セクシュアリティ・マンス@宇都宮大学
こんにちは!れん💡です
2022年5月に、宇都宮大学にじみやと一緒に、宇都宮大学で「セクシャリティ ・マンス」を行いました!どうすれば大学生のセクシャリティへの関心を高められるのかを考える中で、「投票させる」という行為は面白いんじゃないかと思い、実施した企画です。
この記事では、企画の内容だけでなく、企画のアイデアが出た経緯も少し書こうかなと思います!ぜひ読んでみてください〜
何をしたのか
宇都宮大学には、ラーニングコモンズという学生が使えるワークスペースがあります。そこに、こんなポスターを掲示しました。
ラーニングコモンズの利用者は、入る時に投票用紙を取って、①セクシャリティ に関する授業の必修化、②マイノリティに寛容な設備の充実、③性別を聞く際の観点を明確にする、の3つのどれが最も必要だと思うかを選んで用紙に書いてもらい、出る時に投票箱に入れてもらいます。選ぶためには、それぞれの選択肢の内容を比較しなければいけない。比較するためには選択肢の内容をよく知らなければいけない。選ぶことを通じて、セクシャリティの問題について深く考えてもらおうということですね。
また、セクシャリティ についてより深く知りたい人に向けて、マイノリティ当事者の人と話せる機会を作ったり、自分のセクシャリティを診断できるサイトのQRコードを乗せたりもしました。
イベント発案の経緯
狙いは、セクシャリティへの関心が低い大学生に対して、セクシャリティの課題を「自分ごと化」させることでした。難しいのは、単にセクシャリティ の知識を一方的に提供しても、関心のない人はまず見ないし聞かないし、考え方が変わるなんてことはあり得ないという点です。
どうすれば関心が低い人が興味を持ってくれるのか?、そんなことを考えていた時にメンバーが紹介したのが表参道にあるimperfectというカフェ。
このカフェでは、入店時に社会課題の解決を目指した3つのプロジェクトが紹介された紙が渡され、どのプロジェクトを応援したいかを店内で投票することができます。例えば、「森を再生し、地球とカカオを守ろう」「ミツバチと共存して作物を育てる養蜂を学ぼう」「女性たちが学びの機会を得て、活躍できる社会を」などですね。
メンバーが実際にこのカフェに行って体験したらしいんですが、コーヒー飲みながら友達とこれらの社会問題について話して、関心が高まったそうで。
この仕組みはまさに、関心がなかった人に対して関心を持たせる良い方法だなと思い、この取り組みを真似させてもらいました。
イベントの反響
約1ヶ月間で、全部で175名の利用者が投票してくれました。利用者全体のだいたい35%ぐらいの数です。投票結果として一番多かったのは「マイノリティに寛容な設備の充実」で、次に「セクシャリティに関する授業の必修化」、「性別を聞く際の観点を明確化する」と続いていきました。
投票結果自体も重要ですが、何より重要なのは投票するという行動を通じて、少しでも利用者にセクシャリティについて考える機会を与えられたかです。これを明らかにするために投票した人にインタビューを行おうとしたのですが、力及ばず時間が経っていきました。。次に同じことをするとしたら利用者のインタビューまで最初から設計しておきたいです!
以上、セクシャリティマンスのログでした!
文責:れん💡