アメリカ横断旅行その11~フォートワース
さぁさぁみなさん。長らくお待たせ致しました。
あっという間に2023年を迎え、アメリカ生活も残り2か月。久々にこのブログを開いたらなかなかいい思い出だったなぁ結構面白いなぁ…なんて思ってしまったので(自画自賛は心の平穏を保つのに大切であります)最後まで書き上げることにしました。といっても横断旅行からもうすぐ1年が経つので、記憶がなかなか怪しいのですが…頑張って書きます。
さてさて、今回はテキサスの大都市ダラス!…のお隣のフォートワース!
ちなみにテキサスの広さは全米2位なんだけど、日本の面積の約2倍だそうですよ。
Day 17 Lubbock-Fort Worth
6月3日
ラボック→フォートワース
州:テキサス→テキサス
所要時間:4.5時間
天候:湿度が高くジメジメしており、曇天
時差:-2時間
この日は特に予定もなく移動日でした。復路はわりと余裕のあるスケジュールです。
09:40 ホテル出発
15:00 Airbnb到着
16:30 お散歩
この日は天気が悪く、ジメジメしていました。ホテルの設備が古いことで空調の効きが悪く更にジメジメ。早く出発したい気持ちでいっぱい。でも久々の湿気は少し嬉しいのです。今まで砂漠地帯にいて、それはもう乾燥乾燥の毎日だったので。29歳、お肌の曲がり角に居る(多分もう曲がり終えた)私のお肌はさぞかし喜んでいたであろうと思う。
前日の娘の夜泣きに疲れ果てていた私は出発してすぐ眠過ぎて1時間半ほど車で寝てしまった。こういう時に寝られないのが運転手の夫。申し訳ないと思いつつも「よく寝たぁぁぁぁあ」とか言いながら起きる無神経な妻は私です、はい。
この日の宿はAirbnb。珍しいことに隣に家主さんが住んでるタイプだったのでとても安心でした。Airbnbは基本暗証番号で鍵を開けるタイプなので、家主さんに会うことはほぼ無かったのですが、この日は対面で挨拶をしてくれてとても感じの良い方だったらしいです。家主の顔が分かる安心感。
そして今までのAirbnbで一番清潔!土足とは思えないほど床が綺麗~~。アメリカ生活、地べたに座る事に抵抗はなくなってきたものの、やはり綺麗な方が良いのです。アメニティも充実していて、チョコ、コーラ、コーヒーあり、歯磨き粉あり、タオルも沢山、ウェルカムメッセージカードもあり…とてもよかった。けどひとつだけ問題があって、斜めっていたんですよ、家が(笑)最初は疲れからくる錯覚かな?とか思ったけどやっぱり気になって、丸い物を床に置いてみたら見事に転がりました (拍手) そんなこともある。
夕食まで時間があったので娘の運動不足解消のためにも家の近くをお散歩。1歳の娘を散々振り回しているので少しは親らしいことを…。なんて。閑静な住宅街でとても治安の良さそうな住宅地。敷地が広くてお庭の手入れが行き届いていて大きな家がたくさんありました、アメリカンドリームって感じです。この旅で募る庭付き戸建てへの想い…。(2ヵ月後には畳ありの狭小住宅に住むかもしれないので庭付き戸建てなんて夢のまた夢です)
久々にお散歩したこともあり、この日の娘はご飯をよく食べ、寝るのもスムーズ・・・長かった体調不良もようやく全快の兆し!夜泣きせずに一晩中寝てくれることを祈る。
Day 18 Fort Worth ( stockyards )
6月4日
フォートワース観光(ストックヤード)
州:テキサス
所要時間:なし
天候:晴天、最高気温34度
時差:-2時間
10:00 出発
11:30 cattle walk
13:00 帰宅
18:30 出発
19:30 Rodeo
20:30 帰宅
この日は34度まであがる予報。復路が南ルートで唯一心配だったのは暑さ。6月だったこともあり、最高気温が34度で済んだのでセーフ。この辺は夏本番は40度超える日もあるそうな…。
LAから始まった娘の体調不良はようやくこの日で全快!よく頑張ったよ~。泣
この日はストックヤードへ行きました。
ストックヤードとは…西部開拓時代の畜産業の中心地であり、多くの取引が行われていた場所だそう。現在は観光地化されており、レストランやショップが立ち並んでいます。革小物にウエスタンブーツにカウボーイハット、いかにも~~な商品がたくさん並んでいました。
そういえば観光に来ているアメリカ人、8割ぐらいが身なりをこの街にかなーり寄せてきている。カウボーイハット、ブーツカットデニム、デニムのショートパンツ、革のバッグ、ウエスタンブーツ、腰にはナイフを付けている人まで…アメリカ人こういうの好きなんだなぁって見ていて面白かったです。日本人の私から見るとまるで映画やドラマの中の世界で、西部劇の一部のようでした。
日本の京都や鎌倉で着物を着て観光するのと同じような感覚なんでしょうか~
11:30から始まるCattle drive(牛さん達の行進)に合わせて家を早く出たものの、少し早く着いたので行進の前にストックヤードを少し見学します。駐車場は何か所かあり、一番近くの駐車場が空いていたのでそこへ。1日15ドルで携帯で払うタイプのもの。
夜はロデオショーを見ることになっていたのでチケットをゲットするためにまずはチケット売り場へ(オンラインで買おうとしたけど、印刷しろと書いてあったため売り場で買うことにしたのだが、結局オンラインチケット見せて入場できていた、こういうところテキトーよね)チケットブースはまだ開いていなかった…のでちょっと散策。
私たちが停めた駐車場の裏にはこの日行進するであろう牛さん達がスタンバイしていたため見に行くことに。長くてとっても立派なツノが生えた牛を初めて見ましたがめちゃくちゃカッコいい。娘も喜んで見ていました。この牛さんはロングホーン(家畜牛。 アメリカ西部地域に棲息する、横に伸びた長大な角を持った牛)という種類の牛で、この地域では有名な牛だそう。
隣の小屋には馬さん達も居ました。
いよいよ牛さんの大行進がスタート。
土曜日だったこともあり沢山の人が集まっていました。
馬に乗ったカウボーイが先導し、先程のロングホーン達が大行進。なかなか見られない光景に母大興奮するも娘の機嫌が段々と悪くなり…。(お腹すいたよねぇ)でもこの行進、10分もかからず意外とすぐに終わったからちょうどよかった。
終わったので待ちに待ったステーキハウスへ移動します。テキサスと言えばステーキ!前日からステーキを食べるぞと意気込んでいたのでとても楽しみでした。レストランに向かう途中、ロデオのチケットブースを覗いてみると、開いているではないか。売り切れたら嫌なのでステーキへ一直線に向かっていた気持ちを抑えて、先にチケットを購入することに。価格は2人で83ドル。レギュラー席35ドルとなんかの手数料でこの価格。意外と高い。でも本場でロデオを見るなんて人生最初で最後ということで。
さぁ。ステーキハウスへ向かいます。お店は決めていたのでそこまで歩いていくと…なんとお休み…。隣にもステーキハウスがあることは知っていたのでそちらに行くことに。娘の機嫌が悪化し、雲行きが怪しい。そしてレストランへついてハイチェアに座った瞬間からぐずり始める…。母焦る。メニューは適当にいっっっそいで選んだNY strip steak。(焦りすぎて写真撮る余裕なかった…)
よし、とりあえず娘は先にごはん!お腹すいたんだろう、離乳食あげたら機嫌よくなるやつや!!あげる→全力で拒否。泣 もう母は半泣き(ステーキを落ち着いて食べる…そんな日が来るのだろうか)てんやわんやしているうちにステーキ来る。いっっっそいで食べる。美味しいかなんてわからん(いや、多分ちゃんと美味しかった)とりあえず早くしないと!ギャン泣きになる前にお店を出ないと!と必死で食べる。付け合わせのマッシュドポテトをあげみたらお気に召したご様子。なんとかその場をしのぐ。マッシュドポテトなら食べるんかい!貴重な日本の離乳食を持ってきたのにー!って思いながらもあげ続ける。無心で食べきりお店をすぐ出ました。笑
この時期の外食のハードルはほんとに高かった…。焦りすぎて写真がないのは本当に後悔。
13:00近いのでお昼寝のために一旦帰宅。2時間半寝てスッキリしたご様子。これで19:30からのロデオに心置きなく臨めるぞ~。Airbnbでのんびりと過ごし、夜ごはんを食べ終えた後に再びストックヤードへ。(ちゃんと自炊してますよ~)
19:00頃入場して座席へ向かいます。
歴代のカウボーイたちの写真が飾られていました。
会場内には売店がありポップコーンやドリンク、ウイスキーなど売っていました。
開会前に前座で11歳の女の子が歌っていて、娘も歌に合わせて揺れていて楽しそう。どうやら始まるまで飽きずにいられそうで一安心。
19:30〜司会の挨拶やらオープニングのダンスやらでスタート。
アメリカ国旗を持った女性が馬に跨り登場、場内を駆け回る。国歌斉唱の時になるとみんな卒業式バリにサッと起立、そして帽子を取り胸に手を当てる。これがアメリカ人の愛国心なのだろう。今までお酒の飲みながらスマホでセルフィ―しながらガヤガヤしてた人達が一瞬で静かになり、会場も静まり返るのだ。先程の11歳の少女が国家を歌いあげ、さらにアメリカ感が強まる!最後は大歓声!アメリカのスポーツってこんな感じなのかぁ、面白いと肌で感じた瞬間でした(まだ競技始まってない)
いよいよロデオスタート!
暴れた馬にどれくらい長い時間乗って居られるかを競うロデオですが、
暴れた馬に跨り振り落とされる男たち…実に衝撃的でした。
なんでこの人達このスポーツやろうと思ったんだろう…骨折れないのかな…大丈夫かな…と心配になるほどかなり激しい。人を落とした後、牛は暴れたまま場内を走り回っていてそれもちょっと怖い。
よくあるハプニングVTRを生で見ている気分でした。その後、牛はカウボーイ達に縄で捕まえられて、檻に戻されます。
振り落とされるまでの時間は最長でも1分いかないくらいでしたが、長ければ長いほど会場の盛り上がりはそれはもう凄くて、会場の雰囲気に圧倒されました。
ただ、走り回る子ヤギをどれだけ早く縄で縛って捕まえられるかもロデオの途中に行われていて、これは動物愛護団体案件じゃないかと不安になりました。
そんなこんなで30分くらい経過した時点で娘も限界、そしてまだ旅の途中なので早めに帰ることに。それでも生で見る事ができて大満足でした!その場で味わえる臨場感って素晴らしい。
そういえば、牛さん達の行進の前も、ロデオ会場でもみんな準備はいい?という呼びかけに対して、観客がYEEHAW(イーハー)!と言っていた。これはカウボーイの掛け声だそう。アメリカ人の中では常識なのかしら、みんな躊躇わず叫ぶ。
以上、フォートワースでした。次はメンフィスです~