だった。それは傷口が大きくなって大変なので、取り合えず縫い合わせたけど、くっつかない可能性の方が高い。年末なので、28日に来てもらい、もしくっついていなかったら大きなHPへの紹介状を書きます」と。
麻酔は効いているけど、縫うときに少々の痛みや違和感はあるのか、縫われる度に絶叫していました。
約1時間かかり、終わったときは母子ともにもう本当にヘトヘトでした。
抗生剤の飲み薬と、抗生剤の軟膏・ガーゼ・テープをもらい帰りました。
飛び込みだったのに、そこまで処置していただいて本当に助かった。診察場から出ると、6人くらい予約の方が待っていました。申し訳ない。
娘に「頑張ったね。お昼ご飯は何が食べたい?」と聞くと「うどん」と言いながら、昼ご飯は食べず、寝てしまいました。かなり力んでいたから、起きた後もしんどそうにしていましたが、夜には通常モードに戻り、歌ったり、息子と遊んだりしていました。
今年はそんな一生の思い出に残るクリスマスでした。
ちなみに傷は無事くっつき、28日には半抜糸して、年明けに全抜糸しました。
今は傷を目立たないようにするために軟膏を塗り、テープ固定しています。
傷は3cmほどで赤い線が髪の生え際に入っています。前髪で隠れるので、外からは分かりませんが、傷は残るかな、と思います。
この記事が誰かのお役に立てば幸いです。
*子ども用マスクと、髪をとめるためのゴムや髪留めを持っていった方が良いです。
*あと、親もパニックになるかと思うのですが、傷はきれいにしておいた方が良いようです。流水で洗えば良かったと思いました。
*今回、私たちは皮膚科を受診しましたが、救急車を呼ぶか、救急に直接行くでも良かったと思います。そこまでかな?と思っていても、今回は頭蓋骨まで達していたので、早く行動した方が良かったようです。傷の治りや跡にも影響するようですので大反省でした。
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