儚きもの。

画像1 掴もうとしたら溶け消え、ぼんやりと輪郭も定かではない。そんな幻を見るような水面のもやもや。反射している白いものは、見えている場所にあるわけではなく、しかも見る間に崩れ消えてゆく。
画像2 はかない物のたとえに夢や幻があるけれど、こういうものをいうのだろうか。いや。時間の長さが違うだけで、太陽さえもいつかは滅する。ましてや人間の数十年はなお。水面に映る水蒸気を見ながら、今現在も幻の一瞬か。そんなことを思っていた。

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