地域おこし協力隊のハズレをアタリへ引き寄せる方法
喜多方市の地域おこし協力隊になって3年目になりました。
ここまで本当にあっという間。任期終了まで残り10ヶ月となり、今の心境としては
えっ!?!?や〜〜〜っと自分のできることが見つかって、地域の人たちとも信頼関係が築き上げられてお互いに気軽に声かけられるようになったし、自分なりの協力隊哲学みたいなものが身についていったところなのにもう終わりかよ!あと3年欲しいわ!!!
と言ったところです。何も知らない若者がポンと新しい土地で何かやるって、自分自身もその場所に対しての慣れの期間が必要だし、町の人に協力隊の存在を知ってもらうのにも時間がかかる。ましてや協力隊を受け入れるのが初めての自治体だと、すったもんだがあります。3年という時間はどう考えても足りないし、やりたいことやりかけで任期切れるのは非常にもったいない。協力隊制度の課題で、制度上仕方のないことではあります。わたしもこんなに3年があっというまだとは思わなかった。
あと3年欲しいとか言っているので、さぞや恵まれた環境で協力隊の活動ができていたのかと思いきや、全くそんなことないどころか喜多方市の地域おこし協力隊はいわゆる「ハズレ」の地域でした。
ハズレってなんぞや???と思った方はぜひこちらをご覧ください。
「地域おこし協力隊」で失敗する若者が増えている件
喜多方市地域おこし協力隊が市を自治体として協力隊を受け入れ始めたのは3年前。つまりわたしが協力隊第1号。自治体は協力隊をどう取り扱ったらいいか分かりません。しかも協力隊を受け入れるだけの研修を受けたわけでもなく、協力隊をどこの課で扱うか、わたしが着任する直前まで揉めたそうです。
わたしはわたしで協力隊になった経緯は、大学卒業後に入る予定だった企業の内定が急になくなり、喜多方で何かしたいと探していたところに知人からこの仕事を勧められた。という非常にふわっとしたものだったので協力隊制度をロクに調べずに応募して着任しました。
そんな漠然×漠然が掛け合わされた状態の完全見切り発車で、突然制度が導入された困惑状態の自治体×大卒スキルゼロ人間のホコタテが果たしてうまくいくでしょうか?
答えはノーーーーー!!!!!!!!
まあ「ハズレ」だよね。
っつーーーーーことで本当に本当に着任してからの1年目は大変だった。自分も甘かったけど、喜多方市も自治体としてはとても信頼できる場所ではなかった。そして町の人にも全く存在が知られなかった。どこにも安住の地がなかった。わたしが着任した1ヶ月半後に入った相方といつも頭を抱えていた。
それでも3年目の今、喜多方市地域おこし協力隊は今や7人となり、協力隊の活動報告展をし、インスタグラムは開始2ヶ月で100フォロワーを達成し、作成したパンフレットや地図が新聞やテレビで紹介され、自分のお仕事に自信を持てるようになりました。何より町の人に喜んでもらえるのがとっても嬉しい。
3年目で協力隊のなんぞやがわかってきたので、協力隊のいいところ、まだまだある悪いところ、課題、自分のスキルの見つけ方、町の人と仲良くなるには…などなど自分の経験から考えたことを書くページを作ることにしました。協力隊になろうか悩んでいる人、現在協力隊1年目の人、協力隊で詰んでいる人に参考になるように頑張って書きますので読んでいただければ幸いです。
わたしは「協力隊」という言葉の響きも、むやみに定住を勧めてくるお偉い人も、女性だからと結婚と出産を勧めてくる人も、協力隊の成功例ばかり出して失敗例を隠す制度の雰囲気も大嫌いなので、結構とがったことも言うかもしれないけど色々考えるきっかけになりますように。
でもわたしは地域おこし協力隊になれて本当によかったよ。
〜これから書く内容の予定〜
・大卒スキルなし人間でもスキルを見つける方法
・協力隊制度の自由と罠
・ハズレを引いたらどうする?
・協力隊の研修に行った方がいい?
・わたしがハズレを引いても協力隊を続けられた理由
・任期終了後に何をしたいか
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