親の平常心が子育てには一番大事なのではないか
こんにちは。
最近、夜中に鼻に指を突っ込んでいるようで、朝、鼻血まみれになっている息子です。寒くなってきたし、鼻水がズルズルしてるな、と思ったら、鼻血ズルズルしてるということがよくあります。
治ってないのに、突っ込むからまたカサブタから出血するという…
さて。。。
ドイツの児童書を翻訳出版した「悲しいけど、青空の日」を読みました。
クラウドファンディングで翻訳し、出版するお金を集めたようです。
精神疾患(うつ)を患っているけど未治療のお母さんと子どものシングル家庭でお母さんが優しく一緒に本を読んでくれ、大好きよと言ってくれる日もあれば、学校から帰ってきても長時間扉をあけてくれず、室内も散らかったまま。とてもしんどい疲れた顔でソファで寝ている。子どもはこんな日は静かにしとかないといけないって分かってて、食器を洗って、寝ているお母さんに毛布をかけて、冷蔵庫に何も入っていないから見つけたお菓子を食べて、カップラーメン的なものを明日スーパーに買いに行こうと思い、それを食べたらお母さん良くなるかな?静かに良い子にしてたらお母さん元に戻るかな?と不安で怖くて、泣きながら大事なぬいぐるみを抱っこして一人で寝る。
翌日にはお母さんが元に戻ってますように、と祈りながら。
でも、翌日も同じで、お母さんが起こしてくれないし、一人で起きて準備する。遅刻して、恥ずかしいと思いながら登校する。
もう元に戻ってるかな?と期待しながら帰るけど、また扉を叩いても長時間あけてくれない。お母さんはまだ悪いんだ、と絶望する。そして、こうなったのは私が悪いから。もっと良い子にならないと…と思う。
そんな日々を送っていたけど、勇気を出して学校の先生に相談して、そこからお母さんが医療にかかり、その子にもケアが入り、というお話。
これはみんなに読んでほしい。
学校の図書室に置いてほしい。
親の精神疾患について子どもができることはほとんどない。
子どもがどれだけ良い子にして、静かにしたり、片付けたり、自分の大事なものを諦めたりしても病気を治療しないと変わらない。
だからこそ、周囲の大人にSOSを出して欲しい。
この本を読んで1番強く思ったのが、良いときのお母さんも悪いときのお母さんもいるから、子どもは良いときのお母さんじゃないのは自分のせい。自分が悪いから。良い子じゃなかったから。もっと良い子になったら戻るかな?って思ってしまう。
病気の場合は治療が必要だけど、そうじゃない親は子どもが良いときも悪いときも平常心、常に平らな心でいることが1番子どもを安心させるんじゃないかな、と思いました。
子どもは親の感情の浮き沈みに激しく左右されるからこそ、大人として(ある程度の幅はあるかと思いますが)、感情をコントロールして平常心でいることが、どんな自分でもお父さん、お母さんは受け止めてくれるという安心感につながるのではないかな、と思いました。
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