【競馬反省】我が道を行く【高松宮記念】
走れると思ったとこが進路
◆高松宮記念(中京芝1200・G1)
◆予想
今回予想記事にしてるのでよろしければご一読を。
◎アグリ
○ダディーズビビッド
▲ロータスランド
◆結果
は ず れ
無→無→無、いっそすがすがしいですね・・・
◆回顧
【スプリント王の血脈】
勝ったのは⑬ファストフォースでした。12番人気伏兵、またしても荒れ模様の高松宮でございます。僕は前回シルクロードSでこの馬買って的中させてたので、悔しいですね・・・。もちろん今回も買い候補には入ってましたが、7枠を引いたことと、良馬場で良さが出る馬だと思ってたことで外してしまいました。残念。とはいえ力のある馬だと思ってましたし、団野くんG1初勝利、めでたい。おめでとうございます。去年のナランフレグもでしたが馬券負けたけど素直にうれしく思ってる自分もいます。
レースの話に戻すと、内馬場が完全に死んでましたね。午前中くらいはまだインが使えてたんですが・・・。中京はコーナー内を回りたいけど直線は外に持ち出したい、何とも難解な馬場でした。
2着⑮ナムラクレアもそうですが、ポイントは「外先行」だったのかな。外を回す羽目にはなったんですが、ある程度前につけていたのでそこから動きやすさはあったと思います。ある程度ロスを許容しつつ末脚を活かすにはこの進路取りができる馬がベストだったのか。同じ外枠でも後方から行った⑯グレナディアガーズは届いておりません。外を回しすぎるとやっぱりダメというね。最内を通った①トゥラヴェスーラが3着ですし、外を買えばいいという単純な話でもなかった。馬の特徴と枠が合致するか個別にみる必要があったんですね。
僕は道悪への攻略法として1400質の馬を固めてみたんですが、まあ短絡的すぎましたね。一つの方策ではあったと思うんですが、もっと柔軟に考えないとダメですね。来年の糧にしたいと思います。
馬の話。そもそもが過小評価されてたなと思ってて、シルクロードSでナムラクレアをアタマ差まで追い詰めた走りは普通に強かったんですよね。さかのぼれば2022セントウルSでも2着、2021年CBC賞ではレコード勝ちと力を見せていましたし、中京の適性は明らかでした。結局本番もナムラクレアとワンツーしたわけで、レベルの高いシルクロードS組が順当に強い競馬をしたともいえる。それでこのオッズだから競馬は面白いんですね。
舐められた原因のひとつに7歳と言う年齢もあったと思います。でも2022高松宮記念(6歳7歳)、2022年スプリンターズS(7歳6歳)、そして今回は7歳が勝ち8歳が3着ですか。4着も7歳のナランフレグ。オッサン強いな!
これらのレースの共通点はタイムでしょうね。どれも時計がかかってます。要求タイムが落ちたことでオッサンたちの経験が生きたのかな。新斤量に戸惑う若い馬も多かったかと。あと単純に今スプリントの絶対的な強者がいないという点もまああるとは思います。今後どうなるんですかね。とりあえず年齢だけで切るのは危険だということなんでしょう。
父ロードカナロア、母父サクラバクシンオー、「最速血統」と呼ぶにふさわしい血ですね。ちなみに同じ組み合わせで昨年3着のキルロードもいたり。大舞台に強い血なのかもしれない。昨年のナランフレグがスプリンターズでも3着に来たように、同年の高松宮好走馬はスプリンターズでも普通に強いです。これがフロック視されてまたナメられたオッズになるなら狙ってもいいかもですね。
【買った馬・気になった馬】
⑫アグリ
:本命、7着でした。道悪いけると思ってましたが、案外でしたね。行きっぷりがあんま良くなかったです。4角ではググっと押し上げて先頭に立ちましたが、脚は残りませんでした。直線では⑬ファストフォースにケツアタックされる大不利もありましたが、まあこれは差されたあとなんで。G1の洗礼を浴びた格好です。
ただ能力は見せてくれたなと思ってて、馬場も少し渋るくらいならいけそうだし、差しが殺到する中で大きく負けなかったのは評価してあげたいです。不利を受けなかったら掲示板はあったでしょう。いわゆる「阪神1400専」ではないと思うんですけどね。良馬場で存分にスピード能力が発揮できた時が楽しみです。良い馬だとは思ってますし買ったことに後悔はしてない。今後も注目していきたい。
⑮ナムラクレア
:2着。馬格があまり無く、ピュアスプリンターと言う感じのハリガネボディ牝馬。この馬場はきついと思ってたんですが。見事でした。毎回言ってますがこういう自分のイメージを塗り替えてくる馬はだいたいめっちゃ強いので気を付けておきましょう。まあナムラクレアが強いなんてのはみんな知ってますけどね・・・。
とはいえ差し切れなかったのは牡馬のファストフォースとのパワー差だったのかなと。綺麗な馬場だったら圧勝してたでしょうね。差しに回ってもいける脚力がありますが、本領は内前先行出来たときでしょう。中山の坂は合わない説もありますが、本当かな?スプリンターズ綺麗な馬場なら楽しみ。
①トゥラヴェスーラ
:3着。8歳が馬券になるの多分キンシャサノキセキ以来だよね?お見事です。何度も惜しいレースを繰り返していたので、ようやっとですね。気にはしてましたがこの馬場で最内はどうかなあと・・・。実にタフな走りでした。ステゴ系らしいですね。ドリームジャーニー産駒は数は少ないですがよく走ります。先日の中山牝馬S勝ちのスルーセブンシーズ、来週の大阪杯にはヴェルトライゼンデ。うん、何かどの馬も馬場が渋った方が強いイメージありますね。誰もいかない最内を迷わず突いた丹内騎手の思い切りの良さも見事でした。10回同じレースしたらこの馬が勝ってたパターンもきっとあったんだろうな。
ちなみに母はジャジャマーチャン、夭折の天才少女アストンマーチャンの甥っ子に当たります。ウマ娘プレーヤーとしてはちょっとうれしかったり。
⑥ロータスランド
単穴6着。父ちゃんも反省してましたが流石に後ろすぎましたね。あれは届きません。意地は見せましたがまあ6歳牝馬ですし、流石にピークアウトしてる面もあります。この条件で来ないならG1ではもう買わない気がします。G2以下なら侮れない馬ですけどね。
④ダディーズビビッド
:対抗、11着でした。スタート最高でした。道中もインの前目絶好、これ去年の高松宮くらいの馬場なら好走してたんじゃないかなと思います。ただこの日はインが死んでました。極悪馬場に対応できず直線は全く進んでいきませんでした。残念。狙い目としては悪くなかったと思うんですけどね。馬場バイアスを読み切れませんでした。
キズナ産駒は渋っていいイメージあるけど、流石にジリっぽいので1200より1400なのかなあ。能力はあると思ってるので、まだまだ見限らずに見ていきたい。
⑦ヴェントヴォ―チェ
:8着。「終始内側にささって追えなかった」とのこと。左回り×です。覚えておきましょう。スプリンターズSで狙いたいですね。
⑤メイケイエール
:地元中京の期待を背負いましたが12着惨敗。馬場うんぬんの前に、掛かりまくってましたね。首をもたげて口割ってる姿を見て何やら懐かしい気分に。おとなしくなったと思ったら元に戻っちゃったねえ・・・。
追い切りでも制御が効いてなかったのが気になってました。まんまでしたね。正直ここがG1勝つ最大のチャンスだったとは思います。ただこの馬も坂がダメ?と決めつけてしまうにはまだテストケースが少ない。速力で言えば現役随一だと思ってます。スプリンターズは頭を柔らかくして買えると思ったら買います。VM?いやあちょっと・・・。
⑮トウシンマカオ
:15着。推し馬でしたが外枠、馬格が無く買いにくかった。仕上げは凄かっただけに残念。敗因は馬場、と言い切って度外視してあげたいですが、一つ気になるのが斤量です。
今年から斤量改革で全体的に+1キロされ、この馬も4歳になって58キロ超を背負ってますが、結果が出てません。先述の通り460キロ台と牡馬のスプリンターにしては軽量。キレを損なってる可能性は十分考えられます。似たような体格の⑱ウインマーベルも大敗。これ馬場と枠だけのせいにしていいのかな?ちょっと次も人気するようなら様子見した方がいいかもしれない。頑張ってほしいんだけどね。
日本のG1で最も難しいとしばしばいわれますが今年も超難解な高松宮。誰でも買えそうな特徴として、「平場でも7枠が来てるバイアス」「強いシルクロードS組」が答えだったわけですが、もう1回やったら結果変わりそうでなんとも・・・。
なんにせよテーマを持って買うのは大事なんじゃないかと。テーマが一貫してれば、ハマった時にダブルトリプルの的中で大儲けできます。今回の「1400組固め打ち馬券」はハマりませんでしたが、日経賞ではタイトルホルダー・ディアスティマの「行った行った馬券」が決まって、今週はプラス収支。この買い方の感覚は続けていきたいと思います。あとは勉強とデータに裏打ちされた想像力ですねえ。これが一番馬券組んでて楽しいとこだとも思うの。実際の競馬は展開一つ偶然一つで結果は変わりますが、その偶然を想定・想像して、幸運が降ってくる「受け」を作る意識を忘れないようにしたいなって。
次は大阪杯。ですが、わたくし引っ越しがあります。土日自体には引っ越し終わって実家だと思うんですが、そちらでも色々用事あるので、競馬に集中できるかなあ。
4月から静岡は浜松にお引越し。新幹線で主要4場・中京に行きやすくなりますね。現地に行く回数も増やしたいな。
今日のひとこと
サメカツさん、脳が破壊される
ファストフォースもトゥラヴェスーラもお手馬だったね・・・。