#いいねされた数だけ今回の新刊やイベントの裏話をする-CP編-
○○追記 2020/2/26○○
ヒートアップし過ぎて話の主旨に対して書いてる内容がずれているようなところがあります。すみません……。どこかで書き直せたら書き直します。(なんとなくこれでもいいかなと思っているのでそのままにしておきます)
○○
考察本その他、カップリング要素のない話はこっちです。
◆◆注意書き◆◆
筆者は、かなりの解釈考察優先厨&単体推しが過ぎる思考を持っています。
そのため、言葉を選んではいるものの、読む人にとってはどうしても攻撃的に受け取れてしまう文面があるかもしれません。
そのため、こちらの記事に関しては、
- 盗賊(テリオン)さんを人間的にしあわせにしたい
- 学者(サイラス)を人間にしたい
という発想・着眼点がそもそも許せない・考えたことのない人には毒です。今ここでブラウザバックをお願いします。
全体的な話
1)たまたまだけど話の流れが被りました
最初の方で、くんずもつれず→すれ違いなりなんなり→くっつく、という……王道を書こうとしたはずなんですけど、あれおかしいな……見たことあるぞ……?と何度も思いましたよね。同じ流れで2冊書いとるやないかーい!
なんも考えずに書いたらこうなりました。
次はもう少しバリエーション意識して、テリサイ作品出す順番変えます。反省。
臆病者と卑怯者の恋 編
1)なんで現代パラレル?
原作にのめり込むと軽率に現代パラレルできなくなる傾向を(私が)持っているので、先に書き出そ!と思って書きました。あと、絶対、未来に誰かこんな現パラ描きそうだったので……それ読んだら満足してしまいそう!うう!と思って先に描きました。もっと漫画上手くなりたい。
2)各キャラステータスとか生活について
大体は本文にも書きましたので、書いてないところをば。
◆テリオンさん
テリオンさんが大学院まで行くか?という話なんですけど、現代パラレルなのと、彼が原作で学者になるのもうんちゃら言っていたので、「そうだよね、あなたは賢いもんね……いっぺん大学生やってみて?」と思って、してもらいました。
テリオンさん、スケートボードとバスで通学している設定です。コーデリアちゃんとは向かいのマンションつーかアパートで、一緒に帰るときはスケボ置いていくという優しさがあります。
◆サイラス
サイラスは電車通勤です。彼の研究室の隣に仮眠室があるといいなと思ってますが、まあそんなものは筆者が観測する限り存在しないので、彼の研究室には寝袋あるかなと思ってます。(日本・ボストン・オランダの大学を見たことありますがなさそうでした。っていうか海外の大学オシャレすぎ)
サイラスはオートロックのマンションに住んでる設定です。
◆プリムロゼ
プリムロゼはでかい一軒家もとい豪邸に住んでます。オルブライト研究室の秘書ならええで(by ジェフリー)ってことで仕事してるというか。副業な感じです。本職はエゼルアート家の会社なんですが、秘書というか社長業やる前に数年だけ他のところで仕事させて?とお願いして、有能なので無事オルブライト研究室のところにいる……感じ。居心地がいいのでもうしばらく居そう。彼女専属の警備員というか用心棒をハンイットさんかオルベリクさん……とか思っておりましたが、挟む余地がありませんでした。
◆トレサちゃん
姿登場してませんが、トレサちゃんはメディア記者をやっているという設定です。学術系の。彼女の慧眼があるのでサイラスも連絡とっている、という裏設定です。
あとは二人の部屋配置とかメモっていたはずなのですが、見つからなかったので、いつかちゃんとジオラマ?風に描き起こしたいです。
3)服装について
○プリムロゼ
すでにコメントいただけてとても嬉しいんですが、プリムロゼの服装を毎回変えてます!!!
○コーデリア
コーデリアちゃんはどえらい高いブランドのコートを羽織ってるという設定なので服装そこまでバリエーション出せなかった……。マフラーがパンダなのはなぜか忘れてしまったのですが、日本と違ってあっちらへん(海外)ってかわいい…?みたいなよくわからないものついてたりして、そういう土地ならではの小物感を出したくてつけてもらいました。可愛いと思う。でもリボン結びしないよね……ここだけは日本風の捏造です。
○サイラス
サイラスの服装、スーツでほんと助かったんですけど、靴とスーツケースだけは調べましたし描くの大変でした。靴はプラダのめちゃ高いやつです。スーツケースはよく使うので丈夫そうなブランドのものにしています。
○テリオン
スポーツメーカー系の服装にしました。彼の設定が奨学生なのと、ラフな、着やすい格好がやはり海外では多いなと思い。ここぞとばかりにパーカー着せまくりました。勉強になったし楽しかった……。
ズボンは七分丈のものもあるんですが、あれは脚が伸びたからとかいうどうでもいい設定があります。
The Scent of Lycoris radiata 編
1)何故書いたの?
本編時間軸で、途中でテリサイになるとしたら?の可能性を考えたくて書きました。テリオンさんがそんな軽率に人を襲うのか?という問いに対しては、どこかで答えたいところです。長くなるので割愛。
今回は、以下を前提に書いています。
テリオンさん→メンバー的には古株。サイラスのことはもうなんとなく把握しててフーンって感じ。
サイラス→旅を始めた人。旅先で気になる人出会う人など声を掛けてみたら仲間増えたな〜という、自分へのベクトル全く無視な感じ。
サイラスは自分へのベクトル気付かないんですけど、一般的な暗喩や貴族のルール的なやつは理解していると思っています。でないと、彼はゴシップだらけになるので。その絶妙さを出してくれたのが、たまたま、プリムロゼでしたので、プリムロゼに友情出演してもらってます。
まーーーーーー自分の本なので!?私がこの二人好きだからというのももちろんあります!!サイラスとプリムロゼがね、あのね、この二人がお互いに何も思ってないのに誘い誘われして遊んでる姿が好きなんですよね。お互い全くその気がないというのがね、いいんですよね。といいますか、プリムロゼ第3章のパティチャみたらありえません?あり得ますよ……。この二人あり得ます。
おかげでテリオンさんは大変ですけど。(すまない)
2)テリオンさん、サイラス単体解釈について
この本を書くためにテリオンさんの3章を振り返りました。
彼、引きずってるように見せかけて、結構あっさり……ダリウス自身のことはゆるして生きてきたんだなあって解釈しました。
許しているというか、彼は赦せる人なんですよね。
なぜそうしたのか、とか、なぜ、自分を押し退ける方法をダリウスが選ぶしかなかったのか、とかの理由を彼はダリウスに見ようとしていたんですよね。自分の事を棚にあげて。そういう彼のささやかな傲慢さを(私は)愛してやまないんですが、だからこそ、彼にはそれもひっくるめて幸せになって欲しいなって思いました。
本当は、テリオンさんは、自分のことも振り返った方がよかったのかもしれない。遅すぎたけれど。
だから、彼に赦すような真似をさせると、彼は一生幸せになれないんですよ……。彼は許される側の人間でもあるのに、だっっっれも許してくれないなんて、しんどくないですか?しんどい。許されて欲しい。
テリオンさんがそれに気付いた後、つまり4章を経験した後の彼は、彼を、許して欲しいんですよ……。でもテリオンさん律儀で真面目だから、前向きに生きることはしても許せるのかなあって思うんですよ〜〜〜〜あんなエンディング見せられたらよぉ……。
これと、サイラスの、人間として正しいがあまりに本質的な理解を求めない姿が、共鳴しました。
サイラスは、誰も許すこともないし、許されることもないんです。
なにせ、彼にはそういう関わりがないので。関わりを持とうとしないので。例えば、第1章のテレーズさんの話。
サイラスが誰をも許し、許される人であるなら、本来彼は「テレーズさんがサイラスの醜聞をでっちあげた本当の理由」に言及し、それを踏まえた上で、許す必要があります。けれど、彼は、テレーズさんにその理由を言わせないんですよ。聞かないんです。鈍感さともとれる発言をして、話の主旨をすり替えてしまえるんです。それが、彼の意図であろうと意図でなかろうと、この時点で、サイラスは誰も許す必要も彼が許される必要もないことがわかります。そういう関わりを持とうとしない、ないしは、持つ必要がないような振る舞いなんですよね。
と解釈した場合、
テリオンさん自身が行動し、自分の行動を振り返り、その上で、彼自身の存在をゆるされるには、サイラスしかいなくないですか?って思いました。
サイラス以外は簡単に許してしまうと思います。一緒に旅をしたし。
けれど、誰も許さないし許される場所に居ないサイラスだからこそ、中立に、テリオンさんの行動を受け止められるし、本当の意味でテリオンさんをゆるせるんですよ……。
そういうわけで、テリサイなんです。Q.E.D.
3)原稿している時の実況とか諸々
苦しんでた時のあれそれをメモっていたので書き出します。没文ものっけちゃいますね。
【1話】
これはエロか?
ページ数少なっ!もっとえっちして!!
【2話】
最高にここのテリオンくんはかっこいいと思います
サイラスとのしょや思い出してるテリオンくん良くないですか?ごめんね好きです
かっこいいサイラスのターン!かっこいい!!かっこいい!!
ハッ閃いた、この後喧嘩するやつだ
不器用なテリオンくん(たたし盗賊スキルは上物)
【3話】
なぜ2話を書いてた私は、サイラスとハンイットさんで恋を自覚すると思っていたのか?
急募:鈍感な人でもわかる恋の論理
キスする場所:雪の上vs雪降る中 ファイッ
(ちなみに別垢でこっそり投票を募ってみて、雪の上になったので雪の上になりました。雪降る中は没として、ここと、支部にあげようと思います)
ちなみに没文↓
風が背後から吹き荒み、吐いた息が雪と共に舞い上がる。フードが煽られて、サイラスの頭を覆う。あまりの冷たさに耳が千切れるようで、その上から手で押さえた。
テリオンの紫色が、花のように裾を広げる。
「っ」
サイラスの手を包むようにテリオンが両手を添えていた。吐息が肌にかかる距離で二人、硬直する。近寄った彼の顔を見ていられなくて、けれど目を閉じるのも違うような気がして、サイラスは視線を彷徨わせる。
「テ、リオ、ン君」
「……キスがしたい」
「え」
ぼそりと願われる。聞き間違いだろうか。
ぱ、と視線を戻せば、翡翠の瞳に捕らえられた。映る自分の顔が、判断を急かす。情けない顔をしていた。
「──いいよ」
言ったが早いか、彼の反応を見るのが怖くて、強く目を瞑る。手は覆われたまま何もない。
揶揄われたのでは、と薄く片目を開けたところで、唇に触れた。卑怯なことをするものだ。押し退けようとした手を握りこまれて、引きずられる。言い返そうと口を開くと、懐かしい香りと熱に侵された。
「ッ、ん」
吐息が笑う。逃げることも出来ず、重ねた指の体温に頭が沸騰してしまいそうだ。容赦無く吹く風が吹かなければ、突き飛ばしている。きっと。
瞼を開くと、月明かりに照らされたテリオンの髪が雪のように輝いて、境界線を曖昧にしていた。
奥に逃した舌に彼のものが絡む。吸われ、歯列をなぞられ、唾液が混ざる。口蓋まで撫でられた時は、本能的に身体が強張った。
はあ、と互いに大きく息を吸う。身長差のせいか、どちらかのものかもしれない唾液を口の端に付けて、テリオンが口角を上げる。
猛烈な恥ずかしさが込み上げて、思わず逃げ出す。が、それも易々と片腕に制止され、何も言えなくなってしまった。
「サイラス」
「……なにかな」
せめてもの抵抗で、顔を後方へ向ける。
「悪かった」
【4話】
自己解釈もりもりじゃねーかどうすんだこれ
ほんとにここからえっちするんですか??????????
ほんとにするんですか????
無事えっちしてよかったです(*´﹀`*)
楽しかった〜〜〜〜〜〜〜こういう話語るの好きなんです。でも、私の発想とか考えとか発言とかを聞いてくださる稀有な人に、甘えすぎてもなあ〜と思ってあまり話せていなかったこととかもあって。
今回惜しみなく語ってしまいました、へへっ!
次は支部に新刊出せるよう描いていくぞ〜〜〜〜
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