【競馬反省】パンサラッサと秋の空【天皇賞秋】
本当に逃げきってしまうと思った
◆予想
今回は予想記事を書いてますので是非ご一読を
◎ジャックドール
○シャフリヤール
▲イクイノックス
👊カラテ
◆結果
は ず れ
全然当たらねえ~
◆回顧
【新時代の王者へ】
勝ったのは⑦イクイノックスでした。お見事でしたね。大きく逃げを打った③パンサラッサをゴール前で差し切りました。上がりは32.7と最速を記録。この馬の瞬発力が余すところなく発揮されましたね。僕が心配していた道中も、中団前目完璧な位置取りで折り合うことができておりました。これならば強いレースができます。
僕は「上がり最速が33秒後半~34秒台」になる展開を想定したのですが、そうはなりませんでしたね・・・。パンサラッサが大逃げを打った後ろで⑫バビットがマイペースで運んだため、実質的に馬群はほぼスローペースで直線を向く形になりました。この馬の最も得意とするところ、というよりノーザンF生産馬の大好きな形です。それにしてもあの差をしっかりと詰め切ったのは見事です。並みの末脚では行かれていました。
キタサンブラックの初年度産駒ですが、ちょっと他のキタサン産駒と比べても異質な感があります。こんなに切れる足を持った馬は他に居ません。歴史に残る特別な馬かもしれないですね。体質に弱いところがあるので、JC有馬には使わないんじゃないかなと思います。というか使わない方がいいと思います。まずはしっかり休ませて来年に備えてほしいなと思ってます。ルメちゃんも「これが最後ではない」と言ってましたからね、来年はこの馬が席巻するかもしれない。
【買った馬・気になった馬】
③パンサラッサ
まずはこの馬に触れないといけないでしょう。最高の大逃げでレースを盛り上げました。令和のパンサラッサ面目躍如といったところ。キセキのジャパンカップもそうでしたが、やっぱり大きく離して4角に入る場面は盛り上がりますし、後ろも必死に追い上げるので自然と直線の追い比べが激しくなって面白くなるんですよね。
レース面で言えば、懸念だったスタートは上手く出ました。吉田豊騎手はもう行ききると決めていたようで、1000mを57.4秒の超ハイペースでぶっ放しました。これは奇しくもあのサイレンススズカ最期の秋天と同じペースです。しかし大ケヤキを過ぎて失速・・・することはなく、まあバテてはいましたが、見事2着まで粘りこみました。ツインターボとはもう実績が違うし、スズカともまた違う逃げですよね。スズカは中間で息を入れる逃げ方もできましたが、この馬はあらん限りの力で逃げて最後は根性という感じ。どちらかと言えば昔のカブラヤオーでしょうか。なんにせよ他で例えるのは違う気がするのでパンサラッサはパンサラッサです。
個性と実力ですっかり現代を代表する競争馬の一頭になった彼ですが、もう一つ勲章が欲しいところではある。香港カップは秋天メンバーの再戦が多そうだし、熱くなりそうですね。
⑤ダノンベルーガ
3着、やはり力のあるところを見せました。東京2000はベスト条件っぽかったですが、スローからの瞬発力勝負タイプだと思って、そうならないと思った僕は買いませんでした。結果この馬に展開が向くことになりましたね。川田さんいつも買わないと来るよね・・・。
いつももう少し前で受けてたと思うのですが、今日はほぼ後方まで下げていました。結果論ですがこのペースならもう少し前に居たら2着まではありましたね。ただ前にいたイクイノックスに上がりで負けたので、この2頭の勝負付けは済んだのかなという感はあります。今後も中距離戦線では目を離せない馬になりそうです。ただイクイノックスがいる限り勝ち切るのは難しいのかなという気もしました。
⑨ジャックドール
本命、4着でした。はい、言いたいことはたくさんありますね主に鞍上に・・・。しかしネット界隈のファンたちや、田原さん等の有識者が散々言ってくれてるのでここでは略。
この馬の武器は淡々と高速ラップを刻んで後方の脚を削りながら押し切ることですが今日は苦手な瞬発力戦を挑むことになりました。そんな中で前目から33.5秒で上がってみせたのはこの馬の底力ですね。⑧シャフリヤールより速かったですから。だからこそ、全力を出し切れなかったのが残念でなりません。G1を勝てる器であることは疑いないところでしょう。香港Cへの招待を受諾しているので今度こそジャックドールの走りを見せてほしいです。
⑧シャフリヤール
対抗、5着でした。やはり仕上げ一息は感じました。地力で持ってきてくれると思いましたが、ディープ産駒は58キロ替わりでパフォーマンスを落とす傾向がはっきり出てます。今回は厚く印を打つべきではなかったと反省しています。
仕上げの緩さもそうですが、脚質も変わってきたのかな?と思いました。3歳のこの馬のイメージはイクイノックスのようなカミソリのキレ味でしたが、今は持続力に寄ってきたというか、兄のアルアインに近いイメージなのかなあ。ハイラップへの適性を見せてましたし、もっと上がりのかかる消耗戦になった方が案外強いのかもしれません。来年も海外行くのかな?大阪杯・宝塚も適性がある気がしています。
「メイチはジャパンカップ」と早いうちから明言していましたので、この馬を見切るのは早すぎるでしょう。調整過程を注視していきたいです。もちろんシンプルに衰えた可能性も頭には入れておきましょう。
②カラテ
押忍カラテ!6着。大健闘ではないでしょうか。内から着実に伸びていました。前を行った①マリアエレーナが不利を受けて行きっぷりがよくなかったのと、ペースが落ち着いたことで展開は向かない中でしたので、これが上がりのかかるレースになっていたら本当に大穴を開けていたのではとも思えます。菅原騎手も悔しがってました。本気で勝とうとしてたんですね。その貪欲さや良し。勝負師の資質ですよね。
6歳ですが衰えどころか充実期に入ってるように見えるので、次の一撃に期待します。押忍!
①マリアエレーナ
7着。ポケットコーナーで⑩ノースブリッジに幅寄せを食らう不利を受けました。あわやラチに衝突するところでした。本当に危ないです。岩田パッパにはエリ女週の騎乗停止という重い罰。✟悔い改めて✟
この馬はいつも厚い印を打っていましたが、府中は合わないと見てました。体格・脚質的にもレイパパレと同じタイプと見てます。クロフネ入ってますしね。となると大阪杯では面白いでしょう。良い感じに人気薄になればいいですね。
⑭ユーバーレーベン
8着、今回はダイエット成功し、久しぶりにノビノビ走れていました。しかしスローではこの馬は切れ味不足ですね。去年のオークス組のその後を見ると、そもそもG1馬としてはあまり強くないとも見てます。この馬が悪いというよりはオークス馬あるあるなんですけどね。基本的に牝馬はレベル差的にマイル短距離>中距離になりやすいので。古馬になって混合戦では通用しないオークス馬は実際かなり多い。
京都の春天はどうでしょう?メンバーも手薄になりそうで、チャンスがあるとしたらここかなと見てます。
⑥ジオグリフ
9着。ひと夏越えて良くも悪くも馬が変わりました。お前ダート馬かよお!?てくらいマッシブになっておりました。とてもじゃないですが府中の瞬発力勝負には向かないでしょう。馬の調子自体は良さそうなので他条件で楽しみです。大阪杯か、もしくは本当にダートを試してみても面白いかも・・・?
④ポタジェ
カデナ爺さんに負けてんじゃねえよ!
歴史的な名レースになると思います。僕も家でめっちゃ叫びました。現地観戦した友人は完全に脳を焼かれておりました。こんなレースを生で見れたのは後々自慢になると思います。
他レースの話をすると、アルテミスSのラヴェルは良かったですね。姉同様の出遅れ癖が気にかかりますが、これはいいところまで行きそう。スケール感があります。
紅葉Sのアオイシンゴママ(8歳)の激走にも感動しました。馬券も結構勝ったんですが秋天で全部スリました。諸行無常ですね。
来週はアル共、G2ですがなかなかメンバーが揃ってます。あのシルヴァーソニック先輩も久々登場。楽しみですね。しかし馬券的にはやはりテーオーロイヤルから考えることになりそう。去年もガッツリ勝ったレースですし、しっかり当てて巻き返しましょう。
今日のひとこと
カデナ「あれがキタサンブラックかあ、強いなあ」
カデナ「あれがイクイノックスかあ、強いなあ」
マカヒキさんにつぐ見届け人と化したカデナさんすき
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