20代最後の年のチューニング
「今年ももう終わやなぁ」というかつての自分とは無縁だったセリフも気づけば板についていました。
いつも変わらないルーティン、変わることのない顔ぶれ、活動範囲、繰り返される話題。
必要なことに迫られて常に追われる毎日。
そんな生活は僕をどこにつれていくのか?僕は何に追われているのか?
独立して初めて過ごす1年間。成功するかも、失敗するかもわからない。
それでも1年が少しでも長く感じられることは幸せなことなんじゃないかなと僕はコンフォートゾーンを出ることにしました。
1染み付いた習慣のデトックス
これまで身につけたものは深く体に染み付いているものです。
そういった意味でも、自分自身を維持し続けることは危険なことだと思いました。僕は自分自身の感覚を開放するために以下を実行しました。
①暇にする:考える時間をふやす、ストレスを限りなく減らす
②自分が納得行くまで妥協しない買い物:服、家具
③DIY:身の回りを清潔に、気が散らないように、気分が上がるように
④旅行:アメリカ
⑤自分の才能を確かめてない分野の勉強:音楽(sax)
※これ一個一個めっちゃ語れるので、詳しい内容は聞いてください笑
2発見
①結局は記憶が一番
暇は僕に考える時間を与えてくれました。
実は今年身近な人が亡くなりました。人が亡くなるということはある意味答え合わせのようなものでその人の人生を考えることが、気づけば自分の人生を考えるきっかけになっていました。
僕は今年29歳を迎え20代の終わりを迎えようとしています。
3を掛けたらだいたい平均寿命。人生の1/3が終わってしまったことを自覚しました。
僕はふと自分はなんで生きているのかを考え、答えが出ないうちに現実に引き戻される。そんなことを繰り返していました。しかしこのときは違いました。
僕は徹底的に考え、ある答えに行き着きました。
「大きな何かに向かう到達点よりも、むしろその過程記憶そのもの」にこそ価値があるのではないか。
僕は、
良質な記憶を自覚するため、感覚を研ぎ澄ますこと
記憶を損なわないため、健康でいること
振り返って自分がニヤニヤできるか
こんなことを意識するようにしました。
②どの舞台で誰を演じるかは自分次第
アメリカに旅行に行きました。アメリカには僕を知る人はいません。
僕がどんな人かなどはほとんど、僕の拙すぎる英語か想像で理解されます。僕はこの自分のイメージが固定化されていない自分のイメージにワクワクしました。
このとき僕は自分で自分を固定化しようとしていることに気づきました。
③夢の再発見
僕は本来成長がどうとかというよりもむしろ物事を楽しむことで、人生を豊かにしていくんだと信じていた子供でした。
しかし、社会というフィールドに萎縮した結果、なぜか、楽しむというより、使えないことの恐怖から逃げるように生きていました。
この感覚は買い物や旅行DIY音楽など好きなことで時間割を埋めたときに、懐かしい感覚があり、自分にとっていい状態を再発見という形で思い出しました。
母にこんな話を電話でしたところ、「あんたは歌って踊れる芸術家になりたいって言ってるときが一番輝いていたよ」そんなことを言われハッとしました。
僕は何者でもない人間になっていたのです。
僕は気が散りやすい人間だという自覚はありましたが、自分にとって本当に大事なことから遠ざかっているという自覚はありませんでした。
3今後について
僕はクリエイターとしての実力やクオリティを上げて、アーティストとして自分の名前で飯が食えるようになりたい。そう思って仕事に取り組んできました。
これまで関わってくださったクライアントの方にはわがままばかり言いました。クオリティを上げたいがために当初計画していたものと大幅に制作物を変えたこともたくさんありましたが、どのクライアントさんも、自分たちの中での正解を一緒に探すこと対してワクワクしながら取り組んでいただきました。いろんな方に支えられて、こうして、好きな仕事ができている現実に本当に感謝しています。
クライアントワークは僕にとっては大事な仕事で、自分の器が大きくなる貴重な体験です。
それでも、わがままな僕は自分の中から湧き出るアイデアを表現したいという欲望を抑えることができませんでした。
なので、僕は今後も自分の好奇心を満たせるものは全て実行していきたいと思っています。
メタバースにNFTと視覚的なインターネットは僕にとってきっとワクワクするものだと思っています。
来年も色々チャレンジしていくので、面倒くさがらずに、仲良くしてください笑