散策note 下落合駅
西武新宿線はかなり地味な路線です。
他社路線の「新宿駅」と「西武新宿駅」は離れていて正直乗り換えは不便。今のところ相互乗り入れする予定もありません。
西武池袋線が改善・進化するたびに新宿線の利用者は「池袋線ばっかり!」とか「新宿線はないがしろにされている…」という思いが拭えないようです。
そこで、西武新宿線を堪能するため沿線にある公園を散策してみることにしました。「沿線を盛り上げよう」という意気込みはないけれど、せっかく散策するのなら出掛けたところを記事にして、自分専用のガイドブックを作成しようと思い立ちました。このnoteで取り上げる場所はおおよそ、
・大人がちょこっと散策して楽しめるところ
・緑や水辺のあるところ
・西武新宿線の駅を起点として徒歩30分圏内
(結構、遠くまで歩けるため、他に最寄り駅がある場合も)
・23区内(とりあえず、範囲を狭めておきたいので)
今回は下落合駅を起点とした散策編。
再度散策が出来るようになったら、随時更新する予定です。
◇ ◇ ◇
1.下落合野鳥の森公園
閑静な住宅街の中にある、ちいさな森を公園としています。
ネットの公園レビューでは、「”野鳥の森”という名前に魅かれて訪れたものの、全然鳥がいなかった」という記載をちらほら見かけていたのですが、私が訪れた桜の花開く頃は野鳥のさえずりが賑やかを通り越して喧しいほど。公園名を”野鳥の森”としていることに納得しました。都内にいる野鳥たちの塒になっているのかもしれません。
池の傍にベンチが2・3あるため、散策の途中で涼をとったり、森林浴をするのによさそうです。
あまり手入れがされていないため、虫よけ対策は万全に。スプレーは必須です。
下落合駅から徒歩5分。
http://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/midori01_002044.html
2.おとめ山公園
せせらぎの流れる森と広い芝生の広場がある公園です。名前に「山」とついているだけあって敷地内はかなりの高低差があります。森の中のせせらぎは季節によって水量が異なるそうで、私が訪れた時には流れがある所とない所がありました。湧水の源泉辺りは鳥のさえずりが、その下流では子供たちの声が賑やかでした。夏は蛍が放流されているそうで、園内に養殖場があります。
年明けすぐに訪れた際には、広場で凧上げしている方も。電線もなく、空が広いので安心してあげられます。心なしか桜の木ものびのびと枝を伸ばしているような感じです。
「おとめ山」は「乙女山」と思っていたのですが、江戸時代将軍家の狩猟場だったため、周辺一帯の立ち入り禁止を意味する「御留山」や「御止山」が名前の由来だそうです。
「野鳥の森公園」とは違い、芝生を養生したり、木の枝を払ったり。せっせっと手入れが行われていました。
下落合駅から徒歩10分
http://www.kanko-shinjuku.jp/spot/-/article_307.html
3.佐伯公園
もともと洋画家 佐伯祐三の住居があった敷地を公園にしています。
聖母坂を上ってゆく途中、細い入り組んだ路地を入っていくため、本当にたどり着けるか心配になるような場所にあります。周囲は敷地いっぱいに住宅が建っているのですが、この公園だけが緑が溢れています。
公園内には佐伯祐三アトリエ記念館があり、佐伯祐三の年表や絵画のパネルが展示されています。私は「佐伯祐三って誰だろう?何していた人?」という状態で訪ねたのですが、案内してくださるボランティアの方が親切に解説してくださいました。「郵便配達夫」という絵が有名です。(この絵は学生時代に教科書で見たことがありました…思い出せてよかった)
下落合駅から徒歩10分
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/midori01_002155.html
4.南長崎花咲公園
こじんまりとした園内の片隅には「トキワ荘のヒーローたち」という記念碑が、公園の南側にはトキワ荘を復元した建物「トキワ荘マンガミュージアム」があります。建物の傍にある桜が咲くころに開館予定でしたが、延期になってしまいました。フェンスがなければもっとよかったのですが、満開の桜と建物とても素敵な風景です。
下落合駅から徒歩20分
中井駅から徒歩15分
http://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/051.html