【蛸旅】二者関係-学者編-
各二人組についての1プレイヤーのプレイに基づく観測記録です。
ここでは学者対7人のトラベラーズについて自由に語ります。
なおCP話は別記事に書きます。全員分書いてから……。
学者と神官
推し二人組その1。
黒魔道士と白魔道士を並べたい派の私に優しい組み合わせ。
アタッカーとヒーラー……と見せかけて後半は二人ともオールマイティーに活躍しました。神官に至っては物属のバランスが程よく、SPが高いという点からもSP不足しがちな弊PTでは重宝しました。
学者の、物腰柔らかで誤魔化されてきた不躾なところをまるっと緩やかに流せる神官、というイメージがあります。二人旅のときは、話好きのおじいちゃんと聞き上手な孫みたいな構図だったのではないかな。
(本にも書きましたが、)この二人は互いの行動で循環するところがあるなと考えています。学者が探り、神官が自覚し、神官が導き、学者は新たなものごとを知る……といいますか。
価値観を分かち合うというよりは、あるものを共有し合うことのできる二人ですね。
学者が探り出すことを、混沌から秩序に起こすこととすれば、神官の導くことは暗闇から光の中へその形を現すことなのかしらんとも思えてですね……似ているのに本質が異なる行動を、しみじみ好きだなと思います。
学者が、神官の前では「大勢の中の一人」と変わらない立ち位置であることもまた、おいしい。すごくおいしい。
学者2章、神官2章のパティチャが特に好きです。
ジョブ交換では学者が神官になることをより好んでやってました。攻撃も回復も同じステで支えるので……高めておけば安心しかない。
学者と狩人
アタッカーとブレイカー。サポートも攻撃もこなせる組み合わせ。良き隣人。彼らを見ていると「隣人を愛せ」の言葉が正しく理解できるような気がします。
3章でジョブ開放するまでは、魔物を捕まえて善戦していた狩人さんですが……後半はみんなが強くなったためにお休みがちに。なので、私の学者と狩人の印象は、初期の頃のままでイメージが固定しているような気がしています。
オデット先輩曰く「見ていて面白い」学者の部分が、よく現れているのが対狩人かなと考えています。
そして、狩人からすれば、師匠と同じくできるしすごい人で尊敬するところもあるけれど、ちょっと諌めないといけない困った人……なのかなとも。夫婦とも恋人とも親友とも違う、理想の隣人とはこういう二人なのでは?と思わずにはいられません。
そして、耳に聞こえが良いけれど事実を拾うだけの学者と、事実を拾いそのままを言葉にする狩人……なんだか階級社会で生き抜く術を見つけた人とそうでなくとも生きていける社会で生きている人みたいな対比が効いてて、そこもまた美味しいです。旅が終わったら文通して欲しい。
学者と盗賊
言わずと知れた?弊二人。推し二人組その2です。
頭を使うものと手足となるもの。繋ぐものと、開くもの。
互いに互いの動きやすいように頭を動かせるので仕事が早い早い。(しかし不器用さは学者の方が勝るので、盗賊が学者の魔法に巻き込まれることもしばしば)
オールマイティートップ2で、1章時点からずっとスタメンです。
行動速度と回避を上げて戦っていたとき、常に回避に成功していた二人でもあります。楽しかった。(二人ともにかばうをつけて遊んだりしたし、かばいつつ回避したときはカッコ良すぎて痺れました)
盗むものなのにパサーできるところ、アビリティ考案者天才だなーと思ってます。盗賊の奥義が、物属ではなく行動速度で決まるというのも好きです。(おかげで私は困ったらエベっとけばいいでしょとよく言います)
ジョブ的に、交換するとそれぞれSP回復しながら魔法放てるようになって楽です。盗賊の場合はBPためるまで魔法使って、BPたまったらフクロウ→エベルの流れでやってました。ところで、魔法使っている時だけ盗賊が声を張り上げる理由、声大きくないとうまく発動しないよ、とか言われたからなんでしょうか。魔法使うの楽しいから、とかだったらいいよね、と他旅人さんとはなしたことがあります。
パティチャでは、お互いに引いた線を越えず語り合う姿が見られて、対狩人とは違う美味しさがあります。
少なくとも、互いが互いのジョブになったら、を想像できるあたり、根っこの性質は似てることを理解し合ってるのかな。(なぜなら学ぶはまねぶであり、まねぶとはつまり他者の模倣=ぬすんで身につけるとも呼べるので)
その職業としての相手、と、その職業とは関係ないその人自身、と、会話内容にのメリハリがあって好きです。だからこその、この二人のやりとりなのでしょう。
印象が強いのは盗賊3章のパティチャですが、なんやかんやこの二人のパティチャは対応しているのでは……?と邪推してもいいような会話が多いので、好きです。
学者自身は、盗賊自身にそこまで特別興味があるわけではない(=他7人の旅人たちと同じくらいの興味)と思っています。
自プレイ解釈でも門クリアしてようやく意識してきたか〜ってくらい。
学者のそんなドライさに対して、盗賊がウェットに感じているのがまたおいしいです。年の差のよさみかな。(学者4章・盗賊4章のパティチャとか)
学者と薬師
異なる道を照らす太陽。一は全、全は一の関係。(薬師くんは一を助けて最終的に全を救おうとし、学者は全を助けて最終的に一をすくうことがある、みたいなことが言いたい)
後半大活躍な薬師くん。初期から能力と個人の性質のギャップに戸惑わせて頂きました。
人を尊敬し、良いと思うところを尊重する姿が眩しいなと思います。
薬師くんは無意識無自覚、あるいは、生きる過程でそうなった、のでしょうが、学者は学びその見方が有効だと会得したタイプだと思うので、その似て非なるところが美味しいです。相似器官ってやつだ(※正しくは違います)。
相手と議論するとき、同じくらいの熱量やモチベーションがあるだけで話の進みって違うと考えています。
学者が薬師の熱意を褒めたとき、おそらくその部分で合わないことが多かったと推測し、共感してしまいました。薬師くんは元から備えているものが多い……と考えると、そりゃあ、学者もリソース(=自分の時間や知識や肉体的に縛りを受けるもの)割きまくり、全面同意よりになっちゃうよな〜と。
パティチャで唯一、学者が甘やかしている(=時間などの自分の身体の制限を受けるものを差し出している)相手だと思ってます。
学者と踊子
推し二人組その3です
オールマイティー枠、もとい師弟みを勝手に感じている二人。
お互い性質も価値観も考え方も真逆で、だからこそフラットランドの貴族特有ルールみたいなものの上で穏やかにやり取りできるのかなあとか思ったり思わなかったり。
シナリオの流れや歩み方としても非常に美しく作られていて好きです。人間の描く理想の一つでは?その対極なのでは?そんな二人が同じ旅路にいるの最高か?と思いました。
薬師くんとは別の層で、一と全、全と一の関係だなーと思います。
(一の生命が成り立たないと全は続かない、全が続かない限り一は生き延びていかない、みたいな)
繋ぐものと歩むもの。
どちらも人間がいきてしぬ上で、切っても切れなくて、けれどどちらも選ぼうとすると大変……だから私はこちらを選んだ、みたいな感じがしています。好き過ぎる。
学者が知識で殴るアビリティに対して、踊子は闇魔法以外ひたすら鼓舞するアビリティなのが好きです。ジョブ交換に差はないと思いつつも、学者でBP溜め待ちするときとか踊り子ジョブだと仲間のステ上げられてイイね〜と踊子にすることが多かったです。逆に踊子は、学者ジョブによって戦う範囲が広がる&属攻高めなので愛用していました。衣装も好き。
弊PTだと精神的支柱な二人組でもあります。
彼らが彼らとして在ること、が、他旅人たちの安心の一つになるというか……メタ視点入れると、門で、第1陣で踊子がメインアタッカー、第2陣で学者がサブアタッカーにしてメインヒーラーで、二人ともキーマンだったので。この二人が倒れると立て直すのに時間がかかるんですよね……無事勝ててよかったです。
学者と騎士
語るものと語られるもの。観察するものと観察されるもの。物語と主人公。
私の中のこの二人の印象は、学者2章のパティチャがベースです。最終的に騎士4章パティチャで、ほう?!となりました。
騎士の前で見られた、あの、学者の男性みあふれる笑い方が好きです。
プレイヤーの育て方が悪いのか、全体攻撃いいね〜くらいしか印象がなかった人でした、最初。4章クリアしたら沼ってました。なんてこったい。
学者主人公で始めて、騎士4章で終わることの気持ちよさを味わってしまったらもうこれはね……沼ですよ。楽し過ぎる。門への流れが自然に思われました。
シナリオはどれも好きで、騎士1章から男臭さ……もとい懐かしいジャ○プみを感じたので、ボス戦は男性四人で固定してました。(パティチャはみたかったので、こまめにメンバー入れ替えてはいました)
攻めの学者と、守りの騎士。
騎士側が、攻撃というよりは守りのための攻撃、という印象が強く、私のプレイとしてもそちら向きだったのでアタッカーというよりはサポーターになりました。
おそらくこの時代の学者と騎士の身分もそういうところあるんじゃないかなと思ったり、思わなかったり。どっちなんすかね。どっちでもないのかな。
学者が余白なら、騎士はインクで描かれた部分で、騎士は学者を気にする必要はどこにもない。そのくらいのこと、もとい彼我の違いを学者だけが感じていて、だからこそ不意に、騎士4章パティチャみたいな、個人の能力を引き合いに出されて話を振られると、自分もそちら側に含めてくれる騎士のよさみに触れて、嬉しさとか高揚感とか喜びとかがないまぜになった好戦的な一面が引きずり出されるのかしらん?と考えています。私は。
あるいは、自分の能力を理解した上で仕事を振られることが少なかったんだろうか。ほろりとしてしまう。よかったねえ学者……。
他のパティチャでも距離感が程よくて。狩人や薬師ほど近くなく、盗賊ほど互いの線の中に興味を持たない(なんかすごいな、という感じで置くというか……いい意味の無関心)ところが、それぞれのトップを極めてきた二人っぽくて好きです。
ちなみに。ホルンブルグに関してのあれやそれ、聞くのでしょうけど、まずは観測地点であるオルベリクの掘り下げと同時進行かなと考えています。
なんというか、教える行為に対してあれだけ丁寧に相手に合わせる(話の長さはさておき)なら、聞き出す行為についても、いきなり専門的な話はしないんじゃないかな。
剛健の騎士という名前がどこまでアトラスダムに響いていたか知らないので、余計に(ソースどこかにあるのかなあ)(あったら話が変わりますね)。
あのような世界で名前が口に乗る程度の人、となるとその役割から見えるものから掘り出す方がやりやすそう〜……そしてついうっかり口を突っ込んでしまって、難しい顔しつつ応えてくれる騎士がいそう〜という感じです。
記録に残っててなおかつ学者がその記録を確認してたなら、また話は別かもしれません。事実の確認から入りそう。
それとは別で、人間味のある騎士は、ついつい学者を気にしてくれるときもあるんじゃろ……?と思ってます。自分の常識の範囲で考えると危ないんじゃないか?ってことを平気でするので、ただハラハラしてしまう感じ。
狩人さんに聞いてコントロールの仕方を学んで欲しい。(謎の妄想が入りました)
学者と商人
広めるものと見出すもの。
きらめきを抱えていくものときらめきを見つけていくもの。
そんな明るい二人が好きだ……色も馴染むし。二人とも衣装は重めのカラーでありながら、空や海、平原など広々とした背景と印象付いているところが好きです。学者は森もありますね。
学者が今後生きていく上で、一番必要な人材では……?とかも思っています。(薬師にも必要でしょうけど、商人ちゃん)
学者のローブの内側をめくれば、商人が出てくるのではないかなと思うくらい二人組として好きです。
とにかく、商人がいると明るくて、楽しい!
最後に仲間にしたので、妹……みんなの娘、みたいな印象を捨てきれず、何かと庇ったり大事にしたりしてました。
商人の戦闘時の扱いやすさやと、実った果実が弾けて甘酸っぱい!みたいなシナリオの雰囲気から、学者は彼女の後ろ姿を見守って楽しんでたんじゃなかろうか〜というのが弊二人の印象です。テレーズさんみたいに完全に「教える対象」と落とし込むのではなく、危ない目にだけ合わぬよう見守る存在……。ついでに、キミの見つけたきらきらを見せてくれるかい?みたいな。
ハッ、学者からしたら商人ちゃんこそ、見ていて面白い存在なのでは?!
クリア後、門や魔狼さんたちサブクエボスで戦闘メンバーとしての絆を深めたと考えています。緊急回避とひとやすみがありがたい。
それらしく語ってますが、
私がこの二人組を今のように好きになれたのは、ひとえに商人主人公のプレイヤーさんたちがたくさん語ってくださったからなので、この二人について語ることはまだ醸成中です。中国語版をプレイしてからまた語りたいです。
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