MBTIのNT型で出かけるとどうなるか 【ENTP視点】

最近、高校時代のNT型フレンズ3人で自動車系YouTuber君の撮影会やることになりました。私自身、SF型以外とは割と出かけるタイプで、NF型やST型とも良く出かけますが、NT型のみで出かける時が一番気を使わなくて良いと思っています。そんなNT型のみのお出かけはどんな風になるのか、紹介してみようと思います。
ENTPやNT型が全員こうと断言する一般化ではなく、私視点での性格タイプのお話しとなります。その辺りは認識しておいてください。


キャラ紹介

NT型はNT型の友人が多いもの。今回の記事で登場するそんな3人を、まずはキャラ紹介をしておきましょう。

No.1:私 / ENTP (E/I拮抗)
この記事書いてる人。詳しくは自己紹介を見てもらえればと思います。今回の撮影では2台で撮りたいとのことでしたので、車をうまいこと回す係兼、撮影地点の大まかな選定と変わった視点での撮影提案係ですね。

No.2:S / INTJ (F/T拮抗)
彼が自動車系YouTuberで企画者です。200km以上お互いの住居離れてるのですが、中間地点あたりで集合し何度も2台でのドライブ行っており、P型の私が集合時間に遅刻する所までがいつもの流れです。彼の動画センスNiはなかなかなものです。今回はどうも3人でしか撮れないショットがあったようで、それを撮るために3人目のOが地元へ帰ってくるタイミングで撮影会を企画してくれました。

No.3:O / INTP (J/P拮抗)
彼は素人カメラマンやっていて、お互いの思惑が合うと私と二人で謎の旅に出かけたりしています。大体現地集合で計画を組み私の遅刻癖の影響を受けにくいプランを設定してくれるいいやつです。カメラの腕前はもちろん、撮影のセンスNiも悪くありません。

こんな愉快な3人組で、とある茶畑をバックにいい感じな撮影ができるところを探すこととなりました。

NT型の集団旅の傾向

NT型は究極に自分勝手

NT型は素では遠慮がありません。自分がやりたいことをハッキリ言います。円滑なコミュニティでよく聞く"希望に近い常識的な案で妥協"や"周囲が察してくれる"といった、発言のない意思なき奴隷はNTコミュニティにはいません。意思がないやつはいいように使われるかハブられるのがNTコミュニティです。じゃあどうやって方針決めるのかというと、集まって好き勝手にやりたいこと言い合って、"最適な工程"を決めていく形となります。相手の感情に対する配慮など存在せず、わからなければ直接意思を聞きます。意見が通らなくても、なぜ通らなかったのかがわかるので納得感が非常に大きいです。今回は早めの昼食をとりながら議論しました。

トラブル適正が極めて高い

今回、当初の計画が大きく狂うトラブルがありました。昼食場所で集合だったのですが、そこから出発しようとしたところ、自分の車のエンジン警告灯が点灯。車に乗る以上警告灯の意味はもちろん覚えており、橙色なので自走は可能と判断。O2センサー故障かなと思い出発しました。が、水温計がぐんぐん上がりヤバめと判断。同乗のO → Sへ電話し状況報告し、Sがガソリン入れてる間に対処することに。私がささっと車の状況確認している間にOが身近なディーラーを調べてくれ、自走可能な距離にあったため私からディーラーへ電話。その間にOがSのいるガソリンスタンドまで徒歩で向かい会話し方針をつめ、Sは空気圧チェック、Oはコンビニでお買い物してました。戻ってきたタイミングで、ディーラーと調整ついて終日点検で預けることを共有。預けた後にSの車1台に乗りこみ撮影会に向かうことになりました。ここまで、トラブル発生から意思決定までが15分、車をディーラーへ預けて撮影会継続まで40分ちょっとで済ませており、全員トラブル適性が極めて高いです。

未知なことに興味津々

S(INTJ)的には2台で行って撮影したかったそうですが、その計画はもう崩れているので作戦練り直しになりました。一旦コンビニで買い物して話し合うことに。S(INTJ)はF/T拮抗らしく最初は心配する様子を見せてくれたが、正直私(ENTP)もO(INTP)も初めての出来事にワクワクしていて楽しんでいたため、全然気にしてないことを説明。その後、Sも白状して正直結構楽しんでいることを言ってきて、しまいには警告灯の写真を送って欲しいと言ってきました。こういう新しい出来事にはみんな興味津々なんです。このように、誰も共感や慰めといった何の生産性もないことは、相手が求めていなければしませんし、それがNTコミュニティのマナーと思っています。

最大限集団の利点を楽しむが、時々個人主義

早速コンビニで方針とルート決め即出発。私がGoogle Mapsから良さそうな地形を選定、Sが感性に響くところを選定、Oが最適な構図で撮影、と分担しサクサクいい写真や動画を撮っていきます。ここでポイントとなるのは、絶対に発生する暇な時間の過ごし方です。Sはドライバーだったためそこまで余裕ありませんでしたが、私もOも暇な時間ができるものです。こういう時の過ごし方が完全に個人主義となります。私はディーラーから電話がかかってきたのでその対応、その間はSとOで構図決め。その後は私とSが行き先相談となるタイミングで、Oが自分のSNS対応。複数ショットを場所固定で撮影するタイミングでは私がいらなくなるので、そこで地元のディーラーに電話して修理予約。NT型は場の盛り上がりよりも、その時々の最適解を取る傾向があるのではないでしょうか。特にxNTPは最適化の鉄人で、このようなパズルのような時間の使い方は大得意です。

まとめ

今回はNT型フレンズのお出かけをまとめてみました。その時の特徴的な行動パターンをまとめてみましょう。

1. 遠慮なく自分の意見を発信
- やりたいことを明確に伝える
- 最適な工程を全員で決定
- 感情への配慮より論理的な意思決定を重視

2. 高いトラブル対応力
- 車のトラブル発生時も迅速な意思決定
- 役割分担が自然に行われる
- 計画変更にも柔軟に対応

3. 新しい経験への好奇心
- 予定外の出来事を楽しむ傾向
- 不要な共感や慰めを避ける
- 生産性重視の関係性

4. 徹底した個人主義
- 各自の得意分野で貢献
- 暇な時間は個人の用事に充てる
- 場の雰囲気よりも効率を重視​​​​​​​​​​​​​​​​

最後に

今回の記事で出てきた"xNTP型が最適化の鉄人"ということについて、このお出かけの帰りの話しを交えて紹介しましょう。まず、今回の車のトラブルですが、原因は水漏れ等の物理的な破損ではなくて、冷却水の水温のサーモスタット(センサー)の故障でした。これにより冷却水循環用のポンプが最小回転になってしまい、警告灯点灯と出力制限がかかるという症状となっていたようです。ディーラー曰く、水温計(サーモスタットとは別のセンサー)を監視しながらなら自走は可能とのこと。ただし、自宅までは100kmという距離。これをどう攻略するかです。気温が高いと水温も上がりやすいので、まずは日が落ちるまで3人で夕食を取ることにしました。2時間近くバーミヤンで次の旅や動画について語り合う内に、どうやって私が帰るのかの話しになりました。ふと私とOが中学の物理の公式を持ち出して会話が弾みました。

  • 位置エネルギー:F=mgh

  • 運動エネルギー:F=1/2mv^2

  • 仕事率:P=F/s

これらの公式から、高速道路が厳しそうなこと、連続した上り坂もキツそうなことを想定。ここまでわかればあとは実践あるのみです。車からのフィードバックはこんな感じでした。

  • 60km/h以上への加速は水温が上がる。

  • 連続勾配は速度に関わらず水温が上がる

まさに予想通りですね。となれば、対策はこんなところでしょうか。

  • 連続勾配区間では、途中で路肩に停めての休憩が必要

  • 交通量が多い道路では、他車への迷惑を考慮して50km/h以下制限の区間を選択

  • 休憩中に記憶してる地形からGoogle Mapsで最適なルートを選定

このように、xNTPの強みは断片的な情報をNeで直感的に補完し、Tiで論理的に分析できる点にあります。特に今回のような「制約付きの最適化問題」は、まさにxNTPの得意分野と言えるでしょう。理論と実践を結びつけ最適解を導き出す。このような「パズルを解くような」過程自体を楽しむことは、xNTP型のライフワークですね。

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