【海外旅行記¦トルコ #03】パムッカレは本当にがっかり遺産?実際の写真と撮影場所を紹介!- フォトスポット・周辺観光紹介 -
白い石灰棚に水色が映える”パムッカレ”、
そしてローマ時代の遺跡が点在する”ヒエラポリス”。
この2つは複合遺産として世界遺産に登録されており、トルコに行った際には日帰り観光を考える方も多いはず。
しかし、調べれば調べるほどパムッカレは「がっかり遺産?」という口コミが。
遺産保護のため水の量が調整されていて、水が思ったよりも張っておらず、イメージと違ったと思われる方が多いようです。
特に近年は写真映えするスポットが人気を集める中で、
「イスタンブールやカッパドキアから長距離移動をしてわざわざ訪れたのに、思ったような写真が撮れない」というところが不満に繋がってしまうのかもしれません。
今回は、そんな「がっかり」が生まれないように、
パムッカレ・ヒエラポリスの観光攻略法に加えて、
実際に私が行って撮った写真と撮影場所を紹介したいと思います。
🗺 行き方
今回私は、イスタンブールからパムッカレのあるデニズリという街に飛行機で向かい、
空港から直接パムッカレを目指すのではなく、
一度デニズリ中心地のバスセンターに立ち寄ってからパムッカレへ向かいました。
というのも、私はこの日の夜、飛行機で帰らず、バスセンターから深夜バスでカッパドキアに移動する予定でした。
なので、出発するバス停を確認するついでに、荷物を預けたいと思い、一旦はバスセンターを目指すルートになりました。
HOW TO GO
1.イスタンブール空港からデニズリ・チャルダック空港へ
ターキッシュエアで1時間ほどで到着します。たった1時間ですが、チーズパニーニのような軽食が出ました。
2.空港から中心地のバスセンター(Denizli otogar)へ
着いたら大型バスがいくつか停まっていて、運転手さんたちが談笑しています。
ゴロゴロスーツケースを引いて行くと、どこに行くの?と声を掛けられるので、
バスセンターに行きたい旨を伝えたら、該当のバスに案内してくれます。
バスセンターまで100リラ、1時間程度で着きました。
3.バスセンターで荷物を預ける
セキュリティゲートを通ってバスセンターに入場。
カッパドキアへ向かうバス会社のカウンターへ行き、荷物を預け、バス乗り場も案内してもらいました。
(タダで預けられると思って行ったら、有料でした。50リラ)
この時、パムッカレとカッパドキアのアクティビティをめちゃくちゃセールスされました。提示額はネットと変わらないくらい。
4.ミニバスに乗ってパムッカレへ
バスセンターの地下2階にドルムシュというミニバスのターミナルがあります。
そこの27番から出ているバスがパムッカレ行きです。
大きな停留所は以下の通りです。
温泉街のカラハユット村まで行ったら折り返して、また順番に北ゲート→メインゲート→バスセンターと停まって戻ってきます。この他にも細かい停留所があり、地元の人たちが乗り降りしています。
バス停に近づいたら、運転手がバス停名を大声で言ってくれるので、
降りたい場所でドアの近くに移動するなど、何かしらの降りる意思表示をすると停まってくれます。
(しなければスルーです(笑))
ちなみにパムッカレのメインゲート停留所は、パムッカレ前のお土産街になります。
なので、そこからメインゲートへ徒歩で移動する形です。
🌐 観光概要と所感
概要
入場料:700トルコリラ(パムッカレ・ヒエラポリス共通券)
所要時間:2~3時間
ルート
パムッカレ・ヒエラポリスには、メイン、北、南の3つの入場ゲートがあります。
ミニバスが停まるのは、メインゲートと北ゲート。
メインゲートは石灰棚の麓にあり、パムッカレをのぼった後、ヒエラポリスのアンティークプールや劇場をみて、北方向へ散策、北ゲートから退場もしくはメインゲートまで折り返す形になります。
※石灰棚の上り下りは相当しんどいので、北ゲートから退場がおすすめです。絶対。
一方、北ゲートはヒエラポリス側にあり、最後にパムッカレに到達するルートになります。
ネクロポリスやメインストリートなどを通った後、アンティークプールや劇場をみて、最後にパムッカレを”下り”、メインゲートから退場する形です。
この二つの大きな違いは、パムッカレを最初に登るか、最後に下るかだと思います。
ちなみに私は、パムッカレの前にカラハユットに立ち寄ったので、北ゲートから入りました。
ヒエラポリス
※筆者個人の感想です。こう感じた人もいるんだなあ程度に思ってください。
正直、体力的に結構きつかったです。
というのも、かなり広大な敷地で、
私が入った北ゲートから見どころの一つである”アンティークプール”に着くまでかなりの距離なのに加えて、
もうひとつ絶対に外せないスポット”劇場”は急斜面を上った先。
ここまでで相当な体力を使い、石灰棚に辿り着くまでにはもうへとへとでした。
アンティークプールでひと休憩。
人が泳いでるところを多くの人が眺めたり、写真を撮ったり、
動物園?と思わせるカオスな感じがたまらなく良かったです(笑)
劇場は客席の真ん中に道があって、そこに人がいることも。
人がいない完璧な写真が撮りたいなら午前中に行くことをおすすめします。
パムッカレ
※筆者個人の感想です。こう感じた人もいるんだなあ程度に思ってください。(2回目)
冷たい・痛い・滑るの三重苦。
そう、パムッカレは石灰棚の保全のため、裸足で歩かないといけないのです。
感覚としては、水が流れている岩の上を裸足で歩く感じ。
苔のようなものが映えていてぬるぬるしている場所もあれば、
石灰が網目状に固まって無限足つぼ状態の場所もあります。
温水なのは一部だけで体感8割くらいは冷水でした。
これが軽く200m続きます。
夏なら足つぼとぬめりにだけ耐えられれば良いのですが、
冬はさらに凍るような冷たさで足が痛みます。
なので写真を撮るにしても、良い画角に行くためには、何かしらの苦痛を伴います。
たとえ綺麗に水が張ってたとしても、
結局良い写真を撮れるかどうかは、その人の根性や忍耐力次第だと思います。
最初はメインゲートから入って、石灰棚の日中とサンセット、両方の写真を撮りたい!と思ってたのですが、
私にはきつすぎて1回が精一杯、どう考えても絶対に無理でした。危なかった~!(笑)
📸フォトスポット @パムッカレ
三重苦に耐えて実際に撮影した写真とその撮影地点をご紹介します。
※写真は全て無加工です!
🇹🇷 がっかりしないための+α観光
〈日帰り温泉で癒されよう〉カラハユット
パムッカレからミニバスで10分程度のところにカラハユットという小さな温泉村があります。
ここでは日帰り温泉ができる施設があったり、温泉公園があったり、ちょっとした観光におすすめ。
パムッカレ・ヒエラポリスには行きたいけど、それだけのために行くのは…、時間を持て余しそう、という方は足を伸ばしても良いと思います。
リゾートホテルもあるので、もしパムッカレに行くために宿泊が必要ならこのエリアで探すのが良いと思います。
ちなみに私が日帰り温泉をしようとしたホテル↓
(訪れた日が年末の繫忙期で宿泊者限定利用日だったため、入れずじまいでした)
〈ラム肉を使った地元料理〉デニズリケバブ
日本でも有名なケバブ。実はトルコ料理なんです。
日本でみるケバブと言えば、ピタパンのようなものに挟んだケバブサンドが一般的ですが、
本場トルコには各都市によって様々なケバブの種類が。
ここデニズリは羊肉のケバブが有名で、
薄いパンと一緒に食べたり、付け合わせに生トマト・生玉ねぎのサラダが出てきたりと、ローカルケバブが味わえます。
街全体を楽しもう!
いかがでしょうか。
パムッカレでがっかりしないように、と私が見て感じたことをなるべく詳細に述べてきましたが、
実際に行ってみてイメージと違った、というのもまた一つ、旅の良い思い出ですよね。
私も、前評判の悪さにびくびくしながらも、
「せっかくトルコまで行くんだから、とにかく色んな場所に行って、色んなものを見なければ!」の精神でした。
結果、パムッカレだけではなくデニズリの街全体を散策したので、
小さな観光地だけどもローカル感を味わえる、個人的には歩くのがとても楽しい街だったという印象です。
パムッカレ観光を検討されている方はぜひ参考にしていただけたら嬉しいです:)
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