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【競馬反省】センテニアル・パークの『まさか』【天皇賞春】

きつかったっすね

◆天皇賞・春(G1・京都3200)

・予想

・結果

は ず れ

・回顧

【感情のジェットコースター】
 春天は現地に参りました!京都競馬場は流石に綺麗でしたね、感動。ただそんなことより人が多すぎてヤバかったし、メインレースはああいう結末だしで最後はへとへとになって帰りましたとさ。

さて、非常に見返すのが辛いレースですが、しっかり振り返らないといけませんね。勝ったのは単穴評価①ジャスティンパレスでした。んもう完璧な競馬ぶりでしたね。ルメール様。1枠の利を活かしロスを抑えつつ、先団を見る位置で悠々と進めました。ペースも味方しましたね。序盤はなんかぐちゃぐちゃしましたが、最終的にはラスト4Fの瞬発戦。そりゃ阪神大賞典の勝ち方を見ればこの馬が来るよなって感じです。
馬も昨年から見違えるような成長を見せてますね。1着パレス、2着ボンド、4着ブレークアップ。これらの共通点おわかりでしょうか?この馬たちはみんな去年の有馬記念で前につけて馬券外になった馬です。去年の有馬は前につけた馬に非常に不利なバイアスがありました。全体的に実力より評価が低く見積もられてた感はありますよね。(パレスは阪大時結構なめられてましたね)

思えば今日の京都の馬場はノーザンファーム生産馬ばっかり来ておりました。つまりそういうスピードとキレが生きる条件ということで。さらに長距離では最も頼りになるルメさん。この馬を買わない択はありませんし、実際買ったんですが、タイトルホルダーと並び立たないと割り切って頭から行ってもギャンブルとしてはよかったのかなというのが一番の反省です。でもその場合ボルドグ相手にしてそうだな俺。ボンドとのセットはきつい。シルソニとのワイドのが買えそう。

ルメールが乗ってる阪神大賞典勝ち馬が(しかも1枠)が単勝4.3倍というのはギャンブルに値する妙味だったのかなと思いました。ジャスティンパレスに妙味は無いと事前段階から思い込んでしまいました。今日買わないといけなかった本質馬券はこの単勝だったのかなと思ってます。

それにしてもみんなタイトルホルダーの心配してたせいで、ゴール時現地がシーンとしてたのはちょっとかわいそうでした。その後ルメールのガッツポで拍手は起こりましたが。
向いた瞬発ラップにはなりましたがスタミナも要する展開でしたし、かわす脚はステイヤー王にふさわしいものであったと思います。改めてジャスティンパレスを称えたいですね。僕菊花賞で本命にしてたんだけどな・・・。ジャスティン冠でおなじみの三木オーナーにとっても初G1。おめでとうございます。
こなせる展開も広いですし、中距離G1でも通用する速力も備えてると思います。宝塚記念も楽しみですし、天皇賞春秋連覇にも挑戦してほしいなって。ワンチャン凱旋門もあるのか・・・?

【買った馬・気になった馬】

 ③タイトルホルダー
「人生には3つの坂がある、登り坂、下り坂、そして『まさか』である」って誰の発言だったっけ?淀、もとい新生センテニアル・パークの坂にも、まさかがありました。単勝1.7倍の圧倒的な支持を受けたうえで3角下り坂で失速。競走中止。僕スタンドで見てたんですが、隣にいたタイホ推しと思われる女性ファンの悲鳴でね、耳がいかれそうでしたね・・・。

さて、残念な結果に終わってしまいましたが、安藤勝己氏が指摘してた通りどうもレース前から様子がおかしかったようです。で僕も後出しで申し訳ありませんが正直違和感のようなものは覚えてました。あれ?タイトルホルダーってこんなんだっけ?って、一緒に見に来た競馬仲間と話してました。そもそも昼まで、⑬ボルドグフーシュを軸に差し決着になる馬券を検討していました。ただアンカツさんのようにはっきり言語化できるようなものではなく、何かイヤーな感じ。それでも最後はタイトルホルダーを信じてゲートを見守ったんですが、⑰アフリカンゴールドの猛プッシュ。正直、タイトルホルダーが万全でもこの時点でかなり苦しかったと思います。


スプリントかな?これではね、物理的に無理です。3200もちません。この時先団に加わっていた②ディープモンスター,⑤アイアンバローズ,⑥アスクビクターモアらもまとめて下位に沈んだことも明らか。(実は⑦ディープボンドはテンでは押してない。これが奏功した。後ほど)
⑰アフリカンゴールドの思い切り、というか蛮勇に近いダッシュでペースを崩され、真後ろにはアスクビクターモア。この時点で僕は半分以上諦め入ってましたね・・・。その後⑰は故障で下がっていきましたが、その後もらしさを見せないまま沈んでいきました。

確かにタイトルホルダーは強い馬でそこは議論の余地はないかなと思うのですが、今日は逃げ馬の難しさを如実に感じたレースでしたね。宝塚では番手から勝ちましたが、それは前を走る馬がパンサラッサだったので離れた番手でマイペースを刻めたというのもあります。負けるレースは馬券外になってることが多く、1番人気で買うにはリスクある馬だったと思います。先行馬の多いメンバー構成であったことも分かってたはずで、最後は僕自身タイトルホルダーに甘える形になっちゃったのかなと。反省ですね・・・。

似たタイプの名馬キタサンブラックとの違いとしては、正直鞍上もあると思います。ぶっちゃけ武豊が逃げる時にこんな特攻かける騎手が居るのか?って言うとね・・・これは忖度もありますし、信頼でもあります。武さんが刻むペースに乗っかってた方が得という判断をするから誰も競りに行かなかったんですよね。タイトルホルダーと横山和生の人馬はまだその域には無かったという結論なのかなと。これは仕方ないところもあると思いますが。

跛行ということで、今のとこ骨にも腱にも異常は見られないとのことですが、とにかく無事であってほしいものです。異常なければ宝塚に出てくるでしょうかね?またこの馬の強い競馬が見たい。

⑦ディープボンド
 対抗評価、2着でした。この馬を評価できたのはまあ良かったですね。
こちらの記事で最推奨しておりました。穴馬考察結構打率高いです。(僕が活かせるかは別の話)

ここのとこの負けはしっかり理由がありました。有馬は呪いの大外&前に不利な展開。阪神大賞典は仕上げ一息&瞬発力戦が向かず。この馬が終わったとは思ってませんでした。昨年抜けた1番人気に推された馬がこの人気でしたからね。妙味は十分と言ったところ。
マイナス10キロの数字が示す通り体をばっちり絞ってきていて、パドックではいつになく気合満々の姿で頼もしかったです。馬券にしてあげたかったですね・・・。
好走の要因は京都がバァチクソ合ってたのと、阪大よりはそれなりにスタミナを要する展開になったのが大きかったですかね。特にこの馬の3コーナー下り坂の出ごたえは非常に良かった。淀の長い坂で一気に先頭に取り付く走り。序盤のアフリカンゴールドの乱には付き合ってなかったこともポイントになったと思います。おかげで序盤に先団を形成した馬の中では唯一馬券内に飛び込んできました。リュージの長距離はうまい。

タイトルホルダーの敗北を察した私はそこからボンド応援に切り替え、直線を向いたときはあらん限りの声で叫んだんですが、直後ルメさんが見えて・・・無慈悲ですね。並んだところで抵抗はできず。
これでG1未勝利馬としては歴代最高額の賞金になったそうです。良い馬なんですが、ジャスティンパレスに全く抵抗できなかったように使える脚の速さ上限値がG1レベルではやや遅いのが辛いところです。この馬が勝ち切るにはもう少しタイトルホルダーが引っ張って更にスタミナを要する展開になるとよかったのかな。
阪神内回りの適性も高く、宝塚も楽しみですが・・・G1勝つには香港ヴァーズ行くしかないのかな?

⑯シルヴァーソニック
 3着。この日のレーン騎手は絶好調でした。ここでも割り切りの上手さが光りましたね。シルヴァーソニックと言えばどちらかと言えば内前で器用に立ち回ることが多いイメージでしたが、今日は思いっきり後方まで下げました。で、ごちゃつく前を差し置いて最後は良い脚で追い込み3着確保。外枠からポジションを取りに行くより下げた方がいいという判断がクレバー。正直ウイニングポジションからは後ろすぎましたし、馬も地力的に勝ち切るような足色は出せなかったんですが、持てるカードで最高の結果を取る騎乗だったと言えるでしょう。中途半端な動きをしていたら普通に着外だったと思います。ナイス3着。着拾い上等。だから社台グループはこの男を重用するわけですね。
今後は年齢的にまあ上積みはどうかなってとこはありますが、レーン騎手はこの馬をかなり気に入っている様子。メルボルンカップへの遠征が実現すれば楽しみですね。
またレーン騎手との付き合い方も難しいですね。だいたい人気するので・・・。信頼できる馬とのコンビで堅軸として活用できれば。

⑬ボルドグフーシュ
 6着。割り切ったレーン騎手と対照的にこの馬と川田騎手は中途半端な動きをしてしまったなあという感想です。僕のプランBではこの馬から行こうかなとも思ってたんですが、どっちみちでした。(その場合単勝と①との馬連ワイドを予定してた)。脚質と裏腹に堅実に結果を出していた馬ですが、3歳以降で初めて複勝を外しました。
川田騎手が長距離苦手というよりは、ボルドグフーシュと手が合ってないのではと感じました。マイペースに行かせて良さが出るタイプで、当たりの柔らかい福永さんや隼人騎手がよかったのかなと。これ確か阪大の時も書いてたな。あと馬場ももう少し時計がかかった方がいいイメージ。そんなにスパッと斬れる脚は無い。
まあ大崩れはしておらず、宝塚記念に出てきたら見直せるかなあとも思ってます。隼人騎手松山騎手あたりに戻るならオッズ的にも狙い目になりそうです。タイホと被ったら実現しなさそうだけど横山和生騎手とかも合いそうよね。まくりがうまいし。

⑥アスクビクターモア
 昨年の菊花賞馬が11着・・・。今日の残念賞を差し上げたい。おもっくそ乱気流に巻き込まれてしまいましたし、2周目の3角ではタイトルホルダーが垂れてきたことに伴い不利も受けました。まあでも序盤で足を使った時点できつかったでしょう。
追い切りは良かったのですが、前走から精神面でなんかバランスを崩してる感はあります。テンションが高すぎる。去年の有馬を回避したことからも水面下で何かあったのかもしれません。3歳時はこんなに崩れる姿は見せておらず、前が不利でもしぶとい脚を持ってたはず。ちょっと立て直しを要すると思います。

⑭マテンロウレオ
 5着。大阪杯に続き掲示板を確保。終始①ジャスティンパレスをマークする競馬で、ノリさんの老獪さが目立ちましたね。流石に地力で足りませんでしたが、初の長距離がG1でこれは立派です。宝塚は条件面的にもドンピシャでしょうけど、流石に次はそれなりに売れそう。で春三冠完走の疲労がどうかなーってとこはあるかな。過程を見たい。


⑰アフリカンゴールド
 今回の序盤乱ペースの主犯。スタート直後から400m10.8でかっ飛ばし、ハナを奪ったのですが、ホームストレッチを過ぎたところで早々に力尽き失速、競走中止。心房細動だったそうです。

 レース終わって丸一日、冷静になって考えました。馬はよく頑張ってると思いますし、(本人)のTwitterもいつも楽しく拝見しているのですが、僕はちょっと苦言を呈したいです。アフリカンゴールドの陣営に。タイトルホルダーが潰れたからうんぬんではなく、シンプルに作戦ミスだと思うからです。こんなペースでハナを奪って3200を逃げ切るのは物理的に無理です。不可能です。タイトルホルダーが逆の立場でも普通に潰れてたと思います。勇気の逃げというより無謀運転でした。
じゃあどうすれば?アフリカンゴールドは逃げて結果を出した馬。自力で足りない以上、ハナを無理にでも取りに行くのは当然?でも流石にあれは通るわけがないです。そもそもアフリカンゴールドは必ずしも逃げないと競馬ができない馬ではないし。上手く出てたら・内枠ならハナを狙うのもありだったと思います。しかし遅いスタート&大外からスプリントばりのダッシュをつける意味とは?同じピンク帽子のレーンは違う判断をしたぞ?タイトルホルダーの離れた番手につけた方がまだ目があるのでは?勝ちに行くってこういうことか?

確かにアフゴパイセンに普通に乗っても、そもそもの地力的に99.9%負けていたと思いますが、あの暴走は99パーを100パー負けにしたうえに、本馬に過負荷をかけて危険にさらし、さらに周りにも不利を与えてしまったダメな乗り方だったと僕は思います。ほんと予後不良の馬が出なくてよかったと思います。アフリカンゴールドが垂れた時に危うくメロディーレーンは落馬しかけましたし、連鎖的に他馬にも不利を与えています。

 (本人)ツイートからして計画的な犯行?でしょうし、制御がつかなかったとかではないと思う。ベストを尽くす、乗り方は自由、ですが、そも戦術として破綻してるし、競馬は他の馬もいることを少し考えてほしかったと思います。

ここは邪推なので話半分に聞いてほしいのですが、Twitterでアイドル的な人気がある馬ですし、正直いわゆるテレビ馬(中継で目立つためにハナを取る馬)的な色気が馬主・陣営にあったのでは?何が何でもハナを取れという指示が出てたとして。勝つというよりそういう思惑もあったのではと思えてならない。

繰り返しますがほんと大事故にならなくてよかったです。陣営はちょっと反省頂いて、宝塚でも元気なアフゴが見れたらなと思います。


以上です。アフゴパイセン、自分のレース!がんばっててえらい!と温かい言葉を贈るのは簡単ですが、何かモヤモヤが残るのできつめに書かせていただきました。まあてかアフゴパイセンは頑張ってると思います。悪いのはいつだって人間様なのだ。そしてバチを被るのは馬。そんなことも思った春天。

そして馬券は猛省。また現地で勝てませんでした。京都8Rでシンシアウィッシュ(昔から買い続けてた馬)に助けてもらいオケラは免れましたが、悔しいですね。収支もまたしっかりマイナス域に落ちたところで、仕切り直して5月頑張りたいです。ここからしばらくG1が続きますからね!


今日のひとこと


②ディープモンスター!
 
お前気性モンスターに戻っとるやないかーい!!


浜中騎手が最初から引っ張りとおしでした。流石にこれは苦しい。2000の内回りで狙いたいですね。








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