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帳尻は合わせるもの

20日ごろから副業依頼が入り始め、なんやかんやで合計8件。

前にも書いたけど、インタビュー音源を文字に起こす仕事、いわゆるテープ起こしというやつです。

誰もが知ってるような有名人や一生会うことなさそうな大学の先生からいろんな業界で面白い取り組みをしてはる人、大企業で働く人たちなど、とにかく取材対象になる人は多岐にわたることもあり、自分もインタビューの現場にいるかのように楽しんでやらせてもらってます。

この仕事をする前にもってたイメージは、ヘッドホンで音源聞きながら爆速でタイピングする姿やったんやけど、やってみると実際はちょっと違った。

一応、ざーーっとタイピングは進めていくねんけど、固有名詞が出てきたりすると一通り調べる。
地名、人名、本のタイトルやテレビの番組名…言い出したらキリがない。
外国の地名や人名やと発話どおりにググってもたどりつかんこともあるし、日本人の名前は漢字があるから一文字も間違わんように気をつけてます。
略語もほんまの言い方を検索して補足する。

何度も手を止めて検索する時間が出てくるので、思うように進められへんこともままある。

あとは、発話をそのまま文字にしても、読んでみたら何言うてはるか分からんってこともたくさんあるので、読んでも分かるような文章に修正もすることもある。

要するに、自分のやってることは記事を書くライターさんや編集者さんが参考にするものの準備なので、事実を変えずにその人たちが読みやすいものをつくらなあかん。
そういう意味では、スキルはまだ足りてへんとこもあると分かりつつ、本業がおろそかにならん程度でやらせてもらってます。

今回の音源合計時間は550分。
長い音源で1本が100分、短くて40分やった。
60分以内なら確実に1日で終わるし、100分でもちょっとがんばれば1日で終わる。

起こすのにかかる時間は、音源15分に対して1時間くらい。
手こずる場合は10分しか進まんこともあってパソコンの前でムキーってなってる。
発話者が物理的にレコーダーから遠いとか、ボソボソ話す人やったり、びっくりするくらいの早口やったり…いろいろあります。

いつもどおりそんな感じで作業して、8日で550分を仕上げた。

日付見たら28日。
うん、仕事納めにすべりこんだな。

なんやかんやいうたけど、なんしか仕事納めにすべりこむあたり、やっぱり帳尻博子よな。
ほんま誰やねん、わたしにこのあだ名つけたんは。(知ってるけど)

いつもそう。
帳尻は合う。

大満足でパソコンから離れてソファに座ったとき、LINEの通知音。

テープ起こし、いけますか?
2時間弱です。

笑笑笑笑笑笑笑笑
いけるかーーーーー!

帳尻合わせるために納期は来月にしてもらいました。

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