最近聴く音楽についてて① ストーンローゼス
ようやく気温が20度アラウンドになってより一層秋を感じるとともに映画や音楽を求めるようになった。映画より音楽についての方が書けることが多いので音楽についてとりあえず書く。
50's~現在まで洋楽・邦楽問わず聞くけど、洋楽が多い。最近気づいたんだけど、私が好きな音楽は脱力的で厭世的でキャッチ-なものが多い。どういうことやねんって感じだけど。そりゃあ気分が最強の時はoasisのLive Foreverを爆音で流したりするけど、気分が最強な時ってほぼない。
そんなバンドを5つくらい挙げて和訳などもしようと思う。
1つ目 the stone roses
80’s後半~90’sのイギリスのロックバンド。オアシスが人気出てくる前のオアシス的存在がこのバンド。一作目のアルバムThe Stone Rosesがすごく有名。セカンドアルバムは私にはよくわからんかった。NME誌が史上最高のアルバムと絶賛したらしい。有名なのは I Wanna Be Adored「憧れられたい」陰々と静かにはじまるイントロ、徐々に音が大きくなっていつのまにか大音量で流れている。憧れられたいなんて全人類が思うことで、それを力強く、でも語末が消え入りそうに歌うのがよい。すげえ切実。憧れられるほどの自分をもちたい。自分に自信がない。だから憧れられたい。超ストレートな願いを斜めに歌う感じが素敵だ。歌詞の2/3くらいはI wanna be adoredっていってる。
I don't have to sell my soul
自分の心を売ろうとしなくたっていい
He's already in me
自分の中にもう確たるものがあるから
I don't need to sell my soul
自分を変える必要なんてないんだ
He's already in me
自分の中にもう確たるものがあるんだから
I wanna be adored
憧れてほしい
I wanna be adored
憧れられたい
↑I wanna be adored 歌い方も最高
こう訳すと自分自身でええんやでって感じなのかな。意外と力強い歌詞。確かにオアシスが影響を受けたといわれても納得がいく。しかしオアシスとはあまりに印象が違いすぎるなあ。イアンブラウンの声のせいなのか。彼の脱力感のある、ともすればやる気のないあの声がストーンローゼスの魅力だ。なんつーか力強く歌われるより心にグッとくることってある。説得力の問題なんだ、わかるよ君もダメ人間なんだろでもいいジャン俺だってそうだよっていう。やる気がなくて泣きそうで何も考えたくないとき、ストーンローゼスの1stは最強かもしれない。