【海外旅行記¦オーストラリア・パース #04】年間100軒以上のカフェを巡る筆者が憧れのカフェ大国でコーヒー飲み比べ
エスプレッソ発祥の地で、世界一のカフェ大国・オーストラリア。
オーストラリア人が1日に飲むコーヒーは3-4杯と言われていて、個人経営のカフェも人気が高く、そのクオリティと人気ぶりはあのスターバックスが撤退するほど。
「一日で最も重要な食事は朝食である」と言われますが、オーストラリア人は特に朝食を大切にしている国で、コーヒーとともに独自のカフェ文化を育ててきました。
ということで、年間100件以上のカフェに行く筆者が、憧れのオーストラリアでカフェ巡り!
3泊4日で訪れた全5軒のカフェを、来訪日順にレビューしていきます。
Bench Espresso(おすすめ度:★☆☆☆☆)
パースに到着した次の日、ロットネスト島へ向かう前に立ち寄ったカフェ。
Google Mapで評価が良く、ホテルからも近かったのでここにしました。
お店の雰囲気は可もなく不可もなく。
朝早いにも関わらず、地元の常連のおじさんたちがおしゃべりをしながらコーヒーを飲んでいました。
ここではフラットホワイトを頼んだのですが、ミルクがめちゃくちゃ甘い!砂糖の甘さではなく、ミルク本来の甘さみたいなのが全面にでているような味わいでした。
軽食程度にベーグルサンドを頼んだのですが、これがまあそこそこ高い。
私は、カフェで支払うお金は、食事やドリンクに対してだけでなく、お客様サービスや雰囲気、そこで過ごす時間など、お店が提供する全てに払っているものだと思っていて、
その考え方でいくと、物価の高いオーストラリア価格だとしても、全体的なクオリティと価格があってないように感じたので、正直あんまりおすすめは出来ません。
Cooee(おすすめ度:★★★☆☆)
スワン川のほとりにあるおしゃれなカフェ。Kings Parkの帰りに寄りました。
前日にKings Park付近のロケーションの良いカフェを探していたところ、このお店の雰囲気に一目惚れ。
実際に入ってみると、もうとにかく店内がかわいい!こういうのを求めてた!!!
店内には朝ごはんを食べながら商談や打合せをするビジネスマンもちらほら。
そんな中、1人でしたがスワン側が眺められる窓側の大きめの席に通してくれました。
頼んだのは2日連続のフラットホワイト。
前日に飲んだミルク甘めのフラットホワイトは、果たしてあのお店の味だったのか、それともオーストラリアのミルクが全体的に甘めなのか、検証のために頼みました。
後日頼んだラテも甘めだったので、オーストラリア全体でそんな傾向があるのかなと思いました。
食事も頼んだのですが、こちらも結構なお値段。
ただ、結婚式の二次会でも使われるようなちゃんとしたカフェだったのでまあ納得。
ここではセーブして、メニューの中では比較的安価だったこちらのプレートを頼みました。
欠点があるとすればアクセスが非常に悪いこと(笑)
近くにバス停が無いので、キングスパークからは足場の悪い山道を下山しないといけないし、中心街に帰るにもスワン川沿いをてくてく散歩しながら帰りました。
Telegram Coffee(おすすめ度:★★★★★)
パース駅から徒歩10分、中心街にあるTelegram Coffee。
この旅の中で一番おいしかったコーヒーはここでの一杯でした。
私はCooeeで朝食をとってすぐだったので、ブラックコーヒーのみをテイクアウトして、ホテルでゆっくり飲んだんですが、一口飲んでその美味しさにびっくり。
ブラックながら重すぎず、さわやかな口当たり。
冷めると風味が変わり、時間が経っても楽しめる。
やはりシンプルなものほどクオリティの差が出るなと感じました。
ステートビルというビルの1階の一画にスタンドがあり、他にもホテルやバーなどが同じビル内に入っています。
私が訪れた時は平日の午前中だったこともあり、マイタンブラーを持ったビジネスマンで長蛇の列。他の飲食店と共有のイートインスペースもとてもにぎわっていました。
皆さまが行く際にはぜひイートインでスイーツなどと一緒にゆっくりコーヒーを堪能して頂きたいです!
Moore&Moore(おすすめ度:★★★★☆)
最終日に訪れたフリーマントルのカフェ。
トリップアドバイザーで評価が良かったのでここにしました。
最初に奥の半屋外のイートインスペースに促され、
好きな番号の座席を選び、メニューを決めた後、
カウンターでメニューをオーダー、そのときに座席番号を伝えて、出来上がったら自分の席まで持ってきてもらう仕組みです。
こちらのカフェはイートインスペースが半屋外で広いということもあり、ベビーカーの家族連れやカップルなどゆっくり過ごす目的で来ている人が多かったです。
座席には手編みのカラフルなブランケットやストーブもあったので、冬でも暖かく過ごせました。
こちらでオーダーしたドリンクは、ラテ。
そういえば王道のラテを飲んでなかった!と気付いて慌てて頼みました。
後から調べて知ったのですが、オーストラリアのラテはコーヒーカップではなくグラスで出てくるのが特徴らしく。
決して量は多くないのですが、きめ細いフォームとラテアートがとにかく美しい。
味は、やっぱりラテでもミルクが強め、フラットホワイトとあまり変化を感じられなかったのが正直なところでした。
食事はPot of Mooreというトマトベースのソースのなかにお肉と半熟卵が入っているの煮込み料理のような物を注文。これが、スパイスが効いていてとっても美味しかった!!!
サラダやパンもついてきて、ようやくオーストラリアっぽいモーニングを食べることができて大満足でした。
フリーマントルではマーケットでの食事も考えていたので、外のお店にして正解でした!
THE COFFEE CONNECTION(おすすめ度:★★★☆☆)
フリーマントルマーケットの中にあるコーヒースタンド。
豆の量り売りとドリンクのテイクアウトができ、イートインスペースはありません。
フリーマントルマーケットは観光客向けの店が多い中、ここには豆を買いに地元の人も多く訪れていました。
ここでオーダーしたのは、『Piccolo』というドリンク。
ピッコロとは、シングルショットのエスプレッソにスチームミルクを加えたもので、
ラテよりもエスプレッソの比率が高い、濃い味わいが特徴のドリンクです。
私はピッコロが一体どんなドリンクか知らないままオーダー。
店員さんにエスプレッソは1ショットにする?2ショットにする?と聞かれたので、
その辺の明確な比率は無いようです。
店員さんいわく、1ショットくらいがちょうど良いらしい。
出てきたのはショットグラスほどの小さなカップに入ったラテのような見た目のドリンク。
ネットの説明通り、味の印象は「かなり濃いラテ」という感じ。
オーストラリアのミルクは甘めということもあり、エスプレッソの割合が高いほど、深みがあって美味しかったです。
最初は「少な!?」とびっくりしたんですが、ショットグラス1杯でもかなり重く、
逆にそれくらいのサイズの方が最初から最後まで一番おいしく飲める適量でした。
【総評】オーストラリアのミルクは甘い
いかがでしたでしょうか。
フードは高くてなかなか良いものを食べられなかったのですが、コーヒーは日本とあまり変わらない値段で飲めるのがうれしかったポイント◎
個人的にはミルクの主張が強いなと感じてしまったので、ラテ系よりも、ロングブラック、ピッコロあたりのコーヒーの風味がよくわかるドリンクの方が好きでした。
これからオーストラリアに行く皆さんの参考になればうれしいです。